伝統木工技術である「組子細工」職人の匠の技によりて、光の広がり方まで計算され生まれたLEDランタン用のウッド提灯シェード「夢淡灯(ゆめあんどん)」が発売された。
今回ラインナップしたのは、異なる木材で作られた「淀(よど)」「初(はつ)」「江(ごう)」の3種類。近江国(現在の滋賀県長浜市)に生まれ、浅井長政と織田信長の妹「市(いち)」の娘として歴史的にも名を残す浅井三姉妹の名前をそれぞれに冠したものだ。
「淡海」で生まれた、美と絆を灯す行灯のようなウッド提灯シェード
「夢淡灯」を発売したのは、滋賀県長浜市を拠点に活動するクリエーターチームHikU (ハイク)の畠中俊介氏 (PURIBASE)。人と地域に「感謝」を込めた「貢献」活動を軸に「家族」をテーマにしたストーリーのある商品開発販売、体験ワークショップの開催、企業プロデュースや地方創生を手掛けている。
「夢淡灯」は、ユニークな折り畳み構造で、精巧に組み合わせられた木の間から漏れる淡い灯りが滋賀県のシンボルである琵琶湖の異名「淡海」を思わせるような温かな光で空間を満たし、世界に一つだけの心温まる灯りを提供する。
琵琶湖に差し込む穏やかな夕陽を思わせる淡い光から、行灯(あんどん)の「行」の字を「淡」として、自らの灯で多くの人たちを照らし続けたいという「夢」を一文字を加え、「夢淡灯」と名付けられた。
また、英字表記はローマ字のYumeandonではなく「you, me, and one」とした。 あなた(you)と私(me)を暖かく灯す光、さらに多くの人たち(and one)を灯す光となるように、 そして世界中のたくさんの人たちに愛される行灯として届けて行きたい、という思いを込めたとのことだ。
日本の伝統木工職人の高い技術力を感じられる5つのこだわり
この商品は、持ち上げると、吊るし上げられるように自然と展開し、平らな面に置くことで一つに畳み込まれる構造でできている。
これは、「人が生きていく中で常に誰かを助けたり誰かに助けられているように、互いに支え合い思いやることで人生を豊かにする循環の連鎖が生まれるような、そんな繋がり」を表現しているのだそう。
また、この商品には職人の高い技術力を感じられる5つのこだわりがある。
(1)独自のデザインを特許庁に意匠登録済
独自性の高い構造やデザインは特許庁意匠登録済。
(2)厚さ2mm!の神秘的な灯り
木材を2mmの厚さにスライス。絶妙なバランスで配置することで木材の隙間から光が漏れ出す、神秘的な灯りが表現されている。
(3)収納時は3cmでコンパクトに
使用時は上部を持ち上げるだけでお互いのパーツが支え合い、一瞬で広げることができる提灯のような構造に設計されている。
(4)樹齢300年の木目を活かした材料選び
樹齢300年の木目を活かし、見た目の美しさにこだわった材料を選んでいる。
(5)多くのLEDランタンにフィット
Goal Zeroなど多くのLEDランタンにフィットする上部形状になっている。
「FIELDSTYLE JAMBOREE 2023」でお披露目
下記日時に開催される「FIELDSTYLE JAMBOREE 2023」では、PURIBASE & YONEJI BASE from HikUとして出店。展示・販売を行う。
FIELDSTYLE JAMBOREE 2023
日時:11月11日 (土)・11月12日 (日) 9:00〜17:00まで
会場:AICHI SKY EXPO 愛知国際展示場
WEBサイト:https://field-style.jp/
キャンプの夜を豊かに過ごそう
古来から続く日本の美と絆を伝統技術と木の温もりで表現した「夢淡灯」。キャンプなどの夜に、このシュードをつけたランタンを灯せば、心を暖かく、ゆっくりと流れる時間を提供してもくれるかも。戦国時代の3姉妹に思いを寄せると、タイムトリップを楽しめそうだ。
商品概要
サイズ:
収納時;縦20.8cm、横20.8cm、高さ3cm
開いているとき;縦20.8cm、横20.8cm、高さ12cm
ラインナップ:
「淀」樹齢300年の吉野杉が、木本来の色目を生かした柔らかな灯り。
「初」ウォールナットを使用、上品で落ち着いた灯り。
「江」木曽檜の美しさとレーザー彫刻による装飾による芸術的な灯り(2024年発売予定)。
使用可能LEDランタン:一辺の長さが11cm以内のもの
問い合わせ:HikU InstagramアカウントDMにて:@hiku_story