いま話題!野菜くずの再生栽培「リボーンベジタブル」ってどうやるの?
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • ナチュラルライフ

    2023.08.25

    いま話題!野菜くずの再生栽培「リボーンベジタブル」ってどうやるの?

     

    image

    スーパーで買った野菜のくずを再生栽培! あっという間にご覧のとおり!「面白くて、 病みつきよ」(橋爪ヨウコ・左)「 やったね、 大成功!」(まりんか・右)

    「ゴミ0生活を目指すには、生ゴミを減らすことも重要な課題のひとつ」と清掃団・団長のマシンガンズ・滝沢。今回は野菜くずの再生栽培に挑戦。夏休みの自由研究にぜひ!

    お笑い清掃団のリボベジ・チャレンジ

    清掃団・ハンドメイド部

    こじらせハスキー・橋爪ヨウコ

    サッカー歴27年のスポーツ芸人。ぐんま特使。愛車ハーレーダビッドソンで旅に出かけるバイクYouTube《ようこそ!づめちゃんねる》を定期アップ中。 

    image

    清掃団・自給自足部 まりんか

    サーカスで数年ピエロをやっていた経験を活かし大道芸ネタで人気に。登山やキャンプ、絵画好きで、自給自足暮らしを目指すピン芸人。

    image

    清掃団・団長
    マシンガンズ・滝沢秀一さん

    芸人活動の傍らゴミ収集員としても活動。プロの目でゴミ問題を発信し続け人気に。環境省のSDGs関連の広報大使に就任。著書に「ゴミ清掃員の日常」など多数。

    野菜くずも 立派な食料!

    リボーンベジタブルとはなんぞや

    最近、SNSで話題の再生野菜「リボーンベジタブル(リボベジ)」。ゴミとして捨てがちな野菜の切れ端を利用し、庭やベランダがなくても手軽に楽しめる再生栽培だ。
     
    栽培方法はじつに簡単。用意するのはスーパーで売られている野菜の芯や、普段捨てている根っこの部分。これを水につけたり土に埋めるだけで、びっくりするほどよく育つ。

    「本当に野菜くずが再生できるの?」と半信半疑の本誌編集スタッフ。ならば、「私たちが実証してみましょう!」と、清掃団きっての倹約家〝こじらせハスキー・橋爪ヨウコ〟と、自給自足生活を目指す"まりんか〟がリボベジにチャレンジした。
     
    今回使用したのは、キャベツ、コマツナ、ニンジン、ダイコン、セロリの野菜くず。キャベツとセロリの芯はプランターの土に埋めて観察。コマツナ、ダイコンは水につけて、ある程度葉っぱが伸びてきたらプランターで育成。ニンジンは水耕栽培で葉の部分を育ててみた。

    image

    野菜の芯やへた、根っこの部分を捨てずに再生。どんな野菜が再生可能か種類別に実験してみるのも楽しい。

    すると2日後「葉っぱが出てきた!」 1週間後「ひ~っ! 根っこが生えてる!」とみんなのテンションはMAX!
     
    野菜はほかにもネギやチンゲンサイ、サニーレタスなどが再生可能。その一方で、暗室・殺菌室で育てるカイワレダイコンなどのスプラウト系植物は、衛生面でリボベジには向かないので注意したい。

    「再生栽培のコツは水やり。水耕栽培の場合は毎日水を替えることが重要です。水質が悪くなると野菜が傷んで再生できません。プランター菜園は水が多すぎると根が腐ってしまうので、土が乾燥してきたら適度に水を与えましょう」(滝沢さん)
     
    また野菜くずの再生は基本的に1回のみ。食べられる量が少ないので、収穫ごとに冷凍保存してストックしておくと、料理に使いやすい。
     
    水耕栽培は生長が悪いので、観賞用のキッチンインテリアにしたり、子供と植物の生育を観察したりすると楽しい。

    「リボベジは家計の節約になって、生ゴミも減らせる無駄のないSDGs。何よりも楽しいってことが一番ね」(橋爪ヨウコ)

    「植物の生長を間近で見れて、驚きの連続。夏休みに挑戦してみてください!」(まりんか)

    リボベジ・チャレンジドキュメント

    キャベツ、コマツナ、ニンジン、ダイコン、セロリの野菜くずを育ててみたら、1~2週間で再生! やっぱり植物は、恐るべしです。

    キャベツ

    image

    image

    image

    キャベツで普段捨てている固い芯を、葉の部分を上にして土に埋める(埋める深さは芯の1/3程度)。2~3日は毎日多めに水やりを。

    image

    image

     

    image

    土に埋めて1週間ぐらいで根が出て芯の隙間から葉が生えてくる。あとは土が乾いたら水をまく。2週間もするとご覧のとおり!

    コマツナ

    image

    image

    コマツナの根の部分を水に浸け(2~3日程度)、中心部から新葉が出てきたら、プランターに植え替える。

    image

    植えて1週間ほどで根がつき、立派なコマツナに再生! 古い葉は傷んでくるので取り除く。

    image

    すごい! あっという間に 再生

    ニンジン

    image

    image

    ニンジンのへた部分を水に浸け、日当たりの良い場所で栽培。葉は大きくならないので料理の飾りや観賞用に◎。

    image

    ダイコン

    image

    image

    ダイコンのヘタ部分を水につけて水耕栽培すると、2~3日で新葉が生育。土に植えると葉の生長も向上。

    image

    セロリ

    image

    セロリの根の部分を土に植えると1週間ほどで新葉が生長。気象や水分条件が良いと約2週間で根がつき再生。

    image

    野菜くずでスローフード

    リボベジ・ストック

    image

    収穫した野菜を塩で漬けておにぎりの具材に。

    image

    リボベジで栽培した野菜を収穫したら細かく刻んで冷凍庫で保管。量が増えたら料理の具材として利用すると便利。

    リボベジ以外の野菜くずの利用方法

    栄養満点! 野菜くずスープ

    image

    植物の根や芯などは栄養価が高いので捨てずに利用。色々な種類の野菜くずをスープにしてミキサーで攪拌しポタージュに。

    image

    ※構成/松浦裕子 撮影/茶山 浩

    (BE-PAL 2023年8月号より)

    NEW ARTICLES

    『 ナチュラルライフ 』新着編集部記事

    ゲストハウスが舞台の心優しい群像劇。映画『ココでのはなし』のこささりょうま監督に直撃!

    2024.11.15

    「レモングラス」を自家栽培してみた!収穫と越冬準備、使い方、香りを活かす保存法も

    2024.11.03

    ナポリピッツァの伝道師、サルバトーレ・クオモ氏が取り組む新プロジェクトの中身とは

    2024.10.28

    具材もつつむ葉っぱも自然からいただいちゃおう!「里山おにぎり」食べてみませんか?

    2024.10.20

    「プリスティン」「ナナミカ」がタッグを組んだ天然繊維100%のフリースとは

    2024.10.18

    自宅の部屋でアウトドア気分を!おしゃれなインテリアやレイアウトを紹介

    2024.10.15

    命を自然界に返す「やさしいノグソのしかた」を教えてください!

    2024.09.26

    リフレッシュ&デトックス! 自分で摘んだ植物で「野草茶」を作ってみませんか?

    2024.09.25