今回は、BE-PAL.NETで過去に紹介したキャンプ飯の中から、秋の味覚をたっぷり使ったレシピを厳選して紹介します。
きのこや栗を贅沢に使った炊き込みごはんや、秋野菜の美味しさを詰め込んだ鍋、さつまいもで作るスイーツなど、幅広くピックアップしました。
過ごしやすい気候が魅力の秋キャンプで、ゆっくり料理をしてみてはいかがですか?
CONTENTS
秋の味覚を使った炊き込みごはん4選
秋の味覚は、炊き込みごはんにぴったり!具材を混ぜて炊くだけのレシピは、アウトドアでも作りやすい料理のひとつです。
秋鮭、きのこ、ぎんなん、栗などの食材を使って、大人数でもOKな炊き込みごはんを作っていきましょう。
秋の味覚たっぷりの炊き込みごはんレシピ
さんまの炊き込みごはん
秋の味覚の代表「さんま」の炊き込みごはん。と言っても生のものは下ごしらえが大変なので、キャンプでは蒲焼の缶詰を利用しましょう。
調味料はシンプルに、すだちを添えて彩りも鮮やかに仕上げます。
材料(2人分)
- 無洗米 1合
- 水 220ml
- さんまの蒲焼缶詰 1個(100g)
- えのき 約50g
- にんじん 1/3本(約40g)
- 和風顆粒だし 小さじ1
- すだち 1個
- 刻みネギ 適量
作り方
【1】米の吸水から行います。30分以上待ちましょう。
【2】吸水の間に他の食材の下ごしらえをします。まずはえのきの根元を切り落とし、3等分に切ってほぐしましょう。
【3】にんじんは縦に薄切りにして、さらに千切りにします。
米とさんまの身、さらに具材がしっかり絡むような食材の切り方にしてみました。
【4】吸水が終わったところで、メスティンに和風の顆粒だしを加えて混ぜます。
【5】さらに、えのき、にんじん、さんまの蒲焼缶詰をタレごと詰め込んでいきましょう。
なお、仕上げに混ぜるので、詰め方はざっくりで大丈夫です。
【6】メスティンにフタをしたら、弱火で10~15分ほど加熱します。
【7】音が聞こえてきたところで火を止め、タオルに包んで15~20分蒸らしましょう。
【8】フタを開けたら大きく混ぜて、具材と米をなじませます。
【9】食卓に出したら刻みネギをちらし、半分に切ったすだちを添えて完成!
さんまとにんじん、さらに刻みネギとすだちのおかげで、より実りの秋を感じられる見た目になりました。
一口頬張ると、さんまの蒲焼のタレのコク、えのきとにんじんの風味が絡んだ米はふっくらと優しい甘み。
さんまの身にすだちを絞って食べると、まるで缶詰とは思えない本格的な味わいで、見た目も食べごたえも秋気分が楽しめる炊き込みごはんに仕上がりました。
▼参考記事
秋鮭ときのこの炊き込みごはん
ご紹介する秋鮭を使った炊き込みごはんのレシピは、めんつゆ一つで味付けが完成するので、初心者の方でも簡単に季節感あるキャンプ飯を作ることができます。
秋鮭ときのこをたっぷり使って、家族みんなで美味しく食べられる炊き込みごはんを作っていきましょう。
材料(3~4人前)
- 秋鮭(生) 2切れ
- 舞茸 1パック
- 生姜 1片
- 米 2合
<調味料>
- 水 380cc
- めんつゆ 大さじ3
- 塩 少々
<トッピング>
- 青ネギ お好み
- 白いりごま お好み
作り方
【1】舞茸は手で裂き、生姜は皮をむいて千切りにします。
【2】米を研いで水気を切り、鍋に入れます。
【3】調味料の水、めんつゆ、塩を入れます。夏場は30分、冬場は90分を目安に米を浸水させます。
【4】舞茸、生姜を入れ、鮭を上に置きます。
【5】鍋を火にかけます。はじめは強火で加熱し、全体が沸騰したら蓋をしてごく弱火で10~12分加熱します。
【6】時間がたったら蓋を開け、米が柔らかくなっているか確認をします。
【7】鮭の皮と骨を取り除き、身をほぐします。
【8】全体をよく混ぜて、再び蓋をして10分ほど蒸らし時間を置きます。
【9】器に盛り付け、お好みでごまやネギを飾って完成です。
秋の味覚をたっぷり味わえる炊き込みごはんです。めんつゆ一つで味付けをしたとは思えないほど、鮭ときのこの旨みがしっかり感じられますよ。
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ぎんなんとミックスナッツの炊き込みごはん
秋になると作りたくなる料理、炊き込みごはん。新米にきのこや栗、さつまいもなどを入れて炊き込んだごはんは、実り多き秋ならではの贅沢です。
定番のきのこや栗を使った炊き込みごはんでも十分ですが、ここではアウトドアっぽく、木の実をぜいたくに使って炊き込みごはんを作っていきます。ぎんなん×ミックスナッツという素材の美味しさを活かすため、味付けはシンプルに塩のみで。
ぎんなんのもちもちっとした食感と香り、アーモンドの歯ごたえ、くるみのコク、カシューナッツの甘みと、さまざまな食感や味が楽しめる炊き込みごはんに仕上がります。
材料(2~3人分)
- 米 2合
- ぎんなん 20粒ほど
- アーモンド 10粒ほど
- くるみ 10粒ほど
- カシューナッツ 10粒ほど
- 塩 小さじ2弱
- 酒(あれば) 大さじ1/2
- 水 適量
- すだちなど(あれば)
下準備
米を研ぎ、30分ほど浸水しておきます。
【1】薄皮を剥いたぎんなんを包丁で半分にカットします。
【2】鍋に浸水しておいた米と分量の塩を入れ混ぜ合わせます。この時、塩はしっかりと溶かします。
