生クリームをペットボトルに入れて、ふりふりし続けるだけでできるバター。今回は簡単にできるバターの作り方をご紹介していきます。時間がたっぷりあるキャンプだからこそ、楽しく作って、おいしく食べちゃいましょう。
手作りバターの材料
- 生クリーム(動物性のもの) 200ml
- 塩(少々)
- 空ペットボトル(キレイに洗って乾かしておく) 500ml
- ハサミまたはナイフ
生クリームは、乳脂肪分40%以上のものを使用しましょう。ペットボトル容器は、柔らかいタイプのボトルより、少し硬めのタイプが扱いやすいためおすすめです。
バターの作り方
材料を用意したら、バターを作っていきます。驚くほど簡単にできるので、是非一度お試しください。
材料を入れる
まずは、事前にしっかり洗って乾かしておいた空のペットボトルに、生クリーム全量を入れます。この時、生クリームが容器の底に固まっていることがあるので、生クリームを開封する前に少し振り、馴染ませておきましょう。
ペットボトルを振り続ける
生クリームを入れたらしっかりとキャップを締め、ペットボトルを上下に振ります。最初はクリームがどろっとしているため、容器全体が生クリームに覆われて中が見えなくなります。
振り続けていくと、だんだん中の様子に変化がみられます。30回くらい振り続けると、少しずつ塊ができ始めてきます。
その後、さらに継続して振り続けると、ペットボトル内が全く見えなかったのが、見えるように変化。乳褐色の液体のホエーと固形のバターに分離し、徐々にバターができあがっていくのがわかります。液体を振っていた手の感覚も変化し、固形物が上下に動くような感じになります。
もう少しなので頑張って振り続けましょう。
約100回くらいペットボトルを振り続ければ完成! 中身はしっかりバターとホエイ(乳清)に分離しています。生クリームをペットボトルに入れてから夢中になって子どもたちが振り続け、なんと約5分でできあがりました。
ペットボトルをカット
完成したら、ペットボトルを半分に切り、バターを取り出します。ナイフやハサミは非常に滑りやすいので、お子さんが行う場合は保護者の方が手伝ってあげましょう。
バターを出す
先にホエイを別の容器に取り出しておくとスムーズです。ホエイはヨーグルトの上ずみのものと一緒で栄養があります。パンケーキを作るときなどに混ぜて使用できるので、鮮度が良いうちに使いましょう。振り続けていたバターはものすごく柔らかく、マヨネーズにも似たテクスチャーです。
塩を加えて完成!
最後に塩を加えて好みの味付けにします。今回は、子どもたちの手で塩5つまみほど入れました。塩気が加わると、ぺろっとするのが止まらなくなるほどおいしいバターに。柔らかく、空気がたっぷり含まれてるのを感じるフレッシュな味です。
作ったバターを食べてみよう
今回はバターの味をシンプルに堪能できる「はちみつバタートースト」を作ってみました。作り方は簡単。網の上にホイルを敷き、食パンをあたためます。ひっくり返し、焼けたらバターを全面に塗り、はちみつをたっぷりかければできあがりです。
「バターがおいしい。もっと!」と子ども達も何度も口にしてしまうほど、濃厚でありながらもすっきりとした味のバターに家族で感激しました。
野外で作ったバターの楽しみ方
生クリームを1パックを使うと、かなりの量のバターができます。今回のようにキャンプで作る際は、バターを使った食事メニューを考えておくのがおすすめです。我が家は、はちみつバターサンドに加え、ホットケーキ、ホタテのバター醤油焼きを作りました。
それでもバターが余ってしまう場合は、保冷バッグでしっかり保冷できているか気をつけながら持ち帰りましょう。
バターのアレンジ方法
バターは塩以外に、ハーブのみじん切りを混ぜてハーブバターにしたり、レーズンを混ぜてレーズンバターにしてみたりとアレンジを楽しむこともできます。作りたてはバターがとても柔らかいので、何かを混ぜ込むには非常に適しています。混ぜ込んだバターを円柱状にし、保冷バッグなどで冷やしておき、スライスしてクラッカーに乗せればお酒のつまみにもなります。
手軽に作れるバターをキャンプで作って堪能しよう!
ペットボトルに入れた生クリームを振るだけでできる生クリーム。簡単にできるので、ぜひキャンプでのアクティビティーの1つとして取り入れてみてください。バターをたっぷり使ったお料理も楽しめて、一石二鳥ですよ。