今、アウトドア調理器具の人気代表格といえば、メスティン。おうちキャンプの流行も手伝い、ここ数年、『BE-PAL』本誌のベストバイ・ランキングでも常連です。メスティンはご飯を炊くだけの調理器具だと思ったら大間違い。アイデア次第で、いかようにも使えるすぐれもの。そんなメスティンの用途、選び方、BE-PAL.NETに掲載されたおすすめメスティンをまとめました。
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ご飯を炊くだけじゃない!万能メスティンでできること
学生時代運動経験ゼロ・病気で精神病院に入院するも筋トレとお料理で立ち直り、現在は料理研究家・パーソナルトレーナーとして活動中。企業やメディアへのレシピ提供を行う傍ら、ボディメイクコンテストにも出場。父方の実家は港町、母方の実家は山に囲まれていて、幼少期には海や山道を走り回っていた。自然の中で本を読むのが趣味だが、最近は料理研究家活動が忙しく、1人でキャンプ飯を作って気を紛らわしている。
キャンプや登山などのアウトドアに便利な「メスティン」。さまざまな調理に利用できる万能クッカーで、ひとつは持っておきたいキャンプアイテムです。基本的には炊飯するための道具ですが、他にはどんなことができるのでしょうか?ここでは4つの使い方をご紹介します。
【1】炊く
最もスタンダードな使い方は炊飯。料理が苦手な方でもポイントを押さえれば、簡単においしいごはんを炊くことができます。
【2】焼く
アウトドアで「焼く」と言えばBBQを連想しがちですが、じつはメスティンも「焼く」調理に利用することができます。ただし、素材の性質上焦げやすいので油を多めに使い、火加減は弱火~中火で手早く調理するのがおすすめ。
【3】蒸す
メスティンは「蒸す」調理にも便利ですが、蒸すためには本体とは別にパーツが必要になります。
それが写真のようなメスティン用の網。本体にこの網をセットして水を入れ、食材を加えて加熱すれば、中華まんや焼売、餃子などといったさまざまな蒸し料理を作ることができます。網は100円ショップなどでも購入できますが、メスティンのサイズに合ったものを選ぶようにしましょう。
【4】煮る
熱伝導性に優れたメスティンは、「煮る」調理にも大活躍。あらかじめ自宅で材料を切っておけば、調味料と一緒に煮込むだけでキャンプや登山でもおいしい煮物を作ることができます。コンソメや鶏ガラスープの素、トマト缶に鍋キューブなど、味変しやすいのも煮物料理の嬉しいポイントですね。
▼参考記事
メスティンの使い方とは?下準備・炊飯・お手入れ方法を徹底解説
メスティンの選び方
【1】必要な容量で選ぶ
夫婦でデイキャンプをメインに外遊びを楽しんでいるフリーライター。茨城県在住。趣味は旅行やアウトドア、カメラ、バイク、手作りギア作り。持っている道具やその場にあるもので外遊びを楽しむ方法を模索中。はじめて買ったキャンプギア「チェアワン」がお気に入り。もっとアウトドアを楽しみたい!という人が「いいかも!」と思えるような情報を発信していきます。
メスティンには、1合炊き用の小さいサイズから、3合以上炊飯できる大きなサイズまで、さまざまな大きさがあります。1合の炊飯をするのであれば、1.5~2合程度炊飯できるレギュラーサイズのメスティンがおすすめ。実際、市販されているレギュラーサイズのメスティンの多くが750~850ml程度の容量であり、1.5~2合までの炊飯に対応しています。
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メスティンで1合の炊飯をするには?基本の手順をマスターしよう
【2】加工の有無をチェック
学生時代運動経験ゼロ・病気で精神病院に入院するも筋トレとお料理で立ち直り、現在は料理研究家・パーソナルトレーナーとして活動中。企業やメディアへのレシピ提供を行う傍ら、ボディメイクコンテストにも出場。父方の実家は港町、母方の実家は山に囲まれていて、幼少期には海や山道を走り回っていた。自然の中で本を読むのが趣味だが、最近は料理研究家活動が忙しく、1人でキャンプ飯を作って気を紛らわしている。
