状態のいいヴィンテージランタンやストーブに出会うためには、信頼性の高いお店を選ぶことが先決! レアもの狙いから、修理の相談もOKな心強いお店をご紹介。今回はヴィンテージランタンの販売店としては草分け的存在の名店が登場!
販売から修理までおまかせあれ! 個性派ヴィンテージショップ
コールマンを知り尽くしたプロがサポート
ヴィンテージランタンの駆け込み寺!
viblant(ビブラント)
東京都世田谷区
開店10周年になる「viblant」は、ヴィンテージランタンの販売店としては草分け的存在だ。
「当時はネットで買って届いたら点灯しない、なんてのはザラでね。メンテナンスできる店を作りたい、と思ったんですよ」
主にコールマンのランタン&ストーブの修理と販売を行なっている店主の石角さんは話す。
「以前、タイ人の青年が買いに来てね。分解して持って帰れるなら売るよ、っていったら、3日間うちの店で修業して、パーツにして20台買っていったよ」
いまでもメンテナンスに困ると連絡がくる。また、購入する際、店で3時間ほど点火の練習をしていく人も。土日は練習場さながら、狭い店内に人があふれかえる。そこまでヴィンテージランタンを使いたいワケは?
「いまって物であふれてて、大抵の物が100円で買えるけど、ランタンだけは偽物が出ない。古いものを引き継いでいける安心感がある。それに、自分と同じ生まれ年のランタンを探して遊べるって、なかなかないですよ」
店主 石角直樹さん
コールマンジャパン勤務を経て、2013 年に開店。アメリカやカナダ、イギリスなどから直輸入し、メンテナンス後、4時間以上の燃焼テストを経て販売している。
構造からパーツまで解説OK!
カウンターに飾られたランタンの断面図。古いランタンはわずか50ほどのパーツでできている。
メンテナンスグッズやランタンパーツも購入可能。ポンプカップはゴム(左)より革(右)がオススメ。
仄かな灯りは室内でも◎!
小さな灯りを楽しむ棒芯真鍮ランプも(¥4,180〜)。パラフィンオイルか灯油を使用。
左からpeak1(¥38,500)、GIストーブ(¥27,500)、スポーツスター(¥55,000)。
オリジナルのハンドルカバー(¥2,508)や200Aのグローブ(¥4,378)なども。
状態抜群な稀少なレアモデルも
コールマン/
200A・1951年製
¥66,000
通称クリスマスと呼ばれる、ベンチレーターと燃料タンクの色がバラバラの珍しいモデル。
コールマン
QL327
¥66,000
推定1910年代に製造された100歳になる幻のモデル。いぶし銀の本体は、存在感抜群。
ゲニオール
HK150
¥88,000
未使用品で、この小ぶりなサイズの灯油ランタンは滅多にないレアもの。ドイツ製。
viblant
住所:東京都世田谷区玉川2-15-13 ヴァレンナ二子玉川2-A
電話:03(6805)6366
営業時間:11:00〜20:00
定休日:火曜
※構成/大石裕美 撮影/小倉雄一郎
(BE-PAL 2023年12月号より)