同行の矢島カメラマンは埼玉の山奥育ち。山の鳥に比べて水鳥を見る機会が少なかったのでシギチ(と、鳥の世界では約する)の群れに大興奮!
「やべー! メダイチドリだ。やべー! チュウシャクシギもいる。やべー! セイタカシギだー! やべー! やべー!」
だだっ広い海岸では身を隠すものもないが、P900があれば遠くから撮影可能。肉眼では同定できない鳥も撮影しておけばあとから図鑑と照合できる。警戒心が強くて近寄らせてくれなかった鳥も、P900で記録しておいたおかげで、あとから名前を知ることができた。
写真はセイタカシギ。
大瀬海岸を堪能したあとは山深い南部へ移動。衛星画像と地形図で目星をつけた森も、憧れの鳥だらけ!
渡りの途中のサシバは電線に。
ズアカアオバトは内地のキジバト感覚。
森にはオーストンオオアカゲラのドラミングが響いていた
そして、足元には気をつけないと踏んでしまいそうなほどイモリとカエルが! しかし、P900ならマクロもOK。遠くの鳥を撮ったあと、すぐに近くにいる小生物も押さえることができる。
発売から2年近くが過ぎたものの、いまだCOOLPIX P900は唯一無二の存在。レンズ交換なしの圧倒的な機動力で、マクロから望遠まで目にした風景と生物を記録し、動画の撮影もできる。
「自然観察用のカメラが欲しいな」なんて方がいたら、COOLPIX P900、おすすめですよ!
ニコン/COOLPIX P900
実勢価格 ¥53,000
有効画素数:1605万画素
撮影素子:1/2.3型原色CMOS
総画素数:1676万画素
レンズ:光学83倍ズーム、NIKKORレンズ
焦点距離:4.3−357mm(35mm判換算24-2000mm相当)
解放F値:f/2.8−6.5
http://www.nikon-image.com/products/compact/lineup/p900/
構成/藤原祥弘 撮影/矢島慎一