メーカーによっては最初からアルマイト加工という、酸化皮膜の加工がされているメスティンも販売されています。加工によって焦げや酸化、アルミ臭も抑えられているので、おすすめ。また、アルマイト加工されていないメスティンは、表面に膜を作りコーティングをするシーズニングをおすすめします。シーズニングすすることで、焦げや黒ずみを防いだり、独特のアルミ臭を和らげてくれたりと、いろいろなメリットがあります。
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メスティンの使い方とは?下準備・炊飯・お手入れ方法を徹底解説
【3】内側に目盛りがあると嬉しい
学生時代運動経験ゼロ・病気で精神病院に入院するも筋トレとお料理で立ち直り、現在は料理研究家・パーソナルトレーナーとして活動中。企業やメディアへのレシピ提供を行う傍ら、ボディメイクコンテストにも出場。父方の実家は港町、母方の実家は山に囲まれていて、幼少期には海や山道を走り回っていた。自然の中で本を読むのが趣味だが、最近は料理研究家活動が忙しく、1人でキャンプ飯を作って気を紛らわしている。
メスティンを買うときに、気にしたいのが、内側の目盛り。例えば、写真のメスティンは、本体内側に「米」と「水」、つまり炊飯用の目盛りがついているんです。この目盛りに合わせてお米と水を入れて炊けば、メスティン初心者でもおいしいごはんを炊くことができるので、とても便利な機能です。
▼参考記事
メスティンはダイソーより”スリコ”!? 高級感もあり初心者におすすめ
アウトドアプロがおすすめするメスティン2選
アウトドアギアに精通しており、本誌通販担当でもある。神奈川県・三崎町で飲食店『雀家』を営む。
角型飯盒といえばやっぱりメスティン。基本は高い熱伝導を誇るアルミ製がおすすめです。最近は、焦げ付きをカバーするためにコーティングされたタイプも発売されています。
トランギア
メスティン TR-210
炊飯目安は約1.8合。携行性を考え薄いアルミを使用しているため、過度な強火は避けよう。小物入れにも便利。
問い合わせ先:イワタニ・プリムス 03-3555-5605
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ホットサンドメーカーとメスティンはどう選ぶ?料理成功の秘訣は?初心者が聞いてみた
イムコ
マーブルコートブラックメスティン
厚さ1.5㎜の強化アルミにマーブルコートが施され、焦げ付きにくく頑丈。保温性も高くご飯が冷めにくい。
問い合わせ先:アングル
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ダイソーのおすすめメスティンと拡張アイテム
メスティンはサイズ展開あり
元製薬企業研究職・農家生まれの自然を愛するサイエンスライター。独立後、自然豊かな千葉県外房・海岸エリアに移住し、週1~2回ソロキャンプにでかける日々。多くの人が気軽にキャンプを始められるように、初心者向け記事の執筆やイベントの企画などを行っています。千葉には山がないので登山できないのが最近の悩み。
ダイソーのメスティンは様々なサイズが展開されており、写真で紹介しているものは3種類です。
メスティン 1合(550円)
メスティン 1.5合 フッ素加工(1100円)
メスティン 3合(1100円)
ダイソーのメスティン最大の魅力は白米がとびきり美味しく炊けること。素材であるアルミの熱伝導率の高さとフタの密封度の高さが、白米本来の美味しさを存分にひきだします。バーベキューやカレーなどのキャンプ飯には白いごはんが欲しくなるもの。キャンプで美味しく白飯が炊ければその場も盛り上がります。
そして、メスティンのもう1つの魅力は、炊飯以外にも様々な調理に使えることです。
例えば、鍋として使うこと。メスティン3合であれば、その四角い形状も手伝って袋ラーメンが割らずに入ります。
キャンプで食べるラーメンも白米と同じぐらい捨てがたいものです。
他にもフライパン代わりに炒めものもできますし、別売りの蒸し網(ダイソーにて販売)を使えば肉まんも蒸せます。
