出かけた先で見つけた地元食材をキャンプメシに取り入れれば、忘れ難い思い出が作れるはず。今月は野菜の収穫体験が楽しめたり、地元グルメがつまったBBQセットがあるなど、おいしい時間が楽しめるキャンプ場を紹介。
※モデル料金は大人2名+子供2名で1泊する際の目安です(税込み)。
2023年4月 OPEN!
テントサイトから宿泊棟まで、理想を求め手作りで開業! 野菜収穫体験や地産地消BBQセットなども楽しめる
Farmer’s Camp ポレポレ
モデル料金 6,000円〜
住所:長野県下伊那郡売木村1-46
電話:0260(31)0252
営業:3月中旬~11月末(水曜休)*冬季営業は未定
予約:2か月前〜1か月半前を予定
テントサイト:20
その他の宿泊施設:6棟
ネット予約可能
温水洗浄便座あり
温水が出る
直火OK
器具による焚き火OK
ペットOK
コテージなどの宿泊棟あり
Wi-Fi利用可能
キャンプ用品一式のレンタルあり
長野県南端の売木村で宿泊施設を運営する『農家ゲストハウスポレポレ』が、地元の人と都会に住む人が交流できる居場所を作りたいと、2年ほど前から荒れ果てていた元農地を整備。手作りで開業に漕ぎつけた。「オープンはしましたが、うちは永遠に完成しないキャンプ場なんです(笑)。もうすぐサウナが完成するし、ワークショップも増やしたいし……」と、スタッフの江㟢秀司さん。
敷地は緩やかな山の斜面で、最下段にフリーサイト、中段にはセンターハウスやオートサイト、最上段に宿泊棟が並ぶタイニーハウスエリアがある。設備は温水の出る炊事棟、温水洗浄便座付きトイレ、シャワーなど大充実。クルマで5分ほど走れば『うるぎ温泉こまどりの湯』もある。地産地消をコンセプトにするこのキャンプ場は、契約農家の畑で野菜の収穫体験が可能。取材班も早朝、収穫を体験したが、採れたてのトウモロコシは生で食べても甘くてジューシーで美味! 朝からテンションが上がってしまった。新鮮野菜はもちろんだが、ぜひ味わってほしいのが、入り口すぐそばで汲める湧き水だ。そのまま飲んでもおいしいが、料理に使えば、いつもの料理がランクアップするはず(たぶん)。
収穫体験OK!
地産地消
テントサイトエリア
設備はピカピカ
タイニーハウスエリア
水遊びOK!
自然農、循環農を実践する農園が運営。自然の恵みがつまったオーガニック野菜も人気!
安穏農園キャンプ&グランピング
モデル料金 6,600円〜
住所:大阪府豊能郡豊能町川尻86
電話:06(6653)0666
営業:通年
予約:利用日の3か月前より
テントサイト:5
その他の宿泊施設:3棟
DOCOMO エリア内
au エリア内
SoftBank エリア内
ネット予約可能
温水洗浄便座あり
温水が出る
器具による焚き火OK
ペットOK
コテージなどの宿泊棟あり
キャンプ用品一式のレンタルあり
大阪市中心部から車で40分ほどの豊能町で、20年以上前から自然農で野菜を作る安穏農園の敷地内の施設。都会に住む子供たちに土に触れる機会を設けたいと、2019年に開業した。適度に木陰を確保できるテントサイトは5サイトのみ。平日はグループOKだが、週末はファミリー限定となっている。サイトは車の乗り入れ不可だが、駐車場までは10mほど。運搬用カートを無料で貸し出している。こちらに宿泊するならぜひ体験したいのが、農薬、化学肥料、動物性堆肥、ビニールマルチを使わずに育てた野菜の収穫だ。9月はナス、ピーマン、トマトなど。10月はカブなどの根菜類、11月はサツマイモが中心だ。設備はトイレ、炊事棟など。趣の異なるグランピングテントも3棟あるので、緩やかな時間が流れる里山で優雅に過ごしたい人にオススメだ。
おいしい野菜育ってます!
隣接する道の駅「雫石あねっこ」で地元食材をGET!
小柳沢砂防公園キャンプ場 虹いろパーク
モデル料金 4,000円〜
住所:岩手県岩手郡雫石町橋場坂本118-10
電話:019(692)5577
営業:4月下旬〜11月上旬
予約:利用日の4か月前より
テントサイト:約30
その他の宿泊施設:0棟
DOCOMO エリア内
au エリア内
SoftBank エリア内
ネット予約可能
バリアフリー
器具による焚き火OK
ペットOK
キャンプ用品一式のレンタルあり
岩手と秋田の県境に位置し、小岩井農場やスキー場で知られる雫石町の注目スポット。産直や食事処を併設する『道の駅 雫石あねっこ』に隣接していて、地元グルメを楽しむには絶好。源泉かけ流しの『橋場温泉 新はしばの湯』があるのも魅力だ。オートサイトは21区画で、約10m×10mのラージ、約6m×8mのレギュラーの2タイプ。ほかに、車の乗り入れ不可のフリーサイトが約10張分ある。設備は炊事場、水洗トイレ、洗濯機(有料)など、必要十分。手ぶらキャンプもOKなのでビギナーにもオススメだ。
2023年4月 OPEN!
地元食材デリバリーOKのワイルドキャンプ場
那須焚き火の森 野営キャンプ場
モデル料金 6,000円〜
住所:栃木県那須郡那須町高久乙2253-13
メール:yoyaku@ehho.jp
営業:通年
予約:利用日の3か月前より
テントサイト:40
その他の宿泊施設:0棟
DOCOMO エリア内
au エリア内
SoftBank エリア内
ネット予約可能
温水洗浄便座あり
器具による焚き火OK
ペットOK
今春登場した野営がテーマのキャンプ場。自然環境はワイルドだが、地形を活かした森林内のテントサイトは適度に手が入り、シンク付きのキッチンや温水洗浄便座付きトイレなど、必要最小限ながら快適な設備が備わっている。名称にあるように焚き火環境も抜群で、大小&長短さまざまな薪が無料で使い放題のうえ、薪割り機も常設。外灯がないので、夜は暗闇の中でじっくりと焚き火の炎を楽しめる。地元ならではの後藤牛、那須和牛、野菜、米などのデリバリーもOK。焚き火でBBQを楽しむのもいい。
ネット予約で地元BBQ食材が届く!
緑水湖オートキャンプ場
モデル料金 3,850円〜
住所:鳥取県西伯郡南部町下中谷1128-1
電話:070-2161-3315
営業:通年
予約:利用日の1年前より
テントサイト:30
その他の宿泊施設:0棟
DOCOMO エリア内
au エリア内
SoftBank エリア内
ネット予約可能
温水洗浄便座あり
バリアフリー
器具による焚き火OK
ペットOK
Wi-Fi利用可能
キャンプ用品一式のレンタルあり
米子鬼太郎空港からクルマで約50分、JR米子駅からクルマで約20分南下した南部町の山あいに立地。大きなダム湖(緑水湖)付近に位置し、四季折々の自然を楽しめる。テントサイトは区画オートサイトと、クルマの乗り入れ不可のフリーサイトの2タイプ。オートサイトは電源、水道が付属している。設備はトイレ、炊事場、シャワーなど。ダンプステーションの利用も可能だ。今春から地元食材のBBQセットとテント泊を組み合わせた「テロワールキャンプ」プランを開始。手軽に地元グルメを楽しめるようになった。
※構成/松村由美子 撮影/中村文隆(Farmer’s Camp ポレポレ)
(BE-PAL 2023年10月号より)