海岸に落ちている貝がらなどを収集したり、観察したりするビーチコーミング。
そんなビーチコーミングで見つけた貝殻に、ロウを流し込み、キャンドルを作ってみませんか。
キャンドルが作り出す温かみのある炎のゆらめきは、最高の癒しの時間に。
そして実は、全国にはビーチコーミングができるキャンプ場があります。
キャンプサイトで自分の作ったキャンドルで夜を過ごせば、忘れられない思い出になること間違いなしです!
今回は、そんな自然からの贈り物を活用し、簡単にキャンドルを作る方法をご紹介します。
キャンドルを作るための事前準備
まずは、拾った貝がらをよく水洗いし、乾かしておきます。
拾ったものをそのまま使うと、砂が付着していたり磯の匂いが強烈だったりすることがあります。
あらかじめ洗っておき、キャンドルをスムーズに作れるように準備しておくのがおすすめです。
材料
作っていくために必要な材料と道具は以下です。
- 貝がら
- ロウソク
- 使い捨てのアルミ容器
- 割り箸
- ハサミ
- ミツロウクレヨン
- キャンプ用グローブ(または軍手)
- グルーガン
- ガスコンロ
作り方
作り方はシンプルで、貝がらにロウを注ぐだけです。
お子さんと一緒に作ることができます。
貝がらを安定させる
まずは、貝がらを水平になるように置きましょう。
貝がらが傾いていると、ロウが貝がらの外へこぼれてしまう恐れがあるためです。
貝がらの外側に、一緒に拾った小さい貝や石を置き、グルーガンなどで接着します。
ロウソクを溶かす
続いて、使い捨てのアルミ容器にロウソクを入れます。
そして、水を入れたフライパンを熱し、湯煎にかけます。
ロウソクが溶けたら、芯を割り箸で取り出します。
その際、芯をできるだけまっすぐに伸ばし、乾かしておきます。
容器を触ると熱いので、作業の際は手袋の着用をお忘れなく!
ロウソクの芯を立てる
先ほど土台として作った貝がらに、ロウソクの芯をグルーガンなどで接着します。
貝がらの中央にグルーガンをたっぷりだし、L字に折ったロウソクの芯をのせると安定します。
芯の長さは、キャンドルの火をつけやすいくらいであればOKです。
2cm以上はロウの上に芯が出るようにするのがおすすめ。長すぎたら、完成後カットすれば大丈夫です。
クレヨンで着色してもOK
着色せずにそのままのロウの雰囲気を楽しんでもいいですし、クレヨンで着色するのもおすすめです。
クレヨンは基本的に、ロウと顔料でできています。そのため、少量溶かして入れることで、着色が可能。
使用するのは、色素の成分の安全性が確認できるミツロウクレヨンが◎。
キャンドル用の染料が販売もされているので、より本格的に作りたい方はそちらを活用するのもいいでしょう。
クレヨンで着色する場合は、アルミの容器に好きな色のクレヨンを削り入れておきます。
そして、そのアルミ容器を湯煎に置き、その中に溶けたロウを入れて着色します。
クレヨンが溶けにくければ、爪楊枝などで少しかき混ぜてみてもいいでしょう。
貝がらにロウを入れる
アルミ容器から、貝がらにゆっくりロウを注ぎます。
すぐに固まってしまうので、テキパキ行いましょう。
一度に入れきると、表面がぼこぼこせず滑らかに仕上がります。
装飾する
ロウが乾いてきたら、拾った小さな貝がらで装飾をします。
ちょこんとのせるだけで、一気に見た目もかわいくなり、子どもたちのテンションも上がりますよ。
なお、燃えやすいものなどをのせると危険なので、貝がらなどで装飾するようにしましょう。
平らな場所にしばらく置いておき、ロウが完全に固まれば完成です。
作り方のコツ
貝がらを安定させること
できるだけたくさんのロウを貝がらに入れるために、貝がらの下に石など置いて安定させるのが上手に作るコツです。
こうすることで火をつけた後も、ロウがこぼれ落ちることを防げるので、おすすめです。
もちろん貝だけで作っても大丈夫ですが、その際は、貝の下に器などを置いて、ロウが下に垂れないように工夫するといいでしょう。後片付けが簡単になります。
芯を付けるのにグルーガンを使用すること
ロウを入れてから、芯を固定することもできますが、グルーガンで固定しておくと、作業が楽になります。
お子様と一緒の場合や、初めて作る場合には、グルーガンで芯を固定するのがおすすめです。
グルーガンで芯を立てたけど倒れてきてしまった、という場合は割り箸やヘアピンなどを使い挟んで固定しても大丈夫です。
完全に固まる前に固定してみましょう。
手軽に作れるオリジナルキャンドルでキャンプを彩ろう!
ロウを溶かして入れるだけで簡単にできてしまうキャンドル作り。
貝がらが拾えない場合は、市販の貝がらを利用してもいいですね。
自分だけのオリジナルキャンドルを、ぜひキャンプでも作って楽しんでみてください。