インパクト大のオリーブ柄山岳テント
全国で新製品のフィールド展示会や、秋冬製品の展示会が開催されている。ここで注目を浴びているのが、プリント柄をまとった個性的なデザインのテントたちだ。
山岳用シングルウオールテント「ゼログラム/パピヨンライト フローラルテント」(2名就寝)は、フットプリント付きで最小重量1.30kgという軽さを維持しつつ、繊細なアートワークを実現。
「20デニールのナイロン生地にデジタル印刷技法を用いてプリントしています。デザインの美しさをまとうには、生地の機能性、耐久性、重量が犠牲になってしまうという課題がありましたがシリコン/ポリウレタンコーティングを施すことで克服しました。
展示会では室内なのでわかりづらいと思いますが、屋外ではもっと明るく、鮮やかです」(ゼログラム 藤田美穂さん)
藤田さんによると、昨シーズン、涸沢へ限定ボタニカル柄のダブルウォールテントを持っていったところ、大好評だったとのこと。
今期は、昨シーズンに加え、落ち着いた印象のリーフ柄も追加。同柄のタープも発表した。
ゼログラム/パピヨンライト フローラルテント
(オリーブ柄/リーフ柄)
5万9000円+税
最小重量は1.30kg、サイズ220×130(後方110)×H100cm
*写真はオリーブ柄
【問】UZEN 03-4577-9211 https://www.zerogram.co.jp
室内は明るく、圧迫感はない。あでやかなプリント柄に包まれて元気が出そう
ポールはDAC社のフェザーライトNSL。スリーブは片側を閉じ、もう片側はクリップシステムを採用しており、ひとりでも設営はスムーズ
ゼログラム/ミニマリスト フローラルタープ
(オリーブ柄/リーフ柄)
3万6000円+税
最小重量は433g、サイズ330×270cm。
*写真はリーフ柄
【問】UZEN 03-4577-9211 https://www.zerogram.co.jp
ワンポールの大型シェルターは有効面積も広くて心地いい
ビッグアグネスを扱うケンコー社は、東京・城南島海浜公園で行われた「アウトドア ギア タッチ&トライ」でテントのラインナップを披露。
ひときわ目立っていたのは、白樺模様のワンポールシェルター「ビッグアグネス/ミントサルーン」とワンポールテント「ロイヤルホテル」(6人就寝)だ。
ビッグアグネス/ロイヤルホテル
5万4000円+税
重量4.59kg、305×229×H213cm。キャノピーポールを通すので、ワンポールでも出入りはゆったり。両サイドのウイングを張りだせば、雨が入り込まないで換気できる。
【問】ケンコー社 06-6374-2788 http://www.kenkosya.com
ビッグアグネス/ミントサルーン
6万7000円+税
重量5.78kg、一辺180cmの六角形で343×343×H254cm。ワンポールで支えるが、周囲にサブポールを通すので広々とした印象に。白樺模様には、ビッグアグネスのロゴや太陽など自然をイメージしたイラストが隠れているのもおもしろい。裾を巻き上げてタープのようにも使える。
【問】ケンコー社 06-6374-2788 http://www.kenkosya.com
2ルームテントが前年比200%。インディゴ柄と復刻テントで大幅アップも!?
コールマンの2017秋冬製品展示会では、昨年鮮烈デビューしたインディゴレーベルに2ルームテントが仲間入り。
コールマン ジャパンによると、今シーズンは2ルームテントが絶好調で前年比200%!
中でも、建てやすさと広さを兼ね備えたトンネル2ルームハウスは、注目のデニム柄とすることで販売数の勢いはいっそう増しそうだ。
コールマン/ILトンネル2ルームハウス/LDX(デニム)
8万円+税
重量約16kg、660×330×H200cm。ひさし付きなので雨や強い日差しが入りにくく、快適な空間を確保できる。
【問】コールマン ジャパン 0120-111-957 http://www.coleman.co.jp
コールマン/ビラデルマー リバイバル
12万8000円+税
重量約30kg、260×360×H240cm。アメリカンヴィンテージシリーズに今年の秋から数量限定で登場。1970年代に発売されていたビラデルマーの復刻版で、本体は通気性のいいコットン混紡ポリエステル。ポールはアルミ合金、210DポリエステルOXのルーフフライ、ストームガードシステム、PVCフロアなど、現代の技術で耐候性は増している。
【問】コールマン ジャパン 0120-111-957 http://www.coleman.co.jp
エアベッドを2台置いても、手前にリビングを確保できる。マンションのステューディオ的な使い方ができるのがおもしろい。大きめの縦型メッシュ窓が片側3個装備されており、コットン混紡の本体と相まって、蒸し暑い日も快適にすごせそうだ
◎構成=大森弘恵