とにかく荷物をたくさん積みたい、日常使いを考えてデザインを重視したりコンパクトサイズがいいなど「積めるクルマ」の基準は人それぞれ。多様な要望に応えるべく、「アウトドアギアの積みやすさ」という視点でロングボディのプジョー・リフターをチェックしました!
私がテストしました!
全天候型ライター ホーボージュンさん
世界中の自然を旅する全天候型ライター。20代はプロドライバーとして世界各国を走り回るなど、クルマ愛もこだわりも人一倍強い。
取りはずし可能な3列目シートを装備
プジョー/リフター ロング
荷室実測値 幅1,200x奥1,330x高1,200mm
リフターは、プジョーが欧州で販売する商用バン「パートナー」の乗用車版。日本には2020年から導入され、なかでも3列7人乗りのリフターロングに注目が集まっている。
「乗り心地もいいから、たくさんの遊び道具を積んで長距離を走るっていう僕の理想に近い」
2列目シートは3座それぞれが独立し、フラットに格納できるため、多彩なシートアレンジが可能。また、3列目は左右別々に取りはずせる仕様だ。
「3列目は跳ね上げ式だと積載の邪魔になるから、取りはずせて、しかも手間が簡単なリフターロングには感心した~」
ジュンさんは自身がこだわるリアゲートについても高評価。
「ガラスハッチだけを開けられるから、荷崩れさせずに中の荷物にアクセスできるのは◎!」
●ボディーサイズ:全長4,760×全幅1,850×全高1,900㎜
●車両重量:1,700㎏
●最低地上高:180㎜
●最小回転半径:5.8m
●乗車定員:7名
●パワーユニット:1,498cc直列4気筒エンジン(ディーゼル)
●最高出力:96kW(130PS)/3,750rpm
●最大トルク: 300N・m/1,750rpm
●WLTC燃費:18.1㎞/ℓ
テスト車両のグレード:GT ¥4,550,000(車両本体価格)
問い合わせ先: プジョー 0120-840-240
これだけ積めました!
大6個 中3個 小0個
3列目シートを立てた状態でもこれだけのコンテナを積めた! 3列目をはずした場合は、コンテナ大8、中1、小2と、さらに積むことができる。
「3列目シートは座り心地がいい。前後130㎜のスライドができて見晴らしもいいから、ストレスがない」
ロングボディーの恩恵で3列目シートを立てた状態でも、かなりの荷物が積めるラゲッジを確保できる。
3列目をはずした際の奥行きは2100㎜と寝床確保にも十分。さらに2列目を倒せば広大な空間に。
タイヤハウスの出っ張りがなく荷物を無駄なく積める。
サイドの棚をテーブルにコーヒータイム。「ここに板を渡して、その下に寝床を作るのもいい」
天井が高く四角い構造のラゲッジ。助手席も倒せば3mの長ものも入る。
リフターも天井収納が。カングーより奥行きは浅いが実用性は高い。
アウトドアボックスを限界まで積んでみました
チェック方法
積める量の目安として、リスの「トランクカーゴ」がラゲッジルームにどれだけ入るかをチェック。大、中、小の3サイズを組み合わせて最大限に積んだ。このため、後方視界が遮られたり、隙間が大きく残ることもあり、実際に荷物を積める量とは異なる場合もある。
協力/リス https://www.risu-shop.jp/
大
トランクカーゴ TC-70S、¥4,980
サイズ:W780×D390×H357㎜
中
トランクカーゴ TC-50S、¥3,980
サイズ:W600×D390×H357㎜
小
トランクカーゴ TC-30S、¥2,980
サイズ:W400×D390×H357㎜
※構成/風間 拓、櫻井 香 撮影/高柳 健 協力/佐藤篤司、永田恵一
(BE-PAL 2023年10月号より)