ストーブは暖をとるだけではなく、調理もできるという中村さん。
「多くのストーブは鍋の大きさに合わせてリング状の天板を外せる構造です。しかし、天板に載せるだけでも十分な火力が得られますね」
キッチンロケットBR1
ペール缶と煙突で自作した料理用ロケットストーブ。熱効率が高く、天板を短時間で高温にできる。製作費は1万5000円。
天板は着脱式。高火力が欲しいときは天板を外して使用し、鍋にススをつけたくないとき、弱火でいいときは天板を装着し使用する。
薪の投入口には煙突の径を調整する漏斗型のパーツを接続。長めの薪を入れておけば、燃えた分だけ自動的に薪が供給される構造に。
一酸化炭素対策が最重要!
換気が不十分な場所で火を燃やすと一酸化炭素中毒が起きる可能性がある。常に一酸化炭素検知器(1000〜2000円程度)を近くに置き、就寝時は必ず火を落とすこと。
ストーブ好きフォトグラファー
中村文隆さん
ビーパルをはじめ、アウトドア誌やライフスタイル誌を中心に活動。
アウトドア歴は30年以上。
往年の名品と自作アイテムをミックスしたスタイルを楽しむ。
◎構成/藤原祥弘 ◎撮影/中村文隆
※キャンプへのストーブの導入は、火災や火傷、一酸化炭素中毒などの深刻な事故を引き起こす可能性があります。使用には細心の注意を払い、自己責任で行なってください。