とにかく荷物をたくさん積みたい、日常使いを考えてデザインを重視したりコンパクトサイズがいいなど「積めるクルマ」の基準は人それぞれ。多様な要望に応えるべく、「アウトドアギアの積みやすさ」という視点でSUV4台をチェックしました!
私がテストしました!
アウトドアプロデューサー 長谷部雅一さん
世界を旅した経験と技術、そして持ち前の好奇心でアウトドアの魅力をわかりやすく伝える達人。仕事ではクルマを使った移動も多い。
「僕は今、仕事で大量の荷物を運ぶ必要からミニバンに乗っていますが、本来はSUV派。ト
レッキングシューズを履いた気分でどこにも入っていける走破性の高さに、自由を感じます」
そう長谷部さんが語るように、大きめのタイヤを履き、地面からの距離にゆとりがあるSUVは、アウトドアと最も親和性が高い。近年、SUVの人気が高まっているのは、普段使いでも快適な広い室内と見晴らしの良さがウケているからだろう。
「僕はやっぱりラゲッジに荷物を満載して野山を駆け巡りたい。3列シートのSUVなら積載性能はいうことなしだし、2列シート車でも後席をアレンジすることで、かさばる長ものをうまく収めることができます」
SUV人気で増えてきたのが、なだらかな曲線でボディーをデザインしたクーペタイプだが……。
「積載にこだわるなら、箱型もしくはそれに近いタイプのほうが断然いいし、むしろアウトドアでは絵になります!」
SUVでもサイズやデザインだけでなく、積載に関する機能にもそれぞれの個性がある。長谷部さんの積載インプレッションを参考に、自分のスタイルに合った1台を見つけよう。
※SUV4台の積載検証レポートは後日順次配信します。お楽しみに!
アウトドアボックスを限界まで積んでみました
チェック方法
積める量の目安として、リスの「トランクカーゴ」がラゲッジルームにどれだけ入るかをチェック。大、中、小の3サイズを組み合わせて最大限に積んだ。このため、後方視界が遮られたり、隙間が大きく残ることもあり、実際に荷物を積める量とは異なる場合もある。
協力/リス https://www.risu-shop.jp/
大
トランクカーゴ TC-70S、¥4,980
サイズ:W780×D390×H357㎜
中
トランクカーゴ TC-50S、¥3,980
サイズ:W600×D390×H357㎜
小
トランクカーゴ TC-30S、¥2,980
サイズ:W400×D390×H357㎜
※構成/櫻井 香 撮影/高柳 健 協力/佐藤篤司、桐畑恒治
(BE-PAL 2023年10月号より)