秋といえば、やはり「食欲の秋」。紅葉にあわせてキャンプに行き、美味しいものをたくさん食べようと考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、秋の味覚の食感や風味をふんだんに味わうことのできる炊き込みごはんを2つご紹介。どちらも米と具材をメスティンに詰め込むだけの簡単レシピです。
メスティンで作る「栗の炊き込みごはん」のレシピ
材料(2人分)
- 無洗米 1合
- 水 220ml
- むき甘栗 1袋(50g)
- まいたけ 100g
- にんじん 1/3本(40g)
- めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1
まずご紹介するのは、便利な「むき甘栗」を使ったレシピ。栗のホクホクとした甘みと食感を楽しむため、その他の具材や調味料はシンプルに仕上げます。
作り方
まずはメスティンに米と水を入れ、30分以上吸水させましょう。今回は無洗米を使用しています。
吸水の間に具材の準備。まずは、まいたけを手でほぐしていきます。
まいたけは手で下ごしらえができるのはもちろん、風味豊かで炊き込みごはんとの相性もよく、秋のキャンプ飯におすすめの食材です。
続けて、にんじんを5mm角に切っていきます。
にんじんは角切りにすると、栗と同じくホクッとした食感に。また、そのオレンジ色は栗やきのこと合わせることで、炊き込みごはんをより秋っぽい見た目に仕上げてくれます。
吸水し終わった無洗米に、めんつゆを加えて混ぜたら…。
にんじん、まいたけ、むき甘栗をメスティンに詰め込んでいきましょう。
具材はざっくりとした詰め方でも、熱伝導率がよく密閉性も高いメスティンなら、ちゃんとふっくら炊きあがるのでご心配なく。
メスティンにフタをしたら、弱火で15~20分加熱しましょう。
パチパチと音が聞こえてきたら火を止め、タオルに包んで蒸らします。今回はより栗の食感と風味を引き立てるため、ちょっと長めに30分ほど蒸らすことに。
フタを開けたらざっくり大きく混ぜ、香りをごはん全体に行き渡らせます。
米と具材がなじんだら、食卓に出して完成!むき甘栗とまいたけ、にんじんの色合いのコントラストで、まさに秋カラーの見た目に仕上がったのではないでしょうか。
一口頬張ると、口の中に栗とにんじんのホクホクとした甘みがブワッと広がります。
さらに、まいたけのうま味とめんつゆのコクのおかげで、噛むごとに秋の食感と風味が楽しめる炊き込みごはんが出来上がりました。
メスティンで作る「さんまの炊き込みごはん」のレシピ
材料(2人分)
- 無洗米 1合
- 水 220ml
- さんまの蒲焼缶詰 1個(100g)
- えのき 約50g
- にんじん 1/3本(約40g)
- 和風顆粒だし 小さじ1
- すだち 1個
- 刻みネギ 適量
2品目は秋の味覚の代表「さんま」の炊き込みごはん。と言っても生のものは下ごしらえが大変なので、キャンプでは蒲焼の缶詰を利用しましょう。
こちらも調味料はシンプルに、すだちを添えて彩りも鮮やかに仕上げます。
作り方
まずは米の吸水から行います。30分以上待ちましょう。
こちらのレシピでも、吸水の間に他の食材の下ごしらえ。まずはえのきの根元を切り落とし、3等分に切ってほぐしましょう。
続けて、にんじんは縦に薄切りにして、さらに千切りにします。
一品目とは違い、こちらのレシピでは米とさんまの身、さらに具材がしっかり絡むような食材の切り方にしてみました。
吸水が終わったところで、メスティンに和風の顆粒だしを加えて混ぜます。
さらに、えのき、にんじん、さんまの蒲焼缶詰をタレごと詰め込んでいきましょう。
なお、こちらも仕上げに混ぜるので、詰め方はざっくりで大丈夫です。
メスティンにフタをしたら、弱火で10~15分ほど加熱します。
音が聞こえてきたところで火を止め、タオルに包んで15~20分蒸らしましょう。
フタを開けたら大きく混ぜて、具材と米をなじませます。
食卓に出したら刻みネギをちらし、半分に切ったすだちを添えて完成!さんまとにんじん、さらに刻みネギとすだちのおかげで、より実りの秋を感じられる見た目になりました。
一口頬張ると、さんまの蒲焼のタレのコク、えのきとにんじんの風味が絡んだ米はふっくらと優しい甘み。
さんまの身にすだちを絞って食べると、まるで缶詰とは思えない本格的な味わいで、見た目も食べごたえも秋気分が楽しめる炊き込みごはんに仕上がりました。
秋の味覚はメスティン炊き込みごはんと相性バツグン!
栗やさんまをはじめ、秋の味覚はどれも風味豊かなものが多く、炊き込みごはんと相性がいい食材ばかり。
米と一緒にメスティンに詰め込めば、その香りや食感をふんだんに楽しむことができますよ。
ぜひ、いろいろな組み合わせで、秋の炊き込みごはんを作ってみてください!