【3】塩がしっかり溶けたら、ミックスナッツ、ぎんなんを上に広げます。
【4】蓋をして火をつけ、沸騰するまで中火で炊いていきます。
【5】鍋の蓋がコトコトしてきたら火を弱火にし、さらに10分炊きます。
【6】10分経ったら火を止め、そのまま10分ほど蒸らします。
酒を入れる場合は、炊き上がった時に蓋を開けて全体に振りかけてさっくりと混ぜ合わせてから蒸らします。
【7】蓋を開け、底から空気を入れるように混ぜ合わせたらできあがりです。
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栗おこわ
秋の味覚のひとつである「栗」。栗拾いが楽しめるキャンプ場で、採れたての栗をキャンプ飯の食材として楽しむ方も多いのではないでしょうか?ホクホクの栗が味わえる簡単おこわレシピをご紹介します。季節を感じる食材をたっぷり詰め込んでいきます。
材料(4人前)
- 生栗 3〜5個
- さつまいも 小1本
- 白米 1合
- もち米 1合
- ごま塩 適量
作り方
【1】さつまいもは角切りにして、水にさらします。栗は皮をむいて水にさらします。
【2】白米ともち米を合わせて研ぎ、2合分の水を鍋に入れて、さつまいも、栗を上にのせます。この状態で1時間ほど米に吸水させます。
【3】蓋をして加熱し、沸騰したら火力を弱火にして、12分そのまま加熱します。炊き上がったら、蓋を開けてご飯の上下を返し、再び蓋をします。お好みでごま塩を振りかけて完成です。
拾った栗をその場で調理できるのは、アウトドアならではの醍醐味ですね。BBQの残り火に栗を当てながら、秋の夜長を楽しむのもおすすめです。
栗おこわは、余った焼き栗を利用して作ると香ばしいかおりが付き、また違った味わいが楽しめます。栗や芋類を使って、味覚の秋を楽しむキャンプ料理をぜひお試しください。
▼参考記事
秋食材を堪能するおかず・おつまみキャンプ飯5選
秋食材を贅沢に使ったおかず・おつまみレシピをご紹介します。後引く美味しさで思わず食べ過ぎてしまうかも!?
お酒にも合うおつまみレシピ
焼きナスのかば焼き
ナスのジューシーさと濃厚なタレの味わいが絶妙な焼きナスのかば焼き。ホットサンドメーカーを使えば簡単に作れて、外は香ばしく、中はとろけるようなナスに仕上がります。旬の秋ナスを使って、秋の味覚を存分に楽しみましょう。
材料
- ナス 1本
- みりん 50ml
- 醤油 50ml
- 砂糖 大さじ1
- 塩 適量
- 油(こめ油、ごま油など) 大さじ2
- 大葉 3枚程度
- 粉山椒(好みで)
下準備
- ナスはきれいに洗って水けをきります。
- ナスを半分にカットし、皮目に格子状に切れ目を入れます。
- 大葉は千切りにします。
- ボウルにみりん、醤油、砂糖を合わせます。
作り方
【1】ホットサンドメーカーに油大さじ1を敷き、ナスを並べます。
【2】ナスは皮目から焼きます。
【3】次に実の部分も焼きます。油大さじ1を加え、蓋を閉じて同じく3分焼きます。
※ホットサンドメーカーを裏返す際に、ナスから出た水分が流れ出る可能性があります。美味しいエキスなのでなるべく流れ出ないように注意して裏返しましょう。
【4】良い焼き色になったら火を止め、塩少々を振り、蓋を閉じて3分ほど蒸らします。この時点で、焼きナスとして生姜醤油などで食べてもOK!
【5】焼きナスがしっかりと蒸されたら、再び火をつけて、合わせておいた甘辛だれを入れます。
【6】焼きナスをある程度タレを煮絡めたら、焼きナスは取り出し、タレが半量程度になるまで弱火で煮詰めます。
【7】お好みの薬味を添えてどうぞ。
▼参考記事
柿と豚肉の炒め物
日本の秋冬の食卓を彩る果物「柿」。じつは、そのまま食べるだけでなく、いろいろな料理に利用しても美味しい食材なんです。
柿と同じく日本の秋冬の食卓を彩る白菜を使った炒め物のレシピをご紹介します。便利なカットものを利用するので、調理時間も約5分。手早くパパッと作れる時短おかずです。
材料(2~3人分)
- 種なし柿 1個(約220g)
- 豚こま切れ肉 約200g
- カット白菜ミックス(玉ねぎ、にんじん入り) 1袋(180g)
- ごま油 小さじ1
- 焼肉のタレ(中辛) 大さじ1
- 塩コショウ 少々
- 刻みネギ 適量
作り方
【1】柿の皮をむいてヘタをくり抜き、縦半分に切って5mm幅の薄切り(半月切り)にします。
【2】フライパンにごま油を熱したら、豚こま切れ肉を中火で炒めていきましょう。
【3】豚肉の色が変わってきたら、カット白菜を加えて炒めます。豚肉から出た脂を野菜にしっかり絡めていきましょう。
【4】野菜がしんなりしてきたら、柿を加え、さらに焼肉のタレを回し入れてサッと混ぜ炒めます。
【5】仕上げに塩コショウで味を調えたら、火から下ろしましょう。
【6】お皿に盛り付けて、刻みネギをちらして完成!白菜と柿のコントラストのおかげで、サラダと同じく寒い季節にピッタリの色合いに仕上がりました。
具材を口いっぱいに頬張ると、柿のとろりとした甘み、豚肉と白菜のうま味がジュワッと口の中に広がります。
調味料は焼肉のタレだけですが、フルーティーなコクのおかげでごはんにもピッタリの味わいに仕上がりました。
▼参考記事
きのことステーキのバターアヒージョ
秋の味覚を代表するひとつ、旬の香り高いきのこを使ってアヒージョを作りましょう!
