キャンプ場で作る炊きたてのご飯は、家で食べるよりも格別に美味しく感じますよね。
しかし、焚き火やガスバーナーで炊くと火加減が難しく、失敗してしまうことも。焦がしてしまうとメスティンや飯盒の鍋底にこびりついてしまい、洗うのが非常に面倒に感じます。
簡単にご飯を用意するならレトルトご飯やアルファー米もいいですが、もっとコスパよく手軽に炊けるものはないかと筆者が探していたところ、見つけたのがダイソーの「炊飯袋」です。
画期的なアイテムですが、本当に美味しく炊けるかどうかを検証します。
ダイソーの炊飯袋とは?
ダイソーの炊飯袋は、不織布の袋にお米を入れて湯煎するだけで簡単にご飯が炊けるアイテムです。
レトルトのような手軽さでふっくらとしたご飯が仕上がるため、キャンプでも失敗なくご飯を炊けると話題に。
炊飯袋は1袋に10枚入っていて、お得感があります。一袋で茶碗一杯分(1/2合)、あるいはどんぶり一杯分(2/3合)なので、友達や家族と使っても人数分のお米を炊くことが可能です。
水とお鍋と火さえあれば美味しいご飯が炊けるので、キャンプはもちろん、防災用のリュックに入れておくのもいいかもしれません。
ダイソーの炊飯袋でお米を炊く方法
まずはダイソーの炊飯袋を使った基本の炊き方をご紹介します。
準備するもの
- 白米
- 計量カップ
- 炊飯袋
- お湯を沸かす鍋
- 水
白米は、計量カップでお好みの量に調節してください。茶碗1杯分であれば1/2合(約75g)、どんぶり1杯は2/3合(約100g)です。
お湯を沸かす鍋は、メスティンやお好きなクッカーを用意してください。また、ガスコンロとガス缶など、お手持ちの火元も準備しておきましょう。
手順
1.お米を炊飯袋に入れ、袋の口を裏返して閉じます。無洗米以外はお米を研いでから入れてください。20~30分浸水するとおいしくなるのでおすすめです。
2.容器にお湯を入れて火にかけます。
3.お湯が沸騰したらお米が入った炊飯袋を入れ、15~20分待ちます。
4.15~20分待ったら火を止めて、残ったお湯は捨てます。
5.蓋をして15分~20分蒸らして完成です。
ダイソーの炊飯袋で炊いたお米は本当に美味しいのか
実際のところ、炊飯袋で炊いたお米は本当に美味しいのでしょうか。
今回は災害時などを想定して、湯煎用のアルミ鍋を使いながらチャレンジしてみました。
準備するもの
- 白米1/2合
- 炊飯袋
- アルミ鍋
- 水
- バーナーパッド
今回はシングルバーナーを使用してお湯を沸かします。アルミ鍋は、100円ショップのワッツで購入したもの。使用時は五徳の上だと不安定なので、バーナーパッドがあると安心です。
実際に炊いてみた
1.お米を炊飯袋に入れて、袋の口を裏返して閉じます。
今回は無洗米を使用しているので、お米は研がずにそのまま入れました。お米を炊飯袋に入れた状態で20~30分浸水させます。
2.アルミ鍋に水を入れて火にかけます。
火加減は強めの中火にしたところ、お湯が沸騰するまで5分以上かかりました。
3.お湯が沸騰したらお米が入った炊飯袋を入れ、15~20分待ちます。
水の量は決まっていませんが、たっぷり入れたほうがふっくら炊きあがります。目安としては炊飯袋の中のお米全体が、しっかり浸る高さまで入れてください。
4.15~20分待ったら火を止めて、残ったお湯は捨てます。
この時点で、アルミ鍋に入れたお湯はほとんど残っておらず、炊飯袋はパンパンに膨らんでいました。すでに炊き立てご飯の良い香りがします。
5.蓋をして15分~20分蒸らします。
ちょうどいい蓋がなかったので、同じ大きさのアルミ鍋を蓋にしてかぶせました。
仕上がりは…
火を止める時にはほとんど水分がなかったので心配でしたが、しっかり炊けていました。
おこげまであり、メスティンや飯盒で炊いた時のような香ばしさも!大満足の仕上がりです。
今回は1/2合で20分火にかけましたが、少し焦げたので17分程度でもよさそう。1/2合以上の場合はたっぷりのお湯で湯煎することをおすすめします。
気になる味わいは、ふっくらした食感で美味しく出来上がっていました。炊飯器で炊いたものと遜色ありません!
炊飯袋を使うならホイル鍋が最強!
炊飯袋を使って、しっかり美味しいお米を炊くことができました。
防災用として使いたい場合は、今回ご紹介したアルミ鍋セットを常備しておくことをおすすめします。また、洗い物や荷物をどうしても減らしたい時にもいいかもしれません。
いざという時にあると便利な炊飯袋。次のキャンプでぜひ試してみてくださいね。
今回紹介した商品はこちら
ダイソー 炊飯袋
価格:110円(税込)
材質:不織布(ポリプロピレン、ポリエチレン、PET)
サイズ:15×0.04×11cm
内容量:10枚