ロゴスは「海辺5メートルから標高800メートル」 をブランドポリシーに掲げている、アウトドア用品の総合ブランドです。その意味は、LOGOSのアイテムはすべて、このエリア内で使えるというもの。
自宅でのベランピングやBBQで活躍する商品、ファミリーキャンプ向けの商品など、多彩なラインナップが特徴です!
今回はその中から、「Tradcanvas VポールTepee400」を紹介します。形状は一般的なティピーテントなのですが、室内空間を広く使用できる工夫がされています。
CONTENTS
「Tradcanvas VポールTepee400」の魅力5つ
実際に使ってわかった「Tradcanvas VポールTepee400(以下、VポールTepee)」の魅力をお伝えします。
(1)室内空間を広く使える
「VポールTepee」は、室内空間を広く使えるテントです。そのワケはV字型のポールにあります。
一般的なティピーテント(※アメリカの先住民が使用していた「ティピー」が元となる円錐型のテント)は、室内空間の中央に1本のポールを建てて設営します。その場合、室内のポールが邪魔になってしまうのが難点。
一方、「VポールTepee」はV字型のポールがテントの外側にくる構造。中央部分がデッドスペースとならず、広々とした空間の使用ができます。
ちょっとした構造の差ですが、テントの真ん中で就寝したり、くつろいだりできるのは大きなメリットでしょう。
「VポールTepee」のフロア部分のサイズは横400×縦345cm。筆者が実際に使用してみた感覚ですが、大人3人がゆったりと就寝できます。
ファミリーで使用した場合、お父さんお母さん、小学生くらいの子ども2人の4人家族ならば、ゆとりを持って使用できるでしょう。
(2)前室にちょっとした荷物が収納できる
一般的なワンポールテントは、フライシートと1本のポールで自立するため、前室がありません。
そのため、雨天の日には居住性が悪くなってしまうのがデメリット。テント以外にもタープを用意しなければ、靴や椅子、机などの置き場に困ることがあります。
一方で「VポールTepee」は、フライシートのほかにインナーテントが付属しているダブルウォールテントです。
設営すると、インナーテントとフライシートの間には、小スペースの前室ができます。靴などを置くことはもちろん、小さめのクーラーボックス程度ならば収納できます。
ただし、前室は椅子を置いてくつろげるほどの広さがあるわけではありません。雨天の際にリビングスペースがほしいならば、一般的なワンポールテントと同様に、タープとの併用がおすすめです。
(3)フライシートだけでも使用ができる
「VポールTepee」はインナーテントを使用せず、フライシートとVポールのみでの設営もできます。
フライシート単独で設営した場合は、タープのように使用が可能。床面が地面になるため、使用用途が広がります!
椅子を直接入れて、くつろぎスペースとして活用ができるのはもちろんのこと、コットを入れて、開放的なタープ泊をするのにもぴったりです。
(4)フルオープンにすれば通気性が抜群
「VポールTepee」は前後に出入り口があります。
広めの出入口なので、フルオープンにすれば通気性が抜群。さらに、上部には2カ所のベンチレーター(換気用の窓)もあり、室内にこもったあたたかい空気を排出してくれます。
晴天の日にはフルオープンにして使用するのがおすすめです!通気性を確保すると同時に、開放感も味わえますよ。
(5)全面にマッドスカートがついている
「VポールTepee」は、あらゆる環境で快適に使用できるテントです。そのわけは、テント下部の全面にマッドスカートが装備されているから。
マッドスカートは横殴りの雨や、激しい雨が降った際に跳ね上がる泥などの浸入を軽減します。
また、寒い時期には、冷たい外気の浸入を防いでくれます。雨天の日や冬キャンプでも安心して使用できるのです。
「Tradcanvas VポールTepee400」の設営方法
ここからは使い方をイメージしやすいよう、設営方法をお伝えします。
「VポールTepee」は、1人で設営するのが難しいテントです。1人だと、Vポールを立ち上げるのと、フライシートを立ち上げる工程がスムーズにできないからです。
したがって、設営は2人以上で行うようにしましょう。
(1)Vポールを組み立てる
まずはV字型のVポールを組み立てます。
Vポールは3つのパーツに分かれています。ひとつは頂点になるジョイントパーツ。残りのふたつはストレートな形状の脚パーツです。
2つの脚パーツを組み立てて、2本のポールにし、ジョイントパーツの左右に連結すれば組み立ては完成です。
(2)インナーテントを地面に固定する
できるだけフラットな場所にインナーテントを広げ、角の6カ所にあるループをペグダウンして地面に固定しましょう。
その際に、ひとつコツがあります。それは、対角線を順番にペグダウンすることで、テントが美しく張れるというもの。
ちなみに、このコツは「VポールTepee400」に限らず、ほぼ全てのティピーテントに応用できるので試してみてください。
(3)Vポールとインナーテントを連結する
Vポールを逆さV字にし、ポールの内側にある金具に、インナーテントの頂点のフックを引っかけます。
次にVポールの左右の脚を1人ずつ持って、2人で一緒にVポールを立ち上げます。
Vポールとともにインナーテントの先端が持ち上がったら、それぞれの脚の内側へ、インナーテントの左右に付いている金色のピンを差し込みます。
ピンを差し込んでテントが自立したら、インナーテントに付いている4箇所のフックをVポールへと引っかけましょう。
(4)フライシートをかける
フライシートの左右を2人で持ち、インナーテントの側面から被せましょう。
フライシートの頂点部分と、Vポールの頂点部分が重なるまで被せたら、フライシート左右にあるフックを金色のDリング(※Vポールの脚の左右にあります)に引っかけます。
次にフライシートの内側にある4か所のベルクロを、ポールに固定しましょう。
(5)フライシートを地面にペグダウンして設営完了
フライシートの端にある6カ所のループをペグダウンし、さらにフライシートの中間部分からのびているガイロープも、6カ所ペグダウンしましょう。
ガイロープの自在金具を閉め、たるみが無いようにテントがピンと張れば設営完了です。
構造上ペグを打つ箇所は多いですが、一方でポールが少ないため、慣れれば簡単に設営できますよ!
「Tradcanvas VポールTepee400」はティピーテントの入門におすすめ
「VポールTepee400」はVポールを採用することで、同サイズのティピーテントと比べて室内空間を広く使えます。
また、ティピー型には珍しく、インナーテントが付属しているダブルウォールテントです。そのため、屋外の環境から隔てたところに寝室が確保できます。
「地面の上にコットを設置して寝る」「地面にシートを敷いて寝る」といった、ティピーテントでは定番の就寝方法に抵抗がある人もいるはず。「VポールTepee400」は、そんな寝方に慣れていないユーザーにもおすすめです!
ソロからファミリーまで使える、小型のティピーテントをお探しの際は、ぜひチェックしてみてくださいね。
今回紹介した商品はこちら
Tradcanvas VポールTepee400-BA
総重量:(約)10.3kg
収納サイズ:(約)縦25×横70×高さ25cm
耐水圧:[フライシート]2000mm[フロアシート]3000mm
主素材:[フレーム]スチール、[フライシート]難燃性バルキーポリ、[インナーシート]ポリタフタ、[フロアシート]ポリオックス、[メッシュ]ポリエステル
価格:59,800円(税込)