時間があれば、調理前にきのこをちょこっと干してみて。身がきゅっとしまって、きのこの食感や旨味を更に楽しむことができます。アヒージョにするときは、表面は乾いてるけれど、まだ弾力を感じるくらいを目安にしてください。
贅沢にステーキも入れて作っていきます。
材料
- オリーブオイル 大さじ6~8くらい
- ニンニク 2かけ
- きのこ 適量
- 赤身ステーキ肉(肩ロースなど) 150g
- 塩 1.5g
- バター 20g
- お好みでトマトやクレソンなど適宜
下準備
【1】きのこの汚れが気になるときは、ブラシや硬く絞ったキッチンペーパーなどでやさしく拭いておきます(市販のきのこは洗わなくてOK)。
【2】ニンニクは2~3mmの薄切りにして芯をとります。
【3】ステーキ肉は一口大にカットして、調理の直前に塩をもみこんでおきましょう。
作り方
【1】時間に余裕のあるときは、きのこは重ならないようにザルなどに並べて、風通しの良いところに干してから使います。まだ水分が残っている半干しでOKです。
【2】メスティンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけます。途中から一気に焦げやすくなるので、目を離さないように気を付けて。余熱でも色づくので、上の写真くらいを目安に一度火からおろすと良いです。
【3】バターときのこを先に入れて、全体にオイルがまわったらお肉を入れます。あまりいじらず、上下を返すくらいにして火を通します。
【4】あれば仕上げにクレソンや、パセリを添えて完成です。熱々のうちに召し上がれ!
残ったオイルを使ったレモンのパスタはこちら。茹でたパスタをオイルで和えて、粉チーズとレモンをぎゅっとしぼってどうぞ。国産レモンがあるときは、皮をすりおろすか細かく刻んでかけると風味がさらにアップするのでお試しください。
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秋ナスミートグラタン
秋の味覚といえば、秋刀魚、ぶどう、さつまいもなど、美味しい食べ物がたくさんありますよね。
ここでは、たくさんある秋の味覚の中でも、「秋ナス」を使った料理をご紹介します。
ナスは収穫時期によって呼び名が違って、6月頃から収穫されたものを「夏ナス」、9月以降に収穫されたものを「秋ナス」といいます。秋ナス専用の品種があるわけではないようです。
そして、収穫時期によって食感が違ってきます。夏ナスは、強い日光を浴びて育ちますので、皮が厚く実がつまっています。一方、秋ナスは昼夜の気温差と穏やかな日光の中で育つので、皮が柔らかく水分を含んだみずみずしいナスに。
そんな美味しい「秋ナス」を使って、「秋ナスミートグラタン」を作っていきます。オーブンを使わないので、キャンプでもおすすめの料理です!
材料(3~4人分)
- ナス 3個
- 玉ねぎ 1個
- 合いびき肉 300g
- ミートソース 1パック
- チーズ 100g
- チューブのにんにく 3cm
- アウトドアスパイスほりにし(塩コショウなどで可) 適量
- 赤ワイン 30mlぐらい
- オリーブオイル適量
作り方
【1】ナスを半月切り、玉ねぎをみじん切りにします。ナスを切ってすぐに熱を加える場合は、アク抜きしなくても大丈夫です。特に、当レシピのようにミートソースで煮込む場合は、変色やえぐみも気にならないのでアク抜き不要ですよ。
【2】スキレットを熱して、オリーブオイルとチューブのにんにくを入れます(中火)。普通のフライパンでも作れますが、熱伝導の良いスキレットの方がナスの旨味を逃しません。
【3】玉ねぎと合いびき肉を炒めて、アウトドアスパイスほりにしを振ります(塩コショウでも可)。
【4】ナスを炒めます。
【5】ミートソースを入れます。
【6】赤ワインを入れ、フタをして10分ほど煮込みます(弱火)。
【7】チーズを入れて、溶ける程度に煮込みます(2〜3分ほど)。
【8】ガストーチでチーズを炙って焦がしたら完成です!
家庭では、オーブンやトースターなどで焼いてチーズを焦がしますが、キャンプではガストーチが活躍!程よくついた焦げ目がとても美味しそうですよね(ガストーチを使う際は、周りに燃えるものが無いか確認してください)。
オーブン要らずの「秋ナスミートグラタン」、ぜひキャンプで作ってみてくださいね。絶品ですよ!
