そうこうしているうちにポイントに到着。逗子沖、水深15メートル前後の根回りにアンカーを打ってカヤックを固定する。早速、コマセをカゴに入れて沈める。そして竿を振るとコマセが飛び出すという仕組み。カゴの上には疑似餌の付いた針があるので、コマセと間違えて魚が食べるのを待つ、という釣り方。
しばらくすると、下の方で群がる魚影が見えた。水深5メートルあたりで、漂うコマセを忙しなく食べてる。すかさず、そのあたりに針がくるよう持ち上げてみると見事ヒット! あがってきたのは、なんとアジ。やったー! 釣れたー! と喜んだのもつかの間「それ、アオアジですよ」と沼野さん。
実は、アジにも色々種類がいて、マアジに比べるとアオアジは脂がのっていなくて、あまり美味しくないのだ。以前、市場で間違えて買ったことがあるのでよく知っている。なので、せっかく釣れたがリリース。