これだけ多機能なギアが550~1100円で手に入るのは破格で、何かと出費の多い初心者キャンパーには本当にオススメです。
▼参考記事
初心者はまずコレを買っておけ!進化を遂げた主役級100均ギア5選
メスティンをより使いやすくする拡張アイテム
ライターとして活動中。ギアの優れた機能美に惹かれてすっかりアウトドアに夢中に。キャンプでも日常でも活かせるアウトドア用品の使い方を日々模索しています。
ダイソーでメスティンを買うなら、より使いやすくする拡張アイテムをダイソーで探すのがおすすめです。ダイソーのメスティンの購入を考えている方は、ぜひご参考ください。
【1】メスティン折り
ダイソーのメスティンは軽くて頑丈なアルミで作られています。そのおかげで初心者でも扱いやすいのがメリットですが、一方で加熱時に食材がこげつきやすいというデメリットが。そんなお悩みを解消してくれるのが、メスティン折りです。価格は10枚入りで110円、サイズは1.5合向けとなっています。
メスティン折りとは、1枚のクッキングシートがメスティンにフィットするよう折りたたまれたものです。使い方はメスティン折りを1枚だけ取り出して、折り目に従いながら展開し、そのままメスティンにはめこむだけ。
こうすると、メスティンと食材の間にクッキングシートがはさまるので、火にかけても材料がこびりつかないわけです。メスティン本体に食材や調味料が触れないので、後片付けが簡単になるのも嬉しいポイント。
メスティンのこびりつきは落としにくいだけでなく、本体を傷つけて劣化させる原因にもなります。それを防止するメスティン折りは、ダイソーのメスティンをなるべく長く使いたいなら、ぜひ愛用したいアイテムといえるでしょう。
【2】メスティン専用網
メスティンは煮る、焼く、揚げるといった基本的な加熱調理をすべておこなえる万能調理器具です。ダイソーのメスティン専用網は、そんなメスティンにさらに蒸す機能を外付けできる優れものとなります。
現在は1合用、1.5合、3合用の3種類が販売中。1合用は110円、1.5合は220円、3合用は330円とサイズによって値段が変わります。
使い方はとてもシンプル。メスティンの内部に網を敷き、お水を少々加えるだけで準備完了です。あとは網の上にお好みの食材を並べて、ふたをしてから火にかければ即席蒸し器の完成。蒸し野菜や肉まんも手軽に作れちゃいます。
メスティンの底に燻製用のチップを敷けば燻製器としても使えるなど、調理の幅を広げたい人にうってつけのアイテムです。ちなみに、先ほどご紹介したメスティン折りを網の上に敷けば、くっつきを予防できるのでお試しあれ。
▼参考記事
ダイソーでメスティンを買うならこれも買い!メスティンの拡張アイテム3選
メスティン+αのおすすめクッキングツール
キャンプで本格的な蒸し料理ができる、ありそうでなかった「メスティンせいろ」
今や、たいていの料理がアウトドアでも楽しめるが、蒸し料理となるとハードルが高く思える。そうした中、アウトドアでも手軽に本格的な蒸し料理を作れる「メスティンせいろ」が、食卓を中心に暮らしを総合演出するブランド「食演生活」からリリースされました。
料理の温め直しにも便利
伝統工芸品である曲げわっぱは円筒形が一般的だが、「メスティンせいろ」は四角形。使い方は、 せいろに食材をセットし、専用メスティンに水を入れたら、火にかけて蒸気で一気に蒸しあげるだけ。
しゅうまいや蒸し野菜の調理はもちろん、電子レンジ代わりに料理を温め直すことにも活用できる。電子レンジやフライパンでは味わえない、天然木ならではの香りを楽しめるのもポイントだ。
コンパクトな1段タイプ、2品同時に調理できる2段タイプ、専用メスティンが揃う。
▼参考記事
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メスティンを使っておいしいキャンプ飯を作ろう
言わずと知れたキャンプで役立つ万能調理器具のメスティン。ひとつあれば、ご飯を炊くだけでなく、焼いたり、蒸したりいろいろな調理が可能です。アウトドアプロがおすすめする名品をおさえて、おいしいキャンプ飯づくりにチャレンジしましょう!