▼参考記事
きのことアーモンドのガーリックオイル煮
天然のきのこの多くは、9月から11月に旬を迎えます。キャンプ場近くの道の駅などに立ち寄ると、天然のきのこを目にするのもこの時季ならでは。
これからご紹介する『きのことアーモンドのガーリックオイル煮』は使い勝手がよく、アレンジのきく、とても便利な料理なんです。
例えば…
・アヒージョのように
・生野菜や温野菜と一緒に
・ご飯と炒めて
・ピザの具として
・ホットサンドの具として
・スープの実として
など、とにかくアレンジ次第でいろいろと使えるので、多めに作っておくのもおすすめです。
材料
- ぶなしめじ 1/2株
- エリンギ 1~2本
- ハナビラタケ 1株
- 舞茸 1/2株
- えのき茸 1/2株
- しいたけ 2~3個
- マッシュルーム 5~6個
- ニンニク 2片
- 鷹の爪 1本
- 塩 少々
- ブラックペッパー 少々
- 醤油 少々
- オリーブオイル 大さじ5~6
下準備
【1】きのこ類は水で洗うと風味が落ちてしまいます。汚れが気になる場合は、濡れふきんなどを使ってやさしく汚れをふき取ります。
【2】ぶなしめじやえのき茸など、石づきが付いているきのこは包丁で石づきをカットしほぐします。
【3】ほかのきのこは、それぞれ大きめにカットします。
【4】ニンニクはみじん切りにします。
【5】鷹の爪は中の種を取り除いておきます。
作り方
【1】スキレットにみじん切りにしたニンニクと鷹の爪、オリーブオイルを入れ火にかけます。ニンニクの香りが立つまで弱火でじっくりと温めます。
【2】【1】にしいたけ、エリンギ、舞茸、ぶなしめじ、ハナビラタケ、マッシュルーム、最後にえのき茸。この順番でスキレットに入れていきます。
【3】火加減は弱めの中火、【2】の状態でそのまま動かさず1分ほど焼きます。1分経ったらそっと場所を変え、そのまま1分焼く。この作業をきのこ全体に火が通るまで繰り返します。炒めるというよりじっくりと焼き、オイルで煮ているようなイメージです。
【4】全体に火が通ったら、アーモンドを入れ、塩、胡椒し、香りづけ程度に醤油を垂らし火を止めて完成です。
きのこ類を入れ、炒め終わるまでの火加減は強めの中火で行ないましょう。火が弱いと、きのこから水分が出てしまい、うま味が流れ出てしまいます。
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鍋やスープで体があたたまる秋キャンプ飯4選
日中は過ごしやすく、夜はちょっと冷え込む秋キャンプ。肌寒さを感じる夜は、鍋やスープを作ってみんなで温まりましょう。
バリエーション豊かな食材を使って作るあったかレシピを紹介します。
体がぽかぽかあたたまるレシピ
秋野菜のしゃぶしゃぶサラダ鍋
実は、秋には「白い食べ物」と「辛いもの」を少量食べると良いといわれています。東洋医学では、秋は「肺」にダメージが出やすい時期といわれ、白い食べ物や辛いものには、カラダを潤す効果や温める効果のある食材が多いことから、「肺」を養う食べ物としてもすすめられているのです。
材料
- 大根 1/4本分
- 青梗菜 1株
- 豆苗 1/2袋
- にんじん 大1/2本分
- エリンギ 2本
- えのき茸 1/2袋
- 山茶茸(あれば)1/2袋
- れんこん 1節
- 長ネギ(白髪ねぎに) 1/2本分
- カボス、または、すだち 1個
- 鷹の爪 1~2本
- 豆腐 小1パック
- 山椒粉(お好みで) 適宜
- 豆乳(無調整) 750ml
- 昆布 幅5×10くらいのもの 2枚
- 塩 適宜
※タレは好みのものでOK(ここでは、ポン酢とごまダレを準備しました) - ポン酢 適量
- ごまダレの素(白練りごま 大さじ2、しょうゆ 大さじ2、酢 少々)
- 水 250ml~適宜
- うどん、きしめんなど(お好みで) 適宜
レシピ
【1】きのこ以外の食材をきれいに洗い、水気をきっておきます。
【2】豆苗は根元を切って洗います。
【3】青梗菜は1枚が大きいものなら縦2等分にし、小さいサイズのものなら、そのまま株から切り分けておきます。
【4】大根、にんじんはスライサーで薄くスライスします。
【5】れんこんは、皮を剥いて、薄くスライスし、水にさらしておきます。
【6】長ネギは、白髪にして水にさらし、水気をきっておきます。
【7】エリンギは、縦方向にスライス、エノキ茸と山茶茸は石づきを落としておきます。
【8】鷹の爪は、種を取り除き、薄い輪切りにします。
【9】好みのタレを準備します。
「サラダ鍋」を食べる前に「ゆば」を作ろう!
