今回はテントを快適にするための、ちょっとした工夫を6つご紹介します。どれも手軽に実践できることばかりです。知っておくと得をする知識なので、ぜひ参考にしてくださいね。
テントを快適にするちょっとした6つの工夫
1.強風時、ガイロープにストレッチコードをつける
テントを地面に固定するために必須のガイロープ。強風時にはガイロープの先にストレッチコードをつけるのがおすすめです。
ストレッチコードとは伸縮性のあるゴムひもに、かぎ針状のパーツがついた道具のこと。
ガイロープとペグのあいだにこれをつけることで、ガイロープにかかる衝撃が緩和されます。
その結果、テント本体に負担がかかりにくくなるため、テントが裂けて破損するリスクを減らすことができます。
ストレッチコードは100円ショップのダイソーでも販売されています。
強風の吹く海沿いや、山から風が吹き降ろす環境でキャンプをする際には、ぜひお試しください!
2.ジッパー部分に細引きを取り付ける
テントのジッパー部分には、細引き(細いナイロンの紐)を取り付けるといいでしょう。
細引きはもともとついているテントが多いのですが、中にはついていないテントもあります。
ジッパー部分に細引きをつけておけば視認性がよくなり、ジッパーがどこにあるかがすぐにわかります。
また、ジッパーがつかみやすくなるので、スムーズに開け閉めができます。
もともと細引きがついていても、それを派手なカラーや暗闇で光る蓄光塗料入りのものに変更するのもおすすめです。
3.雨天時はパネルを逆巻きにする
パネルとはテント入り口部分にあたる、ジッパーで開閉可能な部分のこと。
テントの入り口を開けた状態にする場合、一般的なテントはジッパーを開き、パネルをぐるぐると下のほうから巻いて上部のトグル(プラスチック製のパネルをまとめるパーツ)で固定します。
しかし、雨天時はパネルをテントの外側方向に巻いて固定しまうと、パネルに水が溜まってしまうことがあります。
水が溜まった状態でトグルを外すと外した瞬間に大量の水が落ちてきて、不快な思いをすることも。
そのため、雨天時にはパネルの逆巻きをするとそのような思いをすることがなくなります。
パネルをテントの内側方向に向かって巻くと、巻いた部分が内側に来るため、パネルのあいだに水が溜まらないのです。
細かい工夫ですが、雨天時には重宝するので、ぜひお試しください。
4.メインランタンは少し離れた場所に置く
光量の強いメインランタンには、夜間に虫が寄りつくことがあります。
これは虫嫌いの人にとっては悩みの種ですよね。
対策としては、メインランタンをテントのリビング部分から少し離れた場所に設置する、というものがあります。
リビングの中に虫が浸入しにくくなるため、煩わしい思いをしなくて済みますよ。
※周囲への配慮はお忘れなく。
5.ガイロープはコンパクトにまとめる
テントに付属しているガイロープは、撤収時にコンパクトにまとめておきましょう。
ガイロープをまとめないまま、テントをたたみ、収納袋に入れるのはおすすめできません。
次回のキャンプでテントを広げた際に、ガイロープ同士が絡んでしまい、ほどくのに手間がかかることがあります。
ここで、ガイロープをまとめるのに最適な「棒結び」をご紹介します。
手順は以下になります。
ガイロープの端から15cmほどの部分を手に取ります。
次に、端から15cmほどの部分と、テントとガイロープの接続部分をそろえます。
15cmほど端の部分を垂らしたまま、適当な長さになるまで折り返していきます。
折り返したガイロープの中央に15cmほど残していた端の部分を巻きつけ、端を巻いた部分の内側に通して完成です。
折り返したガイロープの中央に15cmほど残していた端の部分を巻きつけ、端を巻いた部分の内側に通して完成です。
棒結びを活用すれば、見栄えもいいですし、コンパクトにガイロープをまとめられますよ。
6.ガイロープの近くに小さなライトを置く
子どもと出かけるファミリーキャンパーの方は、テントの周りに小さなライトを置くといいでしょう。
夜間にテント周りが暗いと、ガイロープに引っかかって転倒するリスクがあります。
視認性を高めるために、ガイロープに直接取り付けるライトや、「ぽきっ」と折れば数時間光るケミカルライトなどを活用するとよいでしょう。
ちょっとした工夫でテントの快適さがアップ!
ご紹介したのはちょっとした工夫ですが、活用すれば少しの手間でテントの快適さがアップします!
ぜひ次回のキャンプでお試しくださいね。