日本のミライを明るくする! 園児野生化計画 vol.26
千葉県の保育園で自然遊び。この日は待ち合わせ場所だけ決めて好きな場所を通ってもいいルールでスタートした。
遊びに行く森の中には自分達しかいないので、周りを気にせず思う存分好きなことが出来る。そんな自由を想像しただけで子供達はニンマリ顔だ。僕は4クラスの子供達をそれぞれ追いながらこっそり観察をした。
一斉に森の中に消えていった子供達は、クラスごとに思い思いの道を探して森を縦横無尽に走り回り始めた。森の中で解放値マックスの子供達が始めた遊びはこれだ。
ジャングル歩き
ただ道なき道を探して歩き回るジャングル歩き。通常の道が見えると、あえてそこから遠ざかって、茂みの中に消えていった。
どこにいるかを確認するのは、子供達の「おーい!!こっちに道があるぞー!」「はやくこーい!」そんな叫び声をキャッチすると場所がわかる。時々森の木々から見える子供達の雄志がたくましい。
急坂を降りる
なだらかな道では満足できず、道が急であるほど子供達は萌える。ロープを使って下ったり、お尻でズルズル滑り台のように滑ったり、走り降りたりするのが貯まらない様子。時々怖くて泣き出す子供も、仲間に説得されて勇気を振り絞って降りる姿は目頭が熱くなる。
倒木を渡る
最大高さ2mにも及ぶ倒木を、下からお尻を引きずりながら登る。“俺はこんなことができるぜ!”オーラを放つ男の子は、血気盛んに二足歩行で倒木を歩ききろうと挑戦。見事に落っこちて、落ち葉の山に沈んでいく。失敗を繰り返しながらも恐怖を戦う姿はかっこいい。
僕が関わったのはスタートだけ。あとは子供達が自分たちの想像力を120%発揮して遊びをつくっていく。時には見守るだけが面白いんです。皆さんも、仕掛け人として子供達と関わってみてはいかがだろうか?