1つあれば本格的な中華料理を作ることができる万能調味料「味覇(ウェイパァー)」(社廣記商行が販売)。独特の旨みにはファンも多く、また簡単に味が決まるので、じつはアウトドアにもピッタリの調味料。
そこで今回は、味覇を使ったキャンプ飯におすすめの八宝菜のレシピをご紹介します。
万能調味料「味覇」とは
味覇は兵庫県神戸市にある廣記商行が販売している中華風万能調味料。普段はあまり料理をされない方でも、真っ赤な背景色にデカデカと大きく商品名が書かれているパッケージに見覚えがあるのではないでしょうか。
そんな味覇には、鶏骨や豚骨をベースに野菜エキスやスパイスが配合されていて、これさえあれば炒め物やスープ、チャーハンなども本格的な中華風味に仕上げることができるんです!
簡単にビシッと味が決まるので、キャンプ飯はもちろん、料理初心者の方にもおすすめの調味料。ちなみに、味覇には缶タイプとチューブタイプがあるのですが、今回は持ち運びにも便利なチューブタイプを使用します。
味覇で作る八宝菜のレシピ
材料(2~3人分)
- 豚こま切れ肉 100g
- 松笠イカ(冷凍) 100g
- 白菜 約150g
- にんじん 1/3本(約50g)
- しいたけ 2個
- うずらの卵の水煮 6個
- ごま油 大さじ1
- おろしにんにく 小さじ1
- 塩コショウ 少々
★調味料
- 水 150ml
- 味覇(チューブタイプ) 約10cm
☆水溶き片栗粉
- 水 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1
味付けは本当に味覇のみで、素材の旨みたっぷりに。ちなみに、八宝菜の「八」は「8種類の具材」ではなく、「たくさん」という意味で、数にこだわる必要はありません。今回はスタンダードな食材ばかり使用していますが、お鍋やバーベキューであまった食材で作るのもおすすめですよ。
作り方
まずは、松笠イカを30分以上塩水に浸けて解凍しておきましょう。松笠イカというのは表面に格子状に切り込みが入ったイカのこと。表面に切り込みが入っていると加熱したときに松ぼっくりのかさのようになり、見た目が華やかになるのはもちろん、調味料も絡みやすくなります。
解凍後はキッチンペーパーで水気を拭き取る。
きちんと拭き取れたら食べやすい大きさに切りましょう。
なお、今回はイカを使用していますが、エビやシーフードミックスなどで作っても美味しいですよ。次は野菜の下ごしらえ。まずは、白菜をざく切りにしましょう。
しいたけは根元の石づきを切り落として軸を取り、薄切りにします。
軸は笠部分に比べて固いので、繊維を断つように斜めに薄切りにしましょう。次ににんじんは縦に4等分に切ってさらに薄切り(短冊切り)にします。
フライパンにごま油を熱したら、豚こま切れ肉とおろしにんにくを加えて中火で炒めます。
豚肉の色が変わってきたら、白菜、しいたけ、にんじんを加えて混ぜ炒めます。このあと煮るので、野菜全体に油がなじんで、軽くしんなりすればOKです。
野菜もたっぷりと旨みを引き出しましょう。
水を加えたら、今回の主役である味覇を投入しましょう。チューブタイプの味覇のパッケージ裏には、味付けの目安が記載されています。今回はこちらを参考に、約10cmほど使用しました。
最後にみんな大好きなうずらを汁ごと入れましょう。
しっかり混ぜたら煮立たせて、弱火で5分ほど煮ます。にんじんが柔らかくなるまで煮ましょう。
一旦火を止めて、水溶き片栗粉を回し入れたら1分ほど加熱します。
手早く混ぜて火にかけ、とろみが付くまで1分ほど加熱し、塩コショウで味を調えたら火から下ろしましょう。
お皿にたっぷり盛り付けて完成!華やかな見た目と、てりてりとろ~りのあんが食欲がそそられます。
ひと口頬張ると、熱々のあんにプリッとしたイカの食感や野菜の旨み、豚肉のジューシーなコクが絡んで絶品。しっかりこってり味ですが、味覇のおかげですっきりと上品な風味に。食材が持つ食感や旨みを楽しめて、うずらの卵でお得感もたっぷりの一品に仕上がりました。
味覇を使えばキャンプでも簡単に本格中華料理を楽しめる!
味覇は今回作った八宝菜はもちろん、ラーメンのスープやチャーハンにもピッタリ。あまった野菜を炒めるだけでも、旨みたっぷりの一品に仕上がりますよ。ぜひ味覇を使って、キャンプでも本格的な中華料理を作ってみてください!