採れる時期
4~5月。タラノキはフキノトウとは異なり木本なので、雪よりも日照時間の影響が大きい。ちなみに、神奈川県鎌倉市の平地では4月20日ごろ、山地では5~6月。福島県裏磐梯の桧ひ原ばら湖周辺では5月末ごろ。暖地より雪国のほうが柔らかい芽が採れる。
間違いやすい植物
【カラスザンショウ】
とげがあり、幼木は似ている。毒はないが食用には不適。
【ヤマウルシ】
新芽を見ると似ているが、幹にとげがない。有毒なので注意しよう。
採るタイミングと採り方のコツ
高い幹の先端についた若芽は、幹を曲げ、芽先だけを摘む。とげでけがをしないよう、ゴム引きの軍手を着けよう。1番芽のあとに2番芽が出るが、採取は2番芽が限度。3番芽を摘むと、木が枯れてしまう。