焚き火やランタン、ローソクの灯りをぼーっと眺め、のんびりとリラックス。こんな時間の過ごし方は、キャンプでの楽しみの一つだが、アウトドアブームに乗って、手軽に楽しめるランタンがここ数年ブームとなっている。
ランタンはLED、ガス、オイルなどの種類によって使い勝手がさまざまで、またアンティークなものから、スマートでシンプルなものまで、各社から多様なデザインが発売している。
今回は、数ある中から、おしゃれで癒されるデザインのランタン4つを厳選して紹介する。なお、これらのアイテムは、通販サイト「小学館百貨店」で販売中だ。
(1)Vermont Lanternsのハリケーン型&ミニ
炎が恋しいならおすすめなのが、アメリカのバーモント州で1998年に設立された「バーモントランタン」。
背の高いほうは、いわゆるハリケーンランタン型。ハリケーンランタンは鉄製の重厚なものが多いけれど、これは小型で真鍮製、グローブを覆う保護ワイヤーなどもないシンプルな形なので、390gの軽さに収まっている。
燃料タンクの容量も120mlと少なめだが、燃焼時間は約12時間あるので、キャンプで一晩使うのに問題はない。
背の低いほうは、上部にフードのないランプ型。ワイングラスのような形がいかにも上品で、室内でインテリアとしても使いたくなる。ハンドルは付いていないので、原則としてテーブルなどに置いて使うことになるが、別売りのミニスタンドに載せれば、壁にもかけられる。
パティオミニハリケーンランタン 16,280円(税込)
オイルランプミニ 5.7インチ 5,470円(税込)
オイルランプミニ用スタンド 5,280円(税込)
https://www.pal-shop.jp/item/A55306005.html
(2)ベアボーンズのレイルロードランタンLED
初心者にもおすすめなのが、昔のアメリカの鉄道で使われていたランタンをもとにデザインされた「レイルロードランタンLED」。
ガラス製のホヤはあえて気泡の入ったアンティーク調。そのホヤをスチール製の傘とフレームがガッチリ保護している。電球はエジソン球のようなフィラメント付き。光はガソリンランタンのような暖色系で、遠くから見れば、ほとんど西部劇に出てくる鉄道駅だ。
LEDなので、つまみで簡単に調光ができ、使い勝手がいい点も魅力。災害用としても使える。
レイルロードランタンLED(オリーブドラブとスレートグレーの2色)各12,980円(税込)
https://www.pal-shop.jp/item/A55109008.html
(3)ダウンタウンギアの下町ランタン
東京の下町の職人たちが手がける、手作りの僅少生産品「ダウンタウンギア」のオイルランタン。
昔からよくあるアルミ製のキャンドルランタンに形は似ているが、手に持ってみるとぜんぜん違う。ズシリと重い。
それもそのはず金属部分はオール真鍮製。ホヤとオイルタンクはガラス製。ガラスのオイルタンクによって重心が下にあるから立てたときの安定感がよい。アルミ製のキャンドルランタンはすぐにコロンと倒れてしまうが、これは少々の揺れでは倒れない。
もちろん吊り下げて使うこともできる。各パーツはネジに至るまで分解できるので、掃除が簡単だ。
下町ランタン 22,000円(税込)
https://www.pal-shop.jp/category/IP_001_000_000/A55205009.html
(4)ホーファッツのGravity Candle
ゆらゆらゆれるのに倒れない、太くてどっしりしたキャンドルランタン。
底が丸いので「安定感がないのでは」と思うかもしれないが、底の部分が“起き上がり小法師”のように重いのでゆらゆらと揺れても倒れない。その上、内部のろうそくの受け皿が可動式になっていて、たとえ本体が傾いたとしても、この受け皿は常に上に向くようになっている。
ライターで着火するときは、本体を横に傾けて横から着火できる。逆にろうそくの火を消すときは本体をさかさまにすれば、酸素が遮断されてすぐに消える(さかさにしてもろうそくは上を向くので、ろうそくは落ちてこない)。
ガラスなので扱いには注意が必要だが、ガラスならではの上品さがある。メーカーのホーファッツはドイツのバーベキュー道具ブランドで、スタイリッシュなデザイン性が魅力だ。
Gravity Candle 11,000円
hunger set 5,280円
https://www.pal-shop.jp/item/A55008005.html
暑い夏の夜を、ランタンの炎とともに過ごそう
キャンプの夜は、大切な思い出となる時間。場面に合わせたおしゃれなランタンの、ゆらめく炎も一緒に、記憶の1枚に残しておきたい。