鍋の前に、まずは豆乳でゆばを作ります。ゆばは、汲み上がったそのままを食べるのももちろん美味しいですが、しゃぶしゃぶした野菜に添えて食べると、あっさりとした野菜のうま味と、まろやかなコクのバランスで、なんとも美味しくなるのでおすすめです。
作り方
【1】鍋に2cmくらい豆乳を注ぎ、ゆばを作ります。火加減は、はじめは中火くらいで、温まってきたら弱火にします。表面に薄い膜が張ってきたら、全体に膜が張るまで待ちます。時間にして、だいたい3分くらいです。この時、豆乳が沸騰しないように気をつけます。
【2】ゆばを好みの枚数作ったら、鍋に残りの豆乳と昆布、水を入れて温めます。豆腐を入れ、味をみながら塩を加えます。
※先に塩を入れると分離するので注意します。また、豆乳だしが沸騰しすぎないように気をつけましょう。
【3】好みのタレ、ポン酢やごまダレを用意します。
【4】準備ができたら、好みの野菜を豆乳だしにくぐらせていただきます。
【5】残った豆乳だしは、塩などを加えてスープにしたり、うどんやきしめんなどを入れ、最後まで自由にアレンジして美味しくいただきましょう。鍋のスープを飲み干す頃には、カラダは潤いぽかぽかです。
▼参考記事
すだちのスープカレー
秋の味覚、松茸やサンマなどに添えられ素材の美味しさを引き立ててくれる「すだち」。
すだちは一年を通して流通している柑橘ですが、露地栽培されたすだちの旬は秋(9~10月)。そんなすだちを使ってスープカレーを作っていきます。
冷や麦やそうめん、うどん、糖質オフ麺など、すだちのスープカレーは麺と一緒に食べるのがおすすめ。麺と食べる場合は、事前に茹でてひと口大くらいに小分けにしておくと便利です。
材料
- 玉ねぎ 中1個
- トマト 大1個
- ショウガ 1片
- ししとう(または、青唐辛子) 2~3本
- すだち 3~4個
<スパイス>
- クミンシード 大さじ1
- クミンパウダー 小さじ1
- コリアンダーパウダー 小さじ1
- ターメリック 小さじ1/2
- チリパウダー 小さじ1
- カイエンペッパー 小さじ1
- 塩 小さじ1~
- オリーブオイル 大さじ1
下準備
【1】トマトはきれいに洗って、ざく切りにします。
【2】玉ねぎは皮をむき薄くスライスします。
【3】ショウガは千切り、ししとうは小口切りにします。
【4】すだちは薄くスライスします。
【5】スパイスは事前に合わせておきます。
作り方
【1】スキレットを熱したらオリーブオイルを入れ、クミンシードを炒め、さらにショウガの千切りを入れ炒めます。
【2】ショウガの香りがしてきたら、スライスした玉ねぎを入れししとうも炒めます。
【3】玉ねぎをある程度炒めたら、トマトを入れ蓋をして5分ほど煮込みます。
【4】5分経ったら蓋を開けて、事前に合わせておいたスパイスを入れてよく炒め合わせ、蓋をしてさらに5分ほど煮込んだら水を300ml加えます。
【5】【4】が沸騰したら塩で味を整えます。
【6】【5】にスライスしたすだちを飾ればできあがりです。
ちなみに、すだちは皮をすりおろして料理のアクセントにすると、またひと味違った風味になります。この時季にしか味わえない露地栽培のすだちを料理や飲み物に入れて爽やかな香り、酸味を味わってみませんか?
▼参考記事
秋の恵みと小豆のうるおいスープ
実りの秋。食べ物が美味しく、つい食べ過ぎてしまいがちですが、ご紹介するスープには秋の恵みがたっぷりとバランスよく詰まっています。
さらに、小豆を入れることによって、代謝が上がり、カラダをぽかぽかと温める効果もプラスされています。自然の中で栄養たっぷりの食材を、ゆっくりとよく噛んで味わうことで満足感を十分に得ることができ、食べ過ぎ防止につながります。
材料(お椀に4~5杯分)
- 小豆(茹でたもの) 100g
- ニンニク 1~2片
- 玉ねぎ 1/2~1個
- にんじん 小1本
- じゃがいも 1個
- さつまいも 小1個
- レンコン 1節
- ささげ 2~3本
- きのこ(好みのもの2~3種。当レシピで使用したのは、まいたけ、しめじ、山茶茸) 適宜
- プチトマト 5粒程度
- 冬瓜 小1/4個
- オリーブオイル 大さじ1~2
- 塩 適宜
- 胡椒 適宜
- 野菜ブイヨン(昆布など好みのだし) 適宜
- 水 750ml程度
作り方
【1】にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、さつまいも、レンコン、ささげ、プチトマトをきれいに洗い、水気を取っておきます。じゃがいも、さつまいも、レンコンは水にさらします。
【2】ニンニクは、みじん切りにします。
【3】残りの野菜は、さいの目に切り揃えます。
【4】鍋にオリーブオイル、みじん切りにしたニンニクを入れて火をつけます。ニンニクの香りが出るまで弱火でじっくり炒めます。
【5】ニンニクの良い香りがしてきたら、小豆を入れて炒めます。
【6】【5】の鍋に玉ねぎを入れて、しっかり炒めます。玉ねぎが透き通ってきたら、にんじんを入れてしばらく炒めてから、じゃがいも、さつまいも、ささげを順に入れてさらに炒めます。
【7】軽く塩、胡椒をします。
【8】全体にオイルが馴染んだら、プチトマトを入れ、まずはひたひたの水で食材が柔らかくなるまで蓋をして煮ていきます。火加減は中火から中弱火くらいにします。
