見分けのポイント
よく似たシダ植物で毒があるものはないので、たとえまちがって食べてしまっても、中毒になる心配はない。新芽は握りこぶしのように葉を丸めている。
また、成葉は先端がとがっていて、裏面には白い毛が薄く生えているため、白っぽく見えるのが特徴。 画像上が表で、下が裏。裏側は白い毛が薄く生えている。
下処理
山菜のなかでもワラビのアクは強く、ビタミンB1を分解する作用があるほか、発がん物質が含まれるといわれる。食べる際には必ずアクを抜くこと。
アク抜きの処理をする際には、重曹(炭酸水素ナトリウム)、あるいは草木を焼いて作った木灰が必要となる。また、ワラビをある程度の長さに切りそろえておくと作業がしやすい。
【手順】
①鍋に入れて布をかぶせ、その上に重曹か木灰をふりかける。重曹や木灰の量はワラビの重さの10~15%。