分厚い鍋は冷めにくいけれど、寒風吹きすさぶ冬のアウトドアだと、なかなか沸騰してくれません。寒さに凍えることなく、すぐに熱々の鍋を食べたいときは、この「タラと牡蠣とキムチのみそチゲ」をどうぞ。
蓮池陽子さんが用意してきたのは、韓国風のアルマイト鍋です。アルミは熱を通しやすく、しかもこれは浅型だから水の量が少なくて済み、なおさら早く沸きます(燃料の節約にもなりますぞ)。
…と思ったら、もうグツグツいい出して、キムチのいい香りが漂います。具は魚介のタラと牡蠣なので、火が通るのも早い。
タラと牡蠣からだしが出るから、ほかのだしは不要。味つけは、米みそとコチュジャンのみ。「韓国にもテンジャンというみそがありますが、日本の米みそでもおいしく作れます」とのことなので、ご安心を。
みそと温泉卵でキムチの辛さがマイルドになるから、どんどん箸が進んで、あっという間に体が温まります。
みそ大好き、アウトドア大好きの蓮池陽子さんによる「ソトみそスープ」は、Facebookの「みそパル」でも月に2回公開中です。その中から厳選したメニューを『BE-PAL』本誌奇数月発売号(次回は1月9日発売の2月号)でも紹介しています。こちらもお楽しみください。
【陽子さんのソトみそスープ 第26回 タラと牡蠣とキムチのみそチゲ】
材料(2~3人分)
タラ…2切れ
牡蠣…6粒
キムチ…100g
えのき…80g
ニラ…3本
米みそ…大さじ1/2
コチュジャン…大さじ1/2
温泉卵…1個
作り方
1、タラはよく洗い、ひと切れを4等分する。牡蠣は塩水で洗ったあと真水で洗う。ニラは3cm幅に切る。えのきは石づきを取り除き3等分する。
2、ニラと温泉卵以外の材料と水200ml(分量外)を鍋に入れて火にかける。沸騰したら火を弱めて5分加熱し、ニラを加えてひと煮立ちさせる。
3、温泉卵を入れて完成。