【9】食材が柔らかくなったら残りの水を足します。沸騰したら、味をみて塩、胡椒、味が足りなければ野菜ブイヨンなど好みの味に整えれば完成です。
カラダが潤うスープレシピいかがでしたか?もちろん内側からだけでなく、外側の保湿や潤いケアもお忘れなく。
そして、カラダを冷やさないことが大事です。足元、特に足首の防寒は忘れずに、寒暖差対策も万全に、秋のさわやかなキャンプを快適に過ごしましょう。
▼参考記事
すいとん入りきのこ汁
旨味も食感も違うきのこを一緒に入れるレシピをご紹介。キャンプ場に行く途中、道の駅などによって手に入れたきのこにすいとんも入れて、おなかにたまるきのこ汁を作りましょう。
材料(3~4人分)
- 地粉(中力粉) 100g ※薄力粉や強力粉でも可
- 水 50cc~様子をみて足す
- きのこ(左から時計回りに)
マイタケ
ブラウンマッシュルーム
大黒シメジ
シメジ
ナメコ
シイタケ
ヤマブシタケ - 酒 大さじ1(あれば)
- めんつゆ 大さじ2(または醤油)
- 味噌 大さじ2
旨味がしっかりとあるブラウンマッシュルーム・シメジ・シイタケ・ヤマブシタケ、とろみが出るナメコ、旨味も食感もあるマイタケ・シメジで作っていきます。
作り方
【1】まず、すいとんを作ります。ボウルに入れた粉に少しずつ水を足しながら箸で混ぜます。ある程度まとまるまで箸で混ぜると手につきづらいです。中力粉がないときには、薄力粉や強力粉でも大丈夫です。薄力粉の場合には中力粉より柔らかく、強力粉だと固めの仕上がりになります。強力粉を使う際は、こねると固くなりやすいので注意してください。
【2】ぼろぼろと固まりが出来てきたら指先を使ってまとめていきます。ひとかたまりになったら、乾燥防止にラップなどで蓋をしておきましょう。
【3】鍋に、ほぐしたきのこと水800ccを入れ弱火にかけます。水からじっくり煮ることで、きのこの旨味をしっかり出します。
※60~70℃になると、きのこの旨味が出やすくなるので、この温度帯をゆっくり通過させるのがコツ。
【4】きのこに火が通ったら、さきほど作っておいたすいとんを薄くなるように伸ばしながらちぎって入れます。
【5】めんつゆも入れ、ふたたび火にかけます。
【6】すいとんに火が通ったら、味噌を溶き入れて完成です。お味噌は味見しながら量を調整してください。
火にかける前は鍋いっぱいのきのこですが、カサが減りぺろっと食べられちゃいます。こんなに種類を揃えるのは大変だという時には、少なめでも大丈夫。あれば乾物になったものを入れると旨味が出やすいです。
同じく旬のすだちや、かぼすをきゅっとしぼって食べるのも美味しいですよ。
▼参考記事
季節を感じる秋のデザートキャンプ飯5選
さつまいもは、デザートにも最適な食材。秋になると、コンビニやスーパーにさつまいもスイーツがたくさん並びます。
せっかくのキャンプでは、そんなスイーツを自分で作ってみても楽しいもの。最後は、秋にぴったりのデザートキャンプ飯を紹介します。
秋を感じるデザートレシピ
はちみつでさっぱり大学芋
大人も子どもも大好きな大学芋は、スキレットを使えばかんたんに調理ができます。
キャンプではおやつにはもちろんのこと、ボリュームがあるので主食にもなるおすすめ料理です。
材料
- さつまいも 大きめ1個(200〜300gほどのもの)
- はちみつ 大さじ3
- 醤油 小さじ半分
- サラダ油 大さじ1
作り方
【1】まずはさつまいもを皮付きのままよく洗い、乱切りにしましょう。
そして変色を防ぐため、5分ほど水に漬けておきます。
【2】スキレットにカットしたさつまいもと水を大さじ3入れ、蓋をして弱火で5分蒸し焼きにします。
【3】蒸し焼きにしている間に、はちみつ、しょうゆ、サラダ油、水大さじ1をはちみつがしっかりと溶けるまでよく混ぜておきましょう。
【4】5分蒸し焼きにしたさつまいもに調味料を入れ、強火にし、ふつふつとしてきたら弱火にします。
そして蓋をして2分焼いた後、さつまいもをひっくり返し、再度蓋をしてプラス2分焼きましょう。
【5】蓋を外し、菜箸などで時々ひっくり返しながら中火にかけましょう。調味料が少し飴っぽくなったら完成です。火を止めてコンロから降ろしましょう。
お好みで黒ゴマを振りかけて食べてみてください。外はカリカリ、中はふわふわな大学芋です。はちみつを使うことで、コク強め、甘さは控えめの味に仕上がります!
味に変化が欲しければ、シナモンパウダーをかけるのもおすすめです。
▼参考記事
焼きりんご
バターの風味とシナモンの香りがたまらない焼きりんごレシピをご紹介します。ダッチオーブンなど特別な調理器具を使わず、炭に入れておくだけで作れるレシピです。
りんごは火を通すことで甘みが増し、とろったした食感に。噛めば噛むほど果汁があふれ出してジューシーな味わいが楽しめます。
りんごの酸味のもととなるりんご酸には、疲労を解消する働きもあるそう。焼きりんごを食べて、キャンプで疲れた身体に栄養を補給しましょう。
お好みではちみつをかけても美味しくいただけますよ。
材料(1人分)
- りんご 1個
- 砂糖 大さじ1杯
- バター 10g
- シナモン 適量
- はちみつ 適量
作り方
火傷を防ぐため、トングまたは軍手を使って調理するようにしてください。
