キャンプで定番のナイフはいくつかありますが、MORAKNIV(モーラナイフ )のCOMPANION HEAVYDUTY(コンパニオン ヘビーデューティー)(以下、モーラナイフ ヘビーデューティー)がそのひとつであることは間違いないでしょう。私も愛用しているこのナイフが、なぜ「定番」と呼ばれるのか、その理由を深掘りしてみました。
モーラナイフ ヘビーデューティーが「定番」と呼ばれる理由
誰でも使いやすいブレード
モーラナイフ ヘビーデューティーの刃の厚さは3.2mm。同じモーラナイフシリーズでは、刃厚が2.5mmものがあり、その差は約1.3倍。そう、モーラナイフ ヘビーデューティーは刃厚が厚いのです。
ナイフの背を叩いて薪を割るバトニングは刃厚が薄いナイフではできませんが、このモーラナイフ ヘビーデューティーなら安心してできます。さらに刃の形状は両サイドが斜めになっている両刃なため、左右どちらの利き手でも使いやすいですし、バトニングの時に刃が斜めに入ってしまうこともありません。
握りやすいグリップ
モーラナイフ ヘビーデューティーのグリップは、ラバー製で滑りにくくなっています。さらに人間工学に基づいた設計で、非常に握りやすいデザインになっていることもポイント。このグリップと、刃の付け根にある突起である「フィンガーガード」により、様々な動作に対応できます。これは、初心者の方にもおすすめできる理由のひとつです。
安全で便利なシース(鞘)
モーラナイフ ヘビーデューティーには、軽量なプラスチック製のシース(鞘)が付属しているので、持ち運びの際も安心です。ナイフを完全に収めるとシースが固定される仕組みになっているので、簡単に抜けることはありません。一方で、使いたい時にはそれほど力を入れなくても取り出せるので、ストレスなく出し入れできます。
シースの裏側にはベルトクリップが付いており、ベルトに固定して使用することが可能。いつでも、使いたい時にナイフを取り出せるのでアウトドアでは非常に重宝します。
選べる刃の素材(カーボン&ステンレス)
モーラナイフ ヘビーデューティーの刃の素材はカーボンとステンレスの2種類から選べます。ステンレスはさびにくくお手入れが簡単なので、初心者の方におすすめです。
一方、カーボンはさびやすいのでメンテナンスが必要ですが、ステンレスよりも切れ味が鋭く、研ぎ直しは簡単です。
道具は手入れをすると愛着が湧くものです。愛着のあるギアは長く頻繁に使いたい、という方にはカーボンがおすすめです。メンテナンスもキャンプの楽しみのひとつ、と考いえるでしょう。
初心者にもうれしい価格設定
モーラナイフ ヘビーデューティーが定番と呼ばれる理由には、価格がリーズナブル、という点もあります。他の定番と呼ばれるナイフが約7,000円から数万円までするのにくらべ、私が所有しているモーラナイフ ヘビーデューティー(カーボン)は税込み2,750円(2023年11月時点)とこれからキャンプをしてみたいという人でも、買いやすい価格です。
モーラナイフ ヘビーデューティーを実際に使ってみる
基本動作1 バトニング
まずは、ナイフの基本動作バトニングをしている様子です。スッと刃が薪に食い込み、バトニングをするたびに安定して薪を割ってくれます。やはり刃が厚いので、安心して刃の背を叩けますし、刃渡りも10.4cmと充分な長さがあるので、キャンプ初心者でも安心してバトニングすることができると思います。
基本動作2 フェザースティック作り
キャンプでナイフを使ってやってみたいことといえば、焚きつけとなるフェザースティック作りではないでしょうか。そんな、フェザースティックもモーラナイフ ヘビーデューティーなら簡単に作れます。刃厚が厚いと扱いにくいイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。切れ味のいいブレードと持ちやすいグリップのおかげで、フェザースティック作りもお手のものなんです。
やっぱりモーラナイフ ヘビーデューティーは「定番」でした
今回、ヘビーデューティーを深掘りしてみて、誰でも使いやすいデザインや、初心者にも優しい価格などから、改めて「これぞ定番」であると断言できます。初心者から上級者までこよなく愛されるモーラナイフ コンパニオン ヘビーデューティー。このナイフを一本持って、ぜひキャンプに出かけてください。きっと最高の相棒になってくれますよ。