とにかく荷物をたくさん積みたい、日常使いを考えてデザインを重視したりコンパクトサイズがいいなど「積めるクルマ」の基準は人それぞれ。多様な要望に応えるべく、「アウトドアギアの積みやすさ」という視点でステーションワゴン3台をチェックしました!
私がテストしました!
本誌編集長 沢木拓也
BE-PAL魂を継承する現編集長。「駐車場の事情で背の高いクルマを持てない人にも、ステーションワゴンはおすすめ!(私のことです)」
今、ステーションワゴンの選択肢が減ってきている。ラゲッジの広さよりもキャビンでの快適さを求めて、ミニバンやSUVを選ぶ人が増えているのだ。
「でも、ステーションワゴンでしか味わえない良さもあるんですよ、アウトドアでは」と語るのは、本誌編集長・沢木。
「まず後席をたたんだときのラゲッジの奥行きが長いので、荷物を縦に積みやすい。もちろん車中泊も簡単。そして背が高いミニバンやSUVと比べて重心が低いから、タイトなカーブが続く山道で体が振られにくく、クルマの挙動も安定します。高速道路では風切り音が少ないし、横風にも強いんです」
実際、高速道路網が発達しているドイツでは、今もステーションワゴンが人気。遊びのフィールドへ向かう道が高速道路中心なら、良さを実感できるはず。
「もうひとつ、ステーションワゴンのカタチが好きになれないという声も聞くけど、最近のクルマはどれもスタイリッシュ。普段使いする家族の同意を得やすいと思いますよ」
というわけで、少ないながらも厳選した本誌が推すのは、洒落て使える国内外の3モデル。磨き抜かれた機能をご覧あれ!
※ステーションワゴン3台の積載検証レポートは後日順次配信します。お楽しみに!
アウトドアボックスを限界まで積んでみました
チェック方法
積める量の目安として、リスの「トランクカーゴ」がラゲッジルームにどれだけ入るかをチェック。大、中、小の3サイズを組み合わせて最大限に積んだ。このため、後方視界が遮られたり、隙間が大きく残ることもあり、実際に荷物を積める量とは異なる場合もある。
協力/リス https://www.risu-shop.jp/
大
トランクカーゴ TC-70S、¥4,980
サイズ:W780×D390×H357㎜
中
トランクカーゴ TC-50S、¥3,980
サイズ:W600×D390×H357㎜
小
トランクカーゴ TC-30S、¥2,980
サイズ:W400×D390×H357㎜
※構成/櫻井 香 撮影/高柳 健 協力/桐畑恒治、永田恵一、風間 拓
(BE-PAL 2023年10月号より)