●旅の注意
奄美大島・加計呂麻島で気をつけたいのがハブとの遭遇。奄美周辺のハブは、日本に生息するハブの中でも特に毒が強いといわれています。島の集落ではハブを避けるための棒が10m間隔で置かれているような場所も。日中も石垣や藪とは距離をおき、夜間はライトで足元の確認を!
奄美旅行の魅力のひとつに特有の自然との出会いがありますが、気をつけたいのが「生き物を見に行って、その生き物を傷つける」こと。島ではアマミノクロウサギなどのロードキル(轢き殺してしまうこと)が問題になっています。自然の濃い地域をクルマで走るときは速度を落とし、両生類が道へ出てくる雨天や雨上がりは林道に入らないなどの配慮が必要です。
また、奄美大島の南部の山道は非常に入り組んでおり、荒れた未舗装炉になることも。生き物を見るときは林道には乗り入れず、麓から歩くことをおすすめします。
構成/藤原祥弘 撮影/矢島慎一