山専寝袋に始まったNANGAだが、その優れた品質とブランドの認知度が急上昇したきっかけとなったのは「オーロラダウンジャケット」だった。
そもそも冬山登山用として開発されたが、アウトドアフリークの間でも人気となり、キャンプやタウンユースとしても広く活用されるようになったのだ。
そして現在は、原点である寝袋はもちろんのこと、街でも着こなせるハイセンスで機能的なアパレル製品も数多くラインアップされている。
そこで、今年のウインターシーズンにお薦めのアイテムを、NANGAスタッフによるチョイスで詳しく見ていこう。
本格的な登山をはじめ、キャンプからタウンまで。この冬、手に入れたいNANGAの最新アイテム情報をご紹介!
デザインを一新した6代目の大定番ダウン
オーロラ ダウン ジャケット
¥47,300
開発当初は登山用、4代目からは街着としても着こなせるデザイン、カラー展開へと移行。そして誕生20周年となる今シーズンは、重ね着しやすいゆったりしたシルエットになっている。
止水ジッパーの採用で防水性がアップ。腕部分の羽毛が潰れにくい縫製が施されている。
内側に内襟が付き、首に裏地のナイロンがまとわりつかず着心地がよくなった。
オーロラ スクエアフット 600
¥55,000
足もとにスクエア状シルエットを採用した、オーロラシリーズの新作。L字型ジッパーを全開すれば、掛け布団としても使える。
オーロラ
レクタンギュラー
ダウンバッグ800
¥63,800
オーロラテックスのシェルに、ダウンを800g封入した封筒型。極寒地では3季用寝袋と併用、全開して掛け布団としても使える。
オーロラ ダウン ジャケット イブキ
¥61,600
ナンガの地元、滋賀県の最高峰・伊吹山の名を冠した特別仕様。ダウンの保温力を最大限に生かすための特殊な縫製が施されている。
ポーラテック フリース
ジップ ブルゾン
¥24,200
スタンドカラーのシンプルなフリースジャケット。フィールドでは冬場の中間着に、街ならアウターとしても着こなせるデザインだ。
オーロラ ウィンターサンダル
¥7,700
冬に履くサンダルでお馴染みのSUBUとコラボ。生地にオーロラテックスが使われ、内側には起毛地がライニングされている。
ユニークさ満点! NANGA SHOP HARAJUKUでお宝探し
アウトドアショップが集う街、東京・原宿。そこに堂々オープンしたフラッグシップストアには
お客さんを楽しませる仕掛けの数々が!
アウトドア系店舗が軒を連ねるようになった原宿の明治通り周辺。大通りから1本裏手に入ったところに、エントランスが全面ガラスのショップがある。
それこそが、昨年9月10日に旗艦店としてオープンしたNANGA5店舗目の直営店だ。
店に入ってすぐ左側には、トレーラーに載った小部屋が鎮座している。「おぉ、これがウワサの冷凍フィッティングか!」。冷凍庫内でショップにあるダウン製品を試せるほか、寝て試せるベッド什器も完備している。
こうした斬新なアイデアを具現化できる企画力、実行力の高さ──。ここは、NANGA大躍進の勢いを感じられる場所だ。
氷点下でもへっちゃら!
店内に常設されたマイナス5度Cまで温度を下げられる冷凍フィッティングで、ダウンウェアの暖かさを実際に体験することができる。
寝袋の一番人気はやっぱりコレ!
寝袋をモチーフにしたNANGAならではのタブレットケースやフォンケースをはじめ、アクセサリー小物も豊富にそろっている。
試着用の"冷凍庫"もあるよ!
ショップの内部は滋賀県米原市にある自社工場をイメージしたインテリアで統一。ファクトリー感満点な剝き出し天井が印象的だ。
自社研究機関「NML」が新たに開発した"着る寝袋"。ジャケットとパンツのスーツ(別売り)で使用し、限界使用温度域はマイナス5度C!
家庭用羽毛布団「GOOD SLEEPING」。ステッチが首元に当たらないキルトパターンなど、老舗メーカーならではの工夫がされている。
マウンテンロッジシリーズ最新作は、首元スッキリのクルーネックで、コンシールジッパー採用のプルオーバー。重ね着もしやすい。
NANGA SHOP HARAJUKU
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-19 原宿WATビル101
電話:03(3409)1941
営業時間:11:00〜20:00
定休日:水曜日
※構成/坂本りえ 撮影/永易量行、小倉雄一郎
(BE-PAL 2023年11月号より)