【1】まずはりんごの下処理をします。りんごを皮ごと使用するため、表面をよく洗って汚れを落としてください。
洗ったりんごの表面に、竹串やつまようじを使って数か所穴をあけます。りんごは加熱すると、中の空気が膨張して破裂してしまう恐れがあります。穴をあけて空気の逃げ道を作り、りんごの爆発を防ぎましょう。火が通りやすくなる効果もありますよ。
【2】デザートナイフなどの細いナイフやスプーンを使い、りんごの芯をくり抜きます。このとき、多少穴が大きくあいても問題ありません。りんごの芯はかたいので、手を切らないよう注意してください。
【3】りんごの芯をくり抜いた穴に、砂糖、バター、シナモンを入れます。できるだけりんごの奥に押し込むように入れるのがポイント。バターやシナモンの風味が、まんべんなく行きわたります。
【4】りんごをアルミホイルで包み、隙間ができないようしっかりと密閉してください。隙間があると砂糖やバターがこぼれてしまうだけでなく、りんごが焦げてしまう原因になります。また、一度に複数の焼きりんごを作る場合でも、1つずつアルミホイルに包むようにしてください。
事前に家で下処理を済ませたりんごをキャンプ場に持っていくことも可能です。その場合は、【4】までを行い、りんごの中の調味料が漏れないようアルミホイルで包んでください。バターが溶けないよう保冷バックに入れて持っていくことを忘れずに。
【5】炭の中にアルミホイルで包んだりんごを入れて火を通します。ムラなく火が通るよう、時々ひっくり返しながら1時間じっくりと焼いてください。
炭の中は大変熱くなっているため、トングや軍手を必ず使用してください。
【6】炭の中からりんごを取り出し、火が通ってるか確認してください。りんごが柔らかく、皮がふにゃふにゃな状態になっていたら完成!仕上げにシナモンを振りかけてください。
火の強さやりんごの大きさによって焼き時間が異なります。様子を見ながら焼き時間を増やしてくださいね。
▼参考記事
ダッチオーブンで作るスイートポテト
ほっこり甘いスイートポテトは、キャンプでも意外と簡単にできる魅力的なスイーツ。
焚き火を使って作るスイートポテトの作り方をご紹介します。手軽なので、ぜひお子さんと一緒に作ってみてくださいね。
ちなみに、焚き火で作るスイートポテトはダッチオーブンを使うのがおすすめです。ダッチオーブンは、蓋の上に炭をのせれば上からも火が入り、その名の通りオーブン機能として使えます。
材料(スイートポテト約6個分)
- さつまいも 1~2本 400g(皮をむき正味350g)
- 砂糖 30g
- バター 20g
- 牛乳大さじ 1?2
- 水 100g
- 塩 ひとつまみ
- 卵黄(つや出し用) 1/2個
使用した道具
- ダッチオーブン
- 底上げ用ネット
※底上げネットがない場合は、焦げ付き防止のためアルミホイルを敷いて代用しましょう。 - アルミカップ
作り方
【1】さつまいもを茹でます。
さつまいもの皮を剥き、火が通りやすいサイズにカット。5分程度水にさらしたら、少量の水とともに鍋に入れます。
【2】鍋を火にかけます。
焚き火が赤い炎になっている状態で、鍋を火にかけます。強火で炎がメラメラしていても大丈夫です。
時々蓋を開けて確認し、水が干上がっていないかチェックします。
さつまいもに竹串が通るくらい柔らかくなったら、火からおろします。
【3】スイートポテトのタネを作ります。
柔らかくなったさつまいもをジップロックに入れ、砂糖、バター、塩を入れ、よく混ぜます。
この時、さつまいもが熱くなっているので火傷しないよう気をつけてくださいね。我が家では、子どもたちが夢中になってギュウギュウ押してくれました。
しっかり混ざったら、牛乳を少しずつ入れていきます。
目安は、さつまいもが粘土のように形が作れるくらいの硬さ。さつまいもによっては水分が多いものもあるので、牛乳の加えすぎには注意しましょう。
【4】成形していきます。
ダッチオーブンに底上げネットを入れ、アルミカップを敷きます。
そこに、6等分したスイートポテトのタネを好きな形に成形して置きます。そして、表面に卵黄を塗ります。
【5】火にかけます。
炎が上がっていない熾火の状態になっている焚き火の上に鍋を置きます。
その後、たっぷりの炭をダッチオーブンの蓋の上にのせ、約15分待てば完成です。
蓋の上に炭をのせることで上からも火が入り、こんがりとしたつやつやに輝くスイートポテトが焼き上がります。焦げないように、時々蓋を開けて確認すると良いでしょう。
炭の量が少なくて熱量が足りないと、なかなか焼き色がつきません。
焚き火を起こす段階で、通常より多めの薪を入れて熾火をたくさんキープしておくのがおすすめですよ。のせる炭の量は、上の写真くらい山盛りにのせると上手くいきます。
少ない材料で簡単にできるスイートポテトの作り方を紹介しました。
「キャンプでご飯は作るけど、スイーツまで手が回らない」という時は、デイキャンプでスイーツ作りを楽しんでみるのも一つの手。親子で一緒に料理すれば、素敵な思い出になりそうですね。
▼参考記事
BBQ串で作る月見だんご
夏が終わり、澄み渡った秋の夜空に浮かぶ月を見ながら、酒を酌み交わして楽しむお月見。次のキャンプでは「お月見キャンプ」をしてみませんか?
