調理が簡単なパスタはキャンプなどのアウトドアにも便利な食材ですが、いつも細麺タイプのスパゲッティだと、食感にマンネリを感じてしまうもの。
そこで、今回は無印良品から2023年の秋に新商品として発売されたショートパスタを使って、キャンプめしにもおすすめの自家製パスタレシピを2つご紹介します。
無印良品のショートパスタについて
今回使用するショートパスタは、無印良品のスタッフが本場イタリアに赴き、パスタづくりを一から学んで開発したという商品。
うま味の強いデュラム小麦を使用し、簡単にお店のような食感を再現できるようなパスタに仕上がっているそうです。
ラインナップは今回使用するフジッリ、リガトーニ以外にも、栓抜きのような形をしたチェレンターニ、「ペン先」が語源となっているペンネ・リガーテ、日本人にもなじみ深いロングパスタであるスパゲッティが用意されています。
スパゲッティ以外のショートパスタはどれも1袋200g入りで、キャンプに持っていくのにもちょうどいい量感になっています。
じつは、それぞれのパスタにおすすめのソースも販売されているのですが、今回はそちらは手作りに。
2つとも簡単なレシピになっているので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
フジッリのクリームソースパスタのレシピ
材料(2人分)
- フジッリ 100g
- 水 1L
- 塩 小さじ1
- ハーフベーコン 4枚
- ほうれん草 約100g
- しめじ 約50g
- オリーブオイル 大さじ1
- 粗挽き黒こしょう 少々
★ソース調味料
- 薄力粉 大さじ1
- 牛乳 200ml
- コンソメキューブ 1個
まずご紹介するのは、らせん状にクルクル巻いたような形の「フジッリ」を使ったクリームソースパスタ。表面積が広いので、濃厚なクリームソースがしっかり絡みますよ。
フジッリのクリームソースパスタの作り方
まずは、クッカーに水、塩を入れてお湯を沸かし、フジッリを表記時間通り茹でます。
フジッリが茹で上がる1分ほど前に、アク抜きのためにほうれん草を下茹でしましょう。火の通りにくい根元から入れて30秒ほど茹でたら……
葉もお湯に浸けて、さらに30秒ほど茹でます。
茹で終わったら、フジッリの方は水気を切ってボウルなどに置いておきます。
ほうれん草の方は冷水に浸けて水気を絞り、3cm幅に切りましょう。
なお、アクは気にしないという方や時短で作りたい場合は、下茹での工程はカットしてもオーケーです。
続けて、しめじを手でほぐしていきましょう。
さらに、ハーフベーコンは1cm幅の短冊切りにします。
ここからはソース作り。フライパンにオリーブオイルを熱したら、しめじとハーフベーコンを加えてしめじがしんなりするまで炒めましょう。
さらに、ほうれん草を加えてサッと炒め合わせます。
ほうれん草に油がなじんだら、フライパンに薄力粉を加えて……
粉っぽさが無くなるまで炒めていきましょう。
さらに、牛乳とコンソメキューブを加えて混ぜて煮立たせたら、弱火でとろみがつくまで煮ます。
仕上げにフジッリを加えて、らせんにしっかりソースを絡めていきましょう。
お皿に盛り付けて、粗挽き黒こしょうをちらして完成!ベーコンとほうれん草のおかげで、カラフルながらも優しい色合いのパスタに仕上がりました。
食べてみると、フジッリのクルクルにクリームソースがしっかり絡んで濃厚な食べごたえ。噛むとベーコンのコクとしめじのうま味が口の中に広がります。
クリーミーですが食べやすい風味なので、キャンプのブランチにおすすめですよ。
リガトーニのボロネーゼのレシピ
材料(2~3人分)
- リガトーニ 200g
- 水 1.5L
- 塩 小さじ2
- 牛挽き肉 約200g
- 玉ねぎ 1/2個(約180g)
- にんじん 1/3本(約50g)
- にんにく 1片
- オリーブオイル 大さじ1
- 粉チーズ 適量
- 刻みバジル 適量
★ソース調味料
- カットトマト缶 1個
- 赤ワイン 50ml
- コンソメキューブ 1個
- ローリエ あれば1枚
2品目は円筒状になった生地に縦筋が入った「リガトーニ」のボロネーゼ。キャンプでも登場機会の多い食材を利用して、ボリュームたっぷりに仕上げます。
リガトーニのボロネーゼの作り方
まずは、クッカーに水、塩を入れて湯を沸かして、リガトーニを表記時間通りに茹でます。
リガトーニを茹でている間に具材の下ごしらえ。玉ねぎはみじん切りにしましょう。
にんじんも同じくみじん切りに。
さらに、にんにくは半分に切って芯を取り除き、みじん切りにします。
なお、今回は作りやすいように玉ねぎ・にんじん・にんにくという組み合わせにしていますが、セロリをプラスすれば、より風味豊かに仕上がりますよ。
具材の下ごしらえが終わったところで、ちょうどリガトーニが茹で上がったので、クッカーから上げて水気を切っておきます。
ここからはソース作り。フライパンにオリーブオイルを熱したら、みじん切りにした野菜を加えて弱火で炒めていきます。
香りが立ってきたら、牛挽き肉を加えて中火で炒めます。
挽き肉の色が変わったらフライパンに赤ワインを加え、火を強めてアルコールを飛ばしましょう。
さらに、カットトマト缶とコンソメキューブ、あればローリエを加えて混ぜ、弱火にしたらフタをして15分ほど煮こみます。
ローリエを取り除いたらリガトーニを加え、しっかり絡めていきます。
ちなみに、日本のミートソーススパゲッティはパスタにソースをかけて盛り付けますが、イタリアではあらかじめパスタにソースをしっかり絡めておくのが主流なんだとか。
お皿に盛り付けて粉チーズ、刻みバジルをちらして完成!厚みのあるリガトーニのおかげで、ボリューミーな見た目に仕上がりました。
一口頬張ると、挽き肉とトマトのうま味、香味野菜の香ばしい香りが口の中に広がります。
ソースが濃い目、さらにリガトーニ自体に厚みがあるので、食べごたえ十分。お酒好きの方は、ぜひお気に入りのワインと一緒に一緒に召し上がってみてくださいね。
ショートパスタでちょっぴりおしゃれなキャンプめしを楽しもう!
ショートパスタのレシピは、基本的にパスタを茹でてソースに絡めるだけと簡単なのに、いつものスパゲッティよりも食卓がちょっぴりおしゃれに仕上がります。
今回紹介した以外にも、無印良品のパスタ商品はキャンプめしに利用しやすいものが揃っているので、ぜひ店頭でチェックしてみてください!