子供には、たくさんキャンプへ繰り出し自然の中でいろいろな経験をさせてあげたいですね。しかし、子供が小さいとキャンプ中は目が離せず、設営すらままならないのが現実。そんな子連れキャンパーにおすすめなのが、一人でも簡単に立てられるワンポールシェルター・ゼクーL。
今回はゼクーLを5人家族で使用した感想と、子連れキャンプにおすすめしたい理由をお伝えしていきます。
ワンポールシェルターのデメリットを解消
子連れキャンプのテント選びで注目したいのは、一人で立てられるかどうかが重要です。一人で設営できるならパパ、ママのどちらかが子供の世話で手一杯でも、設営を進めることができます。中でも人気なのはワンポールテント、あるいはワンポールシェルター。 テントを広げ角にペグを打ち込み、センターポールを立てるだけのため、慣れてしまえば一人でも十数分で設営できてしまいます。
ただし、テントにしてもシェルターにしても、ワンポールタイプは室内が狭くなるというデメリットがあります。 センターポールから幕を張るためどうしてもシートが斜めになり、空間にデッドスペースが生じてしまいます。背の低い子供はそれほど気にならなくても、大人や小学生くらいの子どもだと腰をかがめないといけないので、不便を感じるでしょう。
室内が広いワンポールシェルター
そんなワンポールタイプの「室内が狭い」というデメリットを解消できるのが、ゼグーL。6角形のエクステンションフレームにより、室内のスペースを広々と使えます。ちなみにシェルターとテントの違いは、 インナーテントの有無。テントには就寝スペース(インナーテント)が装備されていますが、シェルターは外幕(フライシート)のみの違いがあります。
一人で簡単に設営できる
「6角形だと手順が複雑なのでは」と心配になるかもしれません。しかし、リビングスペースだけなら、次の5ステップで設営が可能ですよ。
1.ロープを長方形に張り4角をペグダウン
ここでキレイな長方形を作るのが、ゼクーを美しく張るポイントです。
2.中央にセンターポールを立てる
テントにセンターポールを差し込み頂点を押し上げる。これだけでもう自立します。
3.長辺のロープをペグダウンし、ボトムを六角形に
六角形がゼクーの基本の形です。センターポールの位置にずれがないか、再度内部を確認します。
4.エクステンションフレームを3か所にセット
フレームの先をボトムのクリップに挿入し、フックとバックルを掛けていきます。あらかじめ曲げられたポールをはめていくだけなので、一人でも容易に作業できます。
5.ロープを張ってペグダウン
強風時でなければ、フレーム上とフレームの間の計6か所で充分。これでシェルターは完成です。 あとはキャンプスタイルに合わせ、居室・寝室をレイアウトしていきましょう。私は別売りのインナーテントを使用していますが、こちらも簡単に設置できます。
エクステンションフレームがデメリットを解決
設営はワンポールシェルターの簡単さそのままに、室内はエクステンションフレームのおかげで無駄な空間が生じず、とても広々。インナーテントを張っても、荷物を置く場所や土間スペースが十分確保できます。腰をかがめる必要はありません。
フレキシブルに使えるのも魅力
ゼクーLの場合、シェルターはなんと10人が収容できるサイズ。このスペースを活かして各々のキャンプスタイルに合った使い方ができるのも魅力です。別売りのインナーテントを設置すれば、ツールーム仕様になりファミリーテントにぴったり。ゼクーはMとLの2サイズ展開ですが、Lサイズなら家族5人のわが家でも足を伸ばして快適に眠れました。
また、中にドームテントを設営すればカンガルースタイルにも。ファミリーキャンプのみならず、仲間と過ごすキャンプにもおすすめです。
子連れでも快適にキャンプ
キャンプでは設営中も子供から目が離せません。その点、ワンポールタイプなら子どもから目を離すことなく、パパ、ママ一人でも簡単に設営が可能。そしてゼクーLなら、エクステンションフレームのおかげでテント内は広々使えます。
小さい子どもがいても、家族が多くても、快適なキャンプを可能にするゼクー。ファミリーキャンプをゆったり楽しみたい方は、ぜひ試してみてください。
ZEKU-L|PS-004ゼクーL
総重量:約14kg
収納サイズ: 約80 × 30 × 30(h)cm
耐水圧:[フライシート]1,500mm[フロアシート]3000mm
主素材:[フライシート]75Dシリコーンポリエステルリップストップ(遮光PU加工)
[センターポール・エクステンションフレーム]A6061(アルミ合金)
価格:107,580円
*インナーテントは別売り。