ペンキ用のブリキ缶を重ねて燃焼効率をアップ!
このティン・ストーブは、千葉県鴨川市でパドルスポーツ専門店「セタス」を営むパドラー笠原さんが自作したもの。
「カヤックの荷室に入れておくのに、ちょうどいい大きさなんですよね」
そういって庭の小枝をブリキ(ティン)缶ストーブに入れていく。丸めた新聞紙に火をつけると、勢いよく燃えはじめた。パチパチパチ! うわっ。こんなふうに空気を取り込む音は、 いままで聞いたことがないぞ。
「古くからのお客さんが作ったのを見て、真似させてもらったんです(笑)。ペンキ缶の底と側面に穴を開けて、蓋を折り曲げただけなんです。あと、燃やすと錆びるから、塗料を塗ったくらい。ほら、しっかりと枝が燃えきるでしょう? 離島などにも持っていけるし、燃料は小枝や松ぼっくりで十分。タダです!」