食材・食品配達サービスとして人気が高い「らでぃっしゅぼーや」より世界自然遺産「知床」の森林保全に繋がる鹿肉の加工食品「知床の森を守るエゾ鹿シリーズ」が登場した。公的認証機関「北海道HACCP」の衛生基準を満たした工場による精肉加工によって、知床半島で捕獲されたエゾ鹿が全国規模の宅配サービスで流通するのは初の取り組みとなる。
ジビエは高たんぱくで低カロリー、鉄分も豊富なスーパーフード!
かつて乱獲によって絶滅の危機に瀕したこともあるといわれる知床のエゾ鹿だが、1890年に全面禁猟措置となって以降は増えすぎてしまい、現在様々な獣害が問題となっている。北海道では知床世界自然遺産地域科学委員会がエゾ鹿の個体数を管理する目標を定めて取り組んでいるが、コロナ禍でのジビエ流通量の減少などから出荷数は低迷。目標とする個体数までの到達は難しい状況だという。
「知床の森を守るエゾ鹿シリーズ」は、知床半島で殖えすぎたエゾ鹿を山の恵みとして美味しく味わうために、食べやすい加工品とて発売。第一弾はレトルトタイプのキーマカレーと、野菜と一緒に炒めるだけの味付け調理済みの鹿肉ジンギスカン。さらには、アウトドアシーンでオススメの「山ごはんセット」もある。いずれも赤身肉の旨みがしっかり感じられ、キーマカレーはトマトやスパイスと、ジンギスカンはタレとの相性の良さで、鹿肉が初めての人でも食べやすい味わいだ。
「知床の森を守る エゾ鹿キーマカレー」のレシピ監修は北海道イタリアン「テルツィーナ」のシェフによるもの。「知床の森を守る 山ごはんセット」にはエゾ鹿キーマカレーと、梅酢を活用したらでぃっしゅぼーやオリジナルの「野菜なんでもピクルスの素(もったいない赤梅酢)」がセットになっている。
「知床の森を守る エゾ鹿ジンギスカン」はやわらかいエゾ鹿のモモスライスを味付け調理済みにしており、お好みの野菜と炒めるだけで、赤身のうまみが引き立つ鹿肉ジンギスカンが楽しめる。
鹿肉は牛肉や豚肉と比べて、高たんぱく質(22.6g/100g)で低カロリー(126kcal/100g)。また栄養成分として鉄分が豊富(3.4mg/100g)に含まれるヘルシーな食材としても注目されている。その一方ではジビエ特有のくさみもあるが、今回精肉を手掛ける知床エゾシカファームでは短時間のうちに素早く的確に精肉処理をすることで、くさみを感じさせない。
らでぃっしゅぼーや会員の人は商品カタログより注文できるが、会員以外の人でもこちらのサイトより購入が可能だ。