
今回はBE-PAL.NETでこれまでに紹介したレシピの中から、炙り料理のレシピをピックアップ!初心者さんからベテランさんまで、「作ってみたいレシピ」が見つかるはずです。
CONTENTS
脱マンネリ!焚き火での炙り料理のヒント

定番のマシュマロも美味しいけど、もう少し変化が欲しいところ…
焚き火をしたら絶対にやりたいのが串に食材を刺して炙る“炙りフード”。炙りフードといえば、マシュマロやソーセージ、塊ベーコンなどが定番ですが、「ちょっと飽きてきたなあ…」という方はいませんか?そんな方のために、定番脱出のヒントを3つ紹介していきます。
キャンプのマンネリを打破するヒント
果物を炙ってみる

片っ端からいろいろな果物を炙ってみると、新しい発見があるかも!
家の冷蔵庫で眠っている果物や、キャンプ場近くで購入した地元の果物などを炙ってみましょう!果物によっては、甘みが増したり焼いたほうが美味しいものがあったりと、新しい味を探すことができます。
試しにやってみてほしいのがリンゴやバナナ、パイナップルです。これらはキャンプ料理の定番食材なので、安定した美味しさが保証されています。
うまくいったら、さらに様々な果物を炙ってみましょう!

いろいろな種類を用意して、フルーツ炙りパーティーも楽しい!
巻いてみる

「何に巻くか?」と「何を巻くか?」の2つの目線で楽しもう!
ベーコンや豚バラ、パイ生地など、薄くて長いものを食材に巻いてみましょう。2つの味が合わさることで食材同士のコラボレーションが意外な美味しさを引き出してくれます。
スタートはベーコンがおすすめです。ミニトマトやカマンベールチーズの組み合わせはもちろん美味。変わったところでパイナップルを巻いて炙ると、組み合わせの面白さを感じてもらえるはず!
次々といろいろ巻いてみたくなること間違いなしです。

ベーコンは火の通りが早く、巻きやすいのでスターターにピッタリです。
調味料で遊んでみる
塩、コショウの他に、アウトドア料理用のスパイスやハチミツ、ラム酒など様々な調味料を食材にかけてみると、また炙りの世界が広がります。
おすすめはパイナップルにラム酒、ベーコントマトにアウトドア料理用のスパイスです。
その他にも、地方でしか手に入らないスパイスや調味料を探して入手すると、キャンプの楽しみが一気に膨らみます。

いろいろなスパイスを試してみるだけで炙りの世界の深みがさらに増す?!
ご紹介した3つのヒントを組み合わせるだけで、無限の炙りフードを生み出せそうな気がしませんか?組み合わせのヒントなど詳細は参考記事をチェックしてみてくださいね。
▼参考記事
アウトドアで豪快に作りたい焚き火の炙り料理レシピ
ここからは具体的なレシピを紹介していきます!初心者さんでも簡単に失敗せずに作れるものもありますので、ぜひチャレンジしてみましょう。
焚き火で炙る絶品料理レシピ
簡単炙り焼き

子どもと一緒にチャレンジ!
家族みんなでわいわい楽しめる串焼きレシピをご紹介します。
子どもたちとBBQするなら、仕掛けが必要。好みの食材を自分で選んで、自分で焼く串焼きなら、退屈しやすい子もグリルにくぎ付けです!
食材選びにもポイントがあります。もともと生食できるもの(もしくは下ゆでしたもの)を使うこと。軽く炙るだけで食べられるし、刺しながら子どもがつまみ食いしても安心ですね。
そして、火の通りにムラができないよう、焼き上がりが同じ食材同士(焼き鳥のネギマのように)を1本の串に刺していくといいですよ。具が抜けてしまいそうなときは、串を2本使って刺しましょう。
材料
はんぺん
ウズラのたまご
ミニトマト
チーズ
山芋
ベーコン
バーベキュー串や竹串 必要な分
下準備
竹串をつかう場合には、焦げ付き防止のために水に15分ほどつけておきましょう。
作り方
【1】野菜をひと口大に切り、串に刺していきます。画像は山芋をベーコンで巻きました。
【2】食材が濡れている場合は、表面を少し乾かします。
【3】直接炎にあてると煤で黒くなってしまうので、火から少し離した場所で好みの状態まで炙ります。
【4】出来立てアツアツを召し上がれ!
ウズラのたまごやはんぺんには、醤油を少し塗って焼いても美味しいですよ。ほかにも子どもと一緒のときには、ミートボールやマシュマロ、鈴カステラもおすすめ。自分たちのベスト・オブ・串BBQを見つけましょう!
▼参考記事
極上の炙りベーコン

