災害はいつ訪れるかわからない! アウトドアの達人たちは、いざというときのためにどんな備えをしているのか?
ウルトラライトやナチュラルスタイルをテーマとした「ハイカーズデポ」の店主、土屋智哉さんの防災バッグの中身を見せてもらいました!
「ウルトラライト的に、緊急時に必要不可欠なものに特化して考えると、体温の保持と水の確保が優先です(食事はいちばん最後でよし)。寒さ対策としてはシェルター、マット、防寒具の3つ。水の確保には浄水器や浄水剤が必須。配給やライフラインが再開される前、避難所にも行けない状態が万一あっても、これなら対応できると思います」と、土屋さん。
背負って走れるウルトラライト的緊急バッグ
避難時に背負って走れる、約250gと超軽量なザック。丈夫な巾着袋といった感じだが幅 広のショルダーストラップで背負いやすい。
バッグの中身はコレ!
①寝袋兼防寒着
寝袋は、掛け布団にもなり、防寒ポンチョにもなったりと、ひとつでいろいろ使い回せるハイランドデザインのフラップラップを愛用。
②汎用性の高いツェルト
骨組みのない簡易シェルターは、かぶってよし、立ててよし、広げてよし。ファイントラックのツエルト2は丸めれば握りこぶし大に。
③断熱性の高いマット
断熱のため必須。就寝時はベッド、団らん時は座布団に。携帯性を重視するならエアマットタイプ、耐久性重視なら発泡ウレタン製を。
④クッカー&ストーブ
固形燃料を使用する最小のストーブ(畳むと厚さ2㎜)。逆さにすればアルコールストーブのゴトクにもなる。マグカップが鍋代わり。
⑤洗浄器と洗浄剤
ボトルに水を汲み、吸い口から浄化した水を飲むボトルタイプと、浄水スピードが速く、多人数分に対応できるソイヤーの2台を準備。
⑥ヘッドライト
ここは重量よりも明るさを重視。明るさとともに汎用性、電池の消費量を考えると、LED4灯で光量の調節ができるものがベスト。