だんだんと秋の気配がしてきましたね。涼しくなりはじめた季節の変わり目は、秋冬に収穫ができる野菜の準備期間になります。つまり、今が秋冬野菜の植えどき!
そこで、農業を営む筆者が、これから家庭菜園を始めてみたい方や、秋冬野菜を何にしようか迷っている方に向けて、簡単に育てることができる野菜をいくつかご紹介します。
今回、筆者が常日頃愛用しているダイソーから、コスパが良すぎると話題の「野菜の種」を購入してきました。
その中でも、収穫までの日数が少なく、比較的簡単に育てられる野菜をピックアップしてみたので、ぜひ参考にしてみてください。
ダイソーの野菜の種が神コスパすぎる…!
「ダイソーで野菜の種が買えるの?」と、驚いた方もいるかもしれません。実は、ダイソーは植物や園芸用品などの商品ラインナップが豊富で、家庭菜園で便利に使えるアイテムが多数登場しています。
その中でも、今回紹介する野菜の種のコスパは別格!なんと2袋で110円と驚異の価格設定です。
発芽率(タネを蒔いた時の芽がでる確率)も高く、栽培環境によって変動はありますが、85%以上のものも(商品裏面より)。種子としての質も素晴らしい商品なのです。
また、品種の多さも魅力のひとつで、筆者も家庭菜園で利用しているのですが、毎回種を選ぶのが楽しみで仕方ありません。
110円で2袋選べるので、いろいろな品種にチャレンジしてみてもいいでしょう。
秋冬野菜のおすすめ3選
それでは、家庭菜園におすすめの秋冬野菜を紹介します。
(1)ほうれん草
栄養豊富で食卓にあると便利なほうれん草。今回は「早どりほうれん草」を選びました。
こちらの品種は生育が早く、天候や生育環境によって前後しますが、約50日から55日で収穫ができます。
種まきの時期は一般地で10月下旬頃までで、プランターや畑に直接種をまくことができます。
難しい作業などはありません。上手に育てるコツは、少し葉が大きくなってきたら間引き(余分な葉を除去すること)を行うことです。
間引きをすることで、立派なほうれん草を育てることができます。元気なものを残して間引いてみてください。
(2)チンゲンサイ
シャキシャキとした食感が美味しいチンゲンサイ。ほうれん草と同じく収穫までの期間が短い「早どりチンゲンサイ」をチョイスしました。
種まきの時期は一般地で10月下旬頃まで、こちらもプランターや畑に直接種をまくことができます。
約30日で収穫することができ、スジの少ないミニサイズの品種です。サイズは10cmから20cmが収穫の目安なので、スーパーなどで見かけるチンゲンサイよりは小さいですが、生育が早いので、何度も種をまいて収穫を楽しめます。
こちらも難しい作業はなく、葉が大きくなってきたら間引きをしてください。
虫に食べられやすいので、ネットを張るなどの防虫対策を行うと、よりきれいなチンゲンサイを育てることができます。ちなみに、防虫ネットもダイソーで購入することができますよ!
(3)大根
秋冬野菜の定番でもある大根。おでんや煮物など、これから寒くなる季節には嬉しい野菜です。
今回は、限られたスペースでも育てることが可能なミニ大根「早太り大根」を選びました。
長さが約15cmほどで収穫ができるので、少し大きめのプランターや家庭菜園でも栽培ができます。
種まきの時期は、一般地で10月中旬頃まで。種まきから約40日~50日で収穫ができます。
大根も間引きが必要になります。その時に、土寄せ(株元に土を寄せて盛ること)を一緒に行うと、まっすぐな大根に育ちます。日が当たると緑色になり、皮が厚くなってしまうこともあるので、株元が露出しないようにしっかりと土を寄せてあげましょう。
色々な種類にチャレンジしてみよう
ご紹介した野菜以外にも、これからの季節に育てられる種類はたくさんあります。
ダイソーでは本当に迷ってしまうくらいの品種が取り揃えられているので、どれにしようか悩む時間も楽しんでもらえたらと思います。
自分で育てた野菜のおいしさは特別なもの。ぜひ秋冬野菜の栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。