また、宿前の通りは7月に行われる「博多祇園山笠」(ユネスコ無形文化遺産)の山笠が通る道なのだとか。「2階の通りに面した窓前は、クッションなどを置いてゆっくりできる共有スペースにして、みんなで窓から山笠を見られるようにってデザインしたんです♪」説明するわーちゃんの瞳には、宿がオープンしゲストが宿泊している様子が見えているかのよう。コチラもつられて完成後の数ヵ月後の未来へ思わず脳内トリップをしてしまった(笑)。
私がお邪魔した日は、洗面台を作る日だった。DIYにてんで疎い私と、もう一人のお手伝いさん。台の脚を切りそろえるだけで四苦八苦・・・役に立ってるんだろうかという一抹の不安。そんな私たちに「上手くできなくてもいいんです。宿を作るのに自分も参加したっていうコトが大事なんですよ」と、オーナー・じゃけんさんコト吉澤寿康さんが声をかけてくれ、肩の力がスッと抜けていったのだった。
ところで、このお手伝いに参加するのに「Gakubuchi」には、まだ泊まれない。手伝いたいけど、どこに泊まれば良いのか・・・なんて、心配はご無用! 博多から車で約40分(電車で1時間弱)離れた太宰府に「Gakubuchi」の姉妹店「ゲストハウス阿蘇び心 福岡太宰府店」がある。そこに宿泊してリノベーションのお手伝いをすると、様々な特典が付いてくるのだ。宿から現場までの送迎、夜は宴会ならぬ縁会が開かれる。DIY作業だけでなく、スタッフや他のゲストさんたちと酒を飲み交わす時間は色んな人の想いに触れるコトができて自分の生き方を刺激されるコトまちがいなし!
朝には「Gakubuchi」で出す予定の珈琲も頂ける。そして、観光客がまだいない早朝の太宰府天満宮で朝拝にも参加できるのだ。太宰府に泊まるからこそできる体験。贅沢な朝のスタートだ。