BBQにぴったりのアメリカン・ビーフは
熟成したうまみを厚切りで味わって!
和牛=霜降り、輸入牛=赤身で堅いというイメージを持ちがちだが、ステーキにしたアメリカン・ビーフを食べてみると、たけだバーベキューさんが絶賛するとおり、ほどよく脂が入っていて、赤身のうまみと脂の甘み両方を味わえる。
牧場からやってきた牛は、栄養価が高い穀物を与えられて、体重を増やしてから出荷される。出荷後、船で2週間かけて日本へ届くのだが、冷凍ではなくチルド輸送。厳しい温度管理のもと、低温で輸送されるうちに熟成され、うまみが増したころに日本に到着するシステムを確立しているとのこと。
テキサスからやってきた生産者のひとり、ケリーさんの説明も興味深いものだった。ケリーさんが運営するのは100年の歴史を持ち、5000頭ものアンガス牛を育てているサンタローザ牧場だ。牛1頭につき東京ドーム1個分ほどの広さを確保し、のびのび生育。また、テキサスというと砂漠のイメージがあるが、以外にも雨が多く、温暖な気候のため良質の牧草が育っているのだという。
「テキサスはメキシコに近く、食文化もメキシコの影響を受けています。だからビーフ料理はステーキだけでなくファヒータなども人気です。あと、『ロー・アンド・スロー』という言葉があるんですが、じっくり低温で4〜8時間かけて焼き上げるブリスケット(肩バラ肉)が名物! とってもジューシーでビーフのおいしさが広がります。機会があればぜひ食べてほしいですね」(ケリーさん)
◎お問い合わせ先
米国食肉輸出連合会 https://www.americanmeat.jp
BBQ PIT@アトレ目黒 03-6277-0598
https://www.herofield.com
◎構成/大森弘恵