いよいよ待ちに待った夏本番ということで、キャンプやバーベキューなど、さまざまなアウトドアの予定をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アウトドアで役立つ「すぐでき」レシピをご紹介。
缶詰で作れるメイン、おつまみ、デザートの3つを作っていきます。どれも時短で作れるので、夏キャンプにもおすすめですよ。
メイン「夏野菜のさば味噌トマト煮」のレシピ
材料(3~4人分)
- さば味噌煮缶 1個(180g)
- カットトマト缶 1個(400g)
- ズッキーニ 1本(約180g)
- 黄パプリカ 1個(約200g)
- なす 2本(約230g)
- オリーブオイル 大さじ1
- おろしにんにく 小さじ1
- コンソメキューブ 1個
- 塩コショウ 少々
まずはメイン。さば味噌煮缶、カットトマト缶という2つの缶詰を利用して、いわゆる「ラタトゥイユ」のような煮物を作っていきます。
作り方
ズッキーニ、なすはヘタを取り3cm幅の半月切りにしましょう。今回具材は大きめに切って、ゴロッとボリューミーに仕上げます。
続けて、黄パプリカはヘタを取り、乱切りにしましょう。パプリカは種とワタも食べられるので、そのまま調理するのがおすすめですよ。
クッカーにオリーブオイルを入れて熱したら、野菜とおろしにんにくを加えてしんなりするまで炒めましょう。最初はかさがあって炒めにくいので、底から混ぜ合わせていきましょう。
また、大きめで深さのあるフライパンがある場合は、そちらで調理するのもおすすめです。
野菜がしんなりしたらカットトマト缶を加え…。
さらに、さば味噌煮缶の缶汁、コンソメキューブを加えて混ぜましょう。
なお今回は野菜を大きめに切っているため、さばの身を加えて一緒に混ぜると身が潰れてしまいます。そのため、調味料がよく混ざってから後乗せで煮込んでいきます。
煮立たせたらフタをして弱火で20分ほど煮込み、塩コショウで味を調えて火から下ろしましょう。
器に盛り付けて完成!黄パプリカの彩りがなんとも夏らしい一品に仕上がりました。
一口食べるとなすとズッキーニはとろじゅわ、黄パプリカは程よくクタッとやわらかく、さばとトマトのうま味、味噌のコクがよく絡みます。
お好みできのこをプラスしたり、粉チーズをトッピングしたりするのもおすすめですよ。
おつまみ「鶏とチーズのオリーブ和え」のレシピ
■材料(2人分)
- 焼き鳥缶詰 1個(75g)
- ベビーチーズ 4個
- 缶つま「ミックスオリーブ」 1個
- 粗びき黒こしょう たっぷり
続いては、晩酌にぴったりなおつまみのレシピ。焼き鳥缶詰、ベビーチーズ、オリーブと、それぞれ単体で食べても美味しいものを和えてしまおうという一品です。
作り方
まずはベビーチーズを1.5cm角に切りましょう。
ボウルに焼き鳥缶詰をタレごと、さらに缶つまオリーブも缶汁ごと加え、ベビーチーズと和えていきます。
シェラカップなどに盛り付け、粗挽き黒こしょうをたっぷりちらして完成。何とここまで3分もかかっていません!
焼き鳥のタレのコク、チーズのまろやかさ、オリーブの程よい塩気が絶妙のバランス。たっぷりかけた粗挽き黒こしょうがアクセントになって、お酒が進むこと間違いなしの味わいです。
焼き鳥は塩味にすればあっさり、ベビーチーズはカマンベール入りにすればちょっぴりリッチに、スモーク味にすればワイルドに…と味変も簡単なので、ぜひいろいろな組み合わせを試してみてください。
デザート「餃子の皮のフルーツピザ」のレシピ
材料(8枚分)
- 餃子の皮(大判) 8枚
- パイン缶詰(朝からフルーツパイン) 1個(固形量100g)
- クリームチーズ 200g
- 無塩バター 適量
★トッピング
- はちみつ 適量
- ミント 適量
最後は餃子の皮で作るフルーツピザ。餃子の皮はより厚みがあって食べごたえのある大判、さらにフルーツは夏らしくパインをチョイス。
あらかじめカットされているタイプの缶詰を利用するので、包丁いらずの簡単レシピです。
作り方
まずは餃子の皮にクリームチーズを塗っていきます。片方の手で皮を押さえてクルクルと回しながら塗って、丸く形を整えましょう。
続けて、クリームチーズの上にパインを乗せましょう。
残りの皮にも同じようにパインを乗せたらフライパンに無塩バターを熱し、ピザを入れて弱火で皮がカリッとするまで焼いていきます。
すべて焼き終えたら盛り付けて、はちみつ、ミントをトッピングして完成。少し緑があると、見た目もより華やかになりますね。
一口かじってみると、バターのおかげで皮はパリッと香ばしく、クリームチーズはほんのりとろ~り。さらに、はちみつとパインのさわやかな甘みが口の中に広がります。
調理はもちろん、アレンジも簡単なので、ぜひお子様と一緒に作ってみてほしい一品です。
缶詰を利用すればアウトドアでもいろいろな料理がすぐでき!
アウトドアで食べる料理はいつにも増しておいしいですが、夏場に屋外で行う調理は意外と体力が奪われるもの。
しかし、缶詰を利用すれば面倒な下ごしらえをショートカットできるので、いろいろな料理を時短で、つまり「すぐでき」で作ることができます。
ぜひ便利な缶詰で、いろいろなキャンプ飯を作ってみてください!