●安宿
南の島でも停滞はつらいもの。大雨に降り込められそうになったらフェリー乗り場の目の前にある「名瀬港湾センター」へ。1名3000円〜、2名5500円〜で宿泊できます。設備は決して新しくはないけれど、旅情は抜群。周囲のビジネスホテルより格段に安く、名瀬の街も(ちょっと遠いけど)徒歩圏内。レンタカー、レンタバイクの貸し出しも行ない、軽自動車は1日3000円(連続して借りる場合2日目以降は1日2000円)と割安。
名瀬港湾センターTEL 0997-69-3131
http://www.nasekouwan-center.com/
●見どころ
奄美大島北部の見どころはなんといってもビーチ。おじさんの一人旅ではうろたえてしまうほど、美しい白砂の浜と青い海が迎えてくれます。空港そのほかでもらえる島の地図で、「○○ビーチ」とあるところはだいたい絶景です。下の写真は崎原ビーチ。
野鳥を手軽に観察するなら、空港近くの「大瀬海岸」へ。シギやチドリ、夏にはアジサシの仲間を中心に海鳥を見ることができます。
生き物の観察好きなら、大和村にある「環境省 奄美野生生物保護センター」は一見の価値あり。奄美大島の地理的な成り立ちから、固有の自然についての情報がコンパクトにまとまっています。また、観察時のマナーや守るべきルール、注意点なども教えてもらえます。
飛行機に乗せられないガスカートリッジやアウトドア用品、釣り具の入手は島の北部にある「ビッグⅡ」へ。ハブ採集道具や島の魚に特化した釣り具、アウトドア用品は必見!
大島南部へ行ったら、住用川と役勝川が交わる汽水域に広がる、マングローブは忘れずに。1時間1500円でカヤックをレンタルでき、水の上からもマングローブの森を楽しめます。
加計呂麻島はどこを見ても絶景! といえるほど雰囲気のある島なのですが、「安脚場戦跡」をはじめとする戦跡も見ておきたい場所。悪名高い特攻兵器の「震洋」の格納庫など、先の戦争の遺物が多く残っています。