始祖鳥のロゴでお馴染みのアークテリクスから、リサイクル素材を100%使用した「ALPHA SV JACKET(アルファ SV ジャケット)」が発売される。
また、この発売に先駆け、公式アプリストアでは抽選販売のエントリーをスタートしている。エントリー終了は11月6日11時まで。直営店での一般販売は11月6日から。
ファンション性と品質の高さから人気を集めるアークテリクス
アークテリクスは1989年にカナダ西部ブリティシュコロンビア州・バンクーバーで、ライミング用ハーネスの製造メーカーとして誕生。日常の中にアウトドア・アクティビティが自然に溶け込んだこの街で、クライミングギアを製造販売するガレージブランド「ロックソリッド」としてスタートした。
1991年には、生物の進化の歴史で最初に空を舞った鳥とされる始祖鳥をモチーフに、社名をARC’TERYX(アークテリクス)に変更。「耐久性こそがサステナビリティにつながる道である」という信念のもと、人と地球への影響を考え、長期使用に向けたデザインを研究し、機能と耐久性の最大化を図ってきた。
日本では特にここ数年、ファンション性と品質の高さから人気を集めているようだ。
リモデルした「ALPHA SV JACKET」の2つの変更点。
今年で誕生して25周年をむかえる「ALPHA SV JACKET」。厳しい高山のコンディションのために作られた、最も耐久性のあるアークテリクスのクライミングジャケットだ。
今回、リモデルされた「ALPHA SV JACKET」で大幅に変更されたのはリサイクル素材の採用と耐久性の向上の2点。その詳細を見ていこう。
(1)リサイクル素材の採用
3層防水透湿素材「GORE TEX Pro Most Rugged (独自の三層構造によってゴアテックスの中でも高い強度を誇る素材)」を使用。ハードシェルの中で最も丈夫なN100デニールの生地を100%リサイクルの生地に変更した。
一般的にリサイクル素材は、未使用の素材のみを使ったものに比べて、安定性や耐久性という面で、機能的に劣る傾向にあるが、過酷な自然環境で長時間過ごすアウトドアの世界で使用される「ALPHA SV JACKET」には一般的なハードシェルよりもはるかに高いレベルが求められる。
そこで、素材メーカーのゴア社とアークテリクスは25年間、素材を共同開発。耐久性×機能性の高さを担保した、今までにないlongevityの高さを誇る生地の開発に成功。ハイエンドモデルである「ALPHA SV JACKET」の生地に100%リサイクル素材の採用を実現した。
(2)耐久性の向上
通常、製品は、使用していくにつれて折り返し部分の剥がれ、圧着テープの粘着力が落ちてくることで劣化が起こる。そこで「アルファ SV ジャケット」では、その劣化を遅らせるために、圧着前の内布の端に、圧着テープをミシンで縫い付けた後に、熱加工することとした。この作業により、ステッチの針孔に接着材が浸み込んで、圧着強度が高まった。
また、手首や裾の内側には、従来別のナイロン生地が使われていたが、今回のリデザインで、ボディと同じ100デニールのナイロン生地を採用。生地自体の耐久性が高まったのに加えて、縫製の仕様も製品のlongevityを高め、より長く使うためのものに変更されている。
「ALPHA SV JACKET」リモデルを記念した2つのイベントを開催
リサイクル素材を100%使用した「ALPHA SV JACKET」の発売を記念したイベントが2つ開催される。
今回で第2弾となる河村康輔氏によるアークテリクスの進化のストーリーを体験できる展示と、アークテリクス40着からひも解くアーカイブ展示だ。
(1)ARC‘TERYX UNCOMMON 002 Window art project 「“HENNGE” by Kosuke Kawamura」
新たに進化を遂げる「ALPHA SV JACKET」と「着用フィールド」の進化のポイントでもある、サステナビリティストーリーを河村康輔氏がアートで伝える。
コラージュアーティスト、アートディレクター、グラフィックデザイナーの河村康輔氏。多数のアパレルブランドにグラフィックを提供する傍ら、ライブ、イベント等のフライヤーDVD/CDのジャケット、書籍の装丁、広告等のデザイン、ディレクションを手掛ける。ジャンルを横断したコラボレーションを多数行い、国内外の様々な美術館やギャラリー等で個展やグループ展を開催している。
アートワークを提供している一例としてはAdidas ORIGINAL、NIKE、TOYOTA、Mercedes-Benz、大友克洋原画展メインビジュアル、Katsuhiro Otomo x Kosuke Kawamura 「AKIRA ART WALL」など。また、ボイスマン美術館(オランダ・ロッテルダム)に大友克洋氏との共作が収蔵。2022年には、UNIQLO「UT」クリエイティブ・ディレクター就任している。
第2弾となる今回は、11月1日(水)から原宿・丸の内、心斎橋にて限定展示。
(2)アーカイブ展示会「ARC’HIVES 」
アークテリクスブランド初となるアーカイブ展示イベント「ARC‘HIVES(アーカイブス)」では、アークテリクスから1998年に最初に発売されたシェルジャケットシリーズの「THETA AR JACKET(シータ AR ジャケット)」などを纏った40体のマネキンを展示。ブランドの歴史や、技術の進化を見ることで、アークテリクスのクラフトマンシップとプロダクトのlongevity(ロンジビティ)を体感できる。
開催は、Hz Shibuya (渋谷区宇田川町 4‐3)にて、11月5日(日)まで(11時〜20時)。入場は無料。
イベントURL:https://arcteryx.jp/blogs/campaign/archives202310
抽選の申し込みにはメンバーシップ ・プログラム「ARC’TERYX BIRD CLUB」とアプリの登録が必要
おしゃれで、品質がいい上、リサイクル素材100%となった最新の「ALPHA SV JACKET」。人気となるのは必須だ。もし、気になるなら、6日11時までに申し込みを済ませよう。
抽選申し込みには「ARC’TERYX BIRD CLUB」の会員登録とアプリのダウンロードが必須となるので、早めの決断が必要だ。
商品概要
women’s
価格:121,000円(税込)
カラー: Black, Edziza (全2色)
サイズ: XS~XL
重量 : 430g (S)
men’s
価格:121,000円(税込)
カラー: Black,Blue tetra,Bordeaux,Dark Magic(全4色)
サイズ: XS~XXL
重量 : 485g (M)