月見だんごを作って、季節のイベントを満喫してみましょう。
だんごの材料(だんご15個程度)
- だんご粉(上新粉、米粉、玄米粉など好みのもの) 150g
- 水 100ml程度
だんごに付ける6種のタレの材料
<みたらしのタレ>
- 醤油 大さじ1
- 砂糖(きび糖やココナッツシュガーなど) 25g
- 水 25ml
- 片栗粉(とろみ付け用) 大さじ1/2に同量の水
<発酵あんこ(缶詰など好みのあんこでも可)>
※発酵あんこは事前に作って持参します。
- 小豆 100g
- 麹 100g
- 乾燥麹の場合は水 300ml
<いそべ焼き>
- 醤油 適宜
- 海苔 全型の半分
<きなこ>
- きなこ 適宜
- 砂糖(きび糖やココナッツシュガーなど) 適宜
- 塩 ひとつまみ
<くるみ味噌>
- くるみ 3~4粒
- 味噌 小さじ1~
- 砂糖(きび糖やココナッツシュガーなど) 大さじ1~
<ねりごまメープル>
- ねりごま(白) 大さじ1
- メープルシロップ 大さじ1/2~1
- 塩 ひとつまみ
- 黒ゴマ 少々
必要な道具
- ボウル
- クッキングシート
- メスティン
- シェラカップ(タレ作りに)
- 耐熱性のハケ
- BBQ串
- 焚火台(薪または炭)
だんごの準備
【1】ボウルにだんご粉を入れ、少量ずつ水を加えながら手でしっかり混ぜ合わせます。
【2】【1】をしっかり練り混ぜ、生地をまとめます。
【3】メスティンを使ってだんごを蒸します。まずは、メスティンの中にクッキングシートを入れ、よく練り合わせただんご生地を手でちぎって入れていきます。
【4】【3】のだんご生地の入ったクッキングシートを水分が入らないようにしっかりと包みます。
【5】【4】を一旦取り出します。メスティンに少量の水を入れ、火にかけ沸騰したら【4】を入れ、蓋をして強火で20分ほど蒸します。※水がなくならないように注意しましょう。
【6】だんごを蒸している間にだんごに付けるタレを作ります。
タレの準備
【1】みたらしのタレの準備をします。
水溶き片栗粉以外の材料をシェラカップに入れ火にかけます。味を整えたら水溶き片栗粉でとろみをつけ冷ましておきます。
【2】発酵あんこの準備をします。※前日までに作っておく必要があります
発酵あんこは、茹でた小豆に同量の麹を混ぜてヨーグルトメーカーや炊飯器を使って、温度を60℃にキープした状態で8時間置けばできあがりです。米麹が発酵されることで砂糖を使わなくても優しい甘味が感じられるあんこができあがります。小豆を発酵させることでさまざま健康効果がありますが、腸内環境改善に特に効果があるといわれています。
当レシピでは、体に優しい発酵あんこを紹介しましたが、缶詰など、市販のあんこでも楽しめます。
【3】いそべ焼きだんごの準備をします。
醤油と耐熱性のハケ、だんごを包む大きさにカットした海苔を準備しておきます。
【4】きなこだんごの下準備をします。
きなこと砂糖にひとつまみの塩を加えて混ぜ合わせておきます。
【5】くるみ味噌の下準備をします。
シェラカップに小さじ1の味噌と砂糖大さじ1程度を混ぜ合わせ少量の水でのばし火にかけ、味を整えます。
煎ったくるみは、粗めに刻み、味噌ダレに加えます。
【6】ねりごまメープルの下準備をします。
ねりごまを小皿に入れ、メープルシロップと塩を混ぜ合わせます。好みの味に整えたら黒ゴマを散らします。
だんごの仕上げ
【1】蒸し上がっただんごは、クッキングシートごと取り出し、クッキングシートの上で手に水をつけながらツヤがでるまで練り上げます。熱いのでやけどに注意しましょう。
※粗熱がとれるまでは、スプーンなどを使って混ぜてもOKです。
【2】ツヤがでたらひとまとめにし、均等に切り分け丸めていきます。
【3】丸めただんごをひとつずつBBQ串に刺して焼いていきます。
【4】だんごが焼けたら、好みのタレをつけて仕上げましょう。
▼参考記事
焼き芋のたっプリン
秋の焚き火といえば焼き芋!焼き芋の焼ける香ばしい匂いを嗅ぐと、ついつい手が伸びてしまいます。
焼き芋を使って食べ応えのある大きなプリンを作ってみましょう。
材料
- 焼き芋 1本(150gくらい)
- 全卵 2ケ(100g)
- 砂糖 大さじ2(30g)
- 牛乳 200cc
- ラム酒 大さじ1(キャラメリゼ用)
- カソナードまたは砂糖 大さじ2
作り方
【1】メスティンに皮を剥いた焼き芋を入れて、フォークなどで潰します。
【2】別のボウルに卵を割り入れ、切るように混ぜたら砂糖、ラム酒を入れて混ぜます(ラム酒の代わりにバニラエッセンスを数滴でもOK)。
【3】牛乳は沸騰させないように鍋肌から細かい泡が出てくるまで温めておきます。先ほどのボウルに少しずつ加えて、都度よく混ぜます。
【4】焼き芋の入ってるメスティンに、あれば茶こしを使いながらプリン液を入れて、ざっと全体を混ぜます。
※表面の泡が気になるときは、スプーンですくい取るか、食品用アルコールを表面にスプレーすると消えます。
【5】ラージメスティンか、蓋の出来る鍋などに、アルミホイルで蓋をしたメスティンを入れます。水を容器の半分くらいまで注いで、蓋をしてから最初は強火にかけます。
【6】湯煎用の水が沸騰したら1分ほどそのまま、その後は少し蓋をずらして弱火にして15~20分くらい蒸します。型を揺らしてみて表面がふるふると固まっていれば蒸し上がりです。余熱でも火が通るので、粗熱がとれるまで置いておきましょう。
※プリン液が流れてくるようだったら、もう少し火にかけます。
【7】食べる前にカソナード(砂糖)を全体にふりかけて、バーナーであぶれば完成!ほんのり温かいままでも美味しいですし、しっかり冷やしてから砂糖を焦がせば、よりパリパリ感を味わえます。
▼参考記事
過ごしやすい秋はキャンプ飯を作るチャンス!
過ごしやすい気候で、アクティブに活動しやすい秋。キャンプ飯づくりに挑戦する絶好の機会でもあります。
ちょっとだけ手間をかけて、作ってみたかった料理にチャレンジしてみるのも良いでしょう。食べることはもちろん、秋は“作ること”も楽しんで、キャンプ飯の腕前をアップさせてくださいね。
旬の味覚を生かした、あなただけの料理をぜひ作ってみてください。