お手頃価格のコンパクトカーはどこまでキャンプ道具の積載ができるのか大検証 - 【BE-PAL】キャンプ、アウトドア、自然派生活の情報源ビーパル
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    2023.10.19

    お手頃価格のコンパクトカーはどこまでキャンプ道具の積載ができるのか大検証

    お手頃価格のコンパクトカーはどこまでキャンプ道具の積載ができるのか大検証
    とにかく荷物をたくさん積みたい、日常使いを考えてデザインを重視したりコンパクトサイズがいいなど「積めるクルマ」の基準は人それぞれ。多様な要望に応えるべく、「アウトドアギアの積みやすさ」という視点で注目のコンパクトカーをチェックしました!

    私がテストしました! 

    本誌編集 早坂英之

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    小さいクルマでデッカく遊ぼう!

    遊び場は、ほぼキャンプ場。愛車は軽トラとコンパクトハッチバック。「ファミキャンだと室内はギチギチですが、それでも幸せ!」

     

    ソロキャンを格上げするギミックが満載

    コンパクトカーの魅力とは

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    買いやすい価格設定と取り回しのしやすさから、軽自動車や排気量1リッタークラスのコンパクトカーは、運転免許を取得してまもない初心者に人気。だが、アウトドアにおいてはむしろ熟練者に人気があると、早坂は語る。

    「キャンプって色んな道具を試したいから、クルマに積む荷物が増えちゃいますよね。でも、慣れてくるうちに道具が厳選されてくる。そうなると、クルマも必要最小限のサイズで済むし、それを追求していくのがまた楽しいんですよね~」
     
    そこまで熟練していなくても、ソロやカップルでのキャンプなら、コンパクトカーで事足りる。

    「日本独自の進化を遂げたコンパクトカーは、どれも多機能で室内空間も極限まで広く設計されています。トールワゴンタイプなら積み込みで悩むことはないと思いますよ」
     
    また、コンパクトカーは走行性能にこだわるべき、とも。

    「軽自動車なら断然ターボエンジン搭載車。山道でもストレスなく走れます。そうそう、デザインも大事。小さいからこそディテールが大きな個性になります。小さく、でっかく、カッコよく。コンパクトカーでキャンプを盛り上げましょう!」

    アウトドアボックスを限界まで積んでみました

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    チェック方法

    積める量の目安として、リスの「トランクカーゴ」がラゲッジルームにどれだけ入るかをチェック。大、中、小の3サイズを組み合わせて最大限に積んだ。このため、後方視界が遮られたり、隙間が大きく残ることもあり、実際に荷物を積める量とは異なる場合もある。

    協力/リス https://www.risu-shop.jp/

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    トランクカーゴ TC-70S、¥4,980
    サイズ:W780×D390×H357㎜

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    トランクカーゴ TC-50S、¥3,980
    サイズ:W600×D390×H357㎜

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    トランクカーゴ TC-30S、¥2,980
    サイズ:W400×D390×H357㎜

    パワフルなジムニー「シエラ」は積めて遠出できるヨンクの最適解だ!

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    とにかく荷物をたくさん積みたい、日常使いを考えてデザインを重視したりコンパクトサイズがいいなど「積めるクルマ」の基準は人それぞれ。多様な要望に応えるべく、「アウトドアギアの積みやすさ」という視点でオフロードもガンガン走れるスズキ・ジムニーシエラをチェックしました!

    ※荷室実測値はそれぞれ実用的な最大部分を計測し(シートの前後位置を標準体型での乗車に適した位置で調整)、メーカー発表値とは異なる場合がある。
    また、奥行きの最大値は開口部から、たたんだ後席の背もたれの先端(ショルダー部分)までの長さを計測。

     

    積めて走れる! ジャストサイズの美学

    スズキ/ジムニー シエラ

    荷室実測値 幅1,290×奥910×高1,200㎜

    日本の山道を走破するために生まれた軽4WD車、ジムニー。そして軽の規格に制限されない海外を主な市場として開発されたのが、ジムニー シエラだ。

    「軽のトールワゴンを推しておきながらこういうのも何ですが、ジムニーはアウトドア好きにとって特別な存在なので。今回は1.5ℓエンジンを積むジムニー シエラを選びました。車体は軽サイズながら、パワーは段違い。荷物満載でも低速からもりもりと加速していきます」
     
    ジムニー シエラは大径タイヤを装着し、それに合わせてオーバーフェンダーが付く。そのため全幅はジムニーより大きいが、室内の広さは同じだ。

    「真四角なラゲッジはコンテナを積むのに最適。隙間なく積んで、自分だけのフィールドで野営する。ロマンですね!」

    ジムニーよりも 下半身どっしり!

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    ●ボディーサイズ:全長3,550×全幅1,645×全高1,730㎜
    ●車両重量:1,080㎏ 
    ●最低地上高:210㎜ 
    ●最小回転半径:4.9m 
    ●乗車定員:4名 
    ●パワーユニット:1,460cc直列4気筒エンジン
    ●最高出力:75kW(102PS)/6,000rpm
    ●最大トルク: 130N・m/4,000rpm 
    ●WLTC燃費:15.4㎞/ℓ

    テスト車両のグレード:JC・5MT ¥1,985,500(車両本体価格)
    問い合わせ先:スズキ 0120-402-253

    これだけ積めました!

    大4個 中1個 小2個

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    後席をたたんだ状態で積載。まるでコンテナのサイズに合わせたかのように、隙間なくきれいに積めた。もちろん軽のジムニーでも同じように積める。

    ラゲッジの床の隅が壁に向かってラウンドしておらず、ほぼ直角。だからコンテナを隙間なく水平に積める。

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    ゴツいギアが似合う

    リアゲートは横開き。「四角いラゲッジにはディーライトのタフなツールボックスを合わせたい!」

    後席をたたみ、前席のヘッドレストをはずして後ろに倒せば長ものも積める。

    同乗者用のアシストグリップの奥に収納が。小物を挟んでしまえる。

    後席は2分割式。

    ラゲッジのいたるところにネジ穴が付いている。使い方に合わせてフックなどを取り付けられ、積載のアレンジの幅が広がる。

    ※構成/櫻井 香 撮影/三浦孝明

    (BE-PAL 2023年10月号より)

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