極上の炙りベーコンが登場!
キャンプでせっかく焚き火をするのであれば、極上の“焚き火炙りベーコン”をつくってみてはいかがでしょうか?
広葉樹の薪でじっくりと燻したベーコンは、そのまま酒のつまみにしても、ベーコンエッグにしても、刻んでチャーハンにしても、とにかくどう食べても美味しい!ちょっとしたコツがあれば焚き火を楽しみながら簡単につくることができるので、ぜひ挑戦してみてください。
材料
豚バラブロック
まずはメインの肉。おすすめはコストパフォーマンスが高い豚バラのブロックです。
写真は保存用も含めて多めに作ったので1.5kgですが、一人で楽しむなら500g程度がおすすめです。豚バラ肉の入手方法は、スーパーの店内でお肉を切ってパックにしているところであれば、事前にお願いすればほとんどのお店で必要量をカットして販売してくれます。
塊のお肉は値段が高いのでは?と思いがちですが、じつはスライスでも、ブロックでも、「グラム価格」なので比較的手頃な値段で入手可能です。
その他の食材
その他必要なのは、豚バラブロックに味をつけるためのものなどです。基本食材を紹介しますが、それ以外でも好きなものを入れてオリジナルテイストをつくるのもいいと思います。
★調味料
塩
コショウ
オリーブオイル
タイム
ローズマリー
にんにく
ジッパー付きの袋
香草類は、少し甘みを加えたい場合はパイナップルや蜂蜜などを加えると、味だけではなく肉が軟らかくなってより美味しくなります。ただし、糖分はお肉を炙った際に焦げやすくなるので注意が必要。台湾風にしたい方は八角などをいれてもいいかもしれません。
作り方
【1】新鮮なお肉は、表面に様々な水分(ドリップ)が浮いてきます。キッチンペーパーなどで両面、そして隙間までしっかりと拭き取っておきます。
【2】豚バラ肉全体をフォークでまんべんなく刺します。こうすることで、塩分などが染み込みやすくなります。どれくらい、何回刺せば良いかなどはあまり気にせず、あくまで“適当”で大丈夫!
【3】塩コショウをし、すりおろしたにんにくをお肉にすり込みます。
お肉は厚みがあるため、思っているよりかなり多めにふった方が、食べたときの味が良くなります。また、これら香辛料はお肉を腐りにくくする効果もあります。にんにくはチューブタイプでもいいのですが、生のにんにくの方が香りが高く美味しさが増します。
【4】お肉をジッパー付きの袋に入れた後、オリーブオイルをお肉全体に行き渡る程度に入れ、さらに香草をちぎって両面に入れます。
お肉全体に味が染み込むようによく揉み込み、一度お肉を寝かせます。冬場はお肉が腐りにくいので、常温で1時間、余裕があるときは、前の日に仕込みをしてひと晩置くとより味がよくなります。
【5】豚バラ肉をじっくり炙るために、炙り作業は三脚などで吊します。そのために、豚バラ肉の四つ角にS字フックをかけておきます。S字フックは肉の端に差してしまうと、お肉が途中で切れて落ちてしまったりするので、お肉にしっかりと厚めにかけておくのがポイント。
【6】下準備ができたら、あとはじっくりと焚き火の熱と煙でベーコンにしていきます。コツは焚き火の熱を当てすぎないこと。熱を当てすぎるとただの豚バラ焼きになってしまうので、つねに遠火でじっくり熱を加え、メインは煙で燻していくようなイメージで面倒を見ていきます。
お肉は少し熱が加わってくると油が落ちて、さらにひとまわり小さくなってきます。いぶしにムラが出ないように、時々長方形の各辺が下になるように吊し向きを変えてあげたり、焚き火の火力をコントロールをしてあげるときれいで美味しいベーコンになってくれます。
時間は天候や気温、お肉のサイズで大きく変わりますが、おおよそ2時間から3時間を目安に、時々肉をそいで味見をしながら仕上げていきます。
【7】時々仕上がり具合を確認して、お肉がほんのりピンク、でも生ではない感じに仕上がっていれば完成!まだ生っぽいドリップが出るようなら再度じっくり炙るようにしましょう。もしも温度計があれば、肉の内部が70度以上になっていれば完成です。
※焼け具合はしっかりと確認してください。
▼参考記事
藁焼きでカツオの塩タタキ作り

豪快キャンプ飯!
スーパーでもよく見かける「鰹のタタキ」。鰹の本場高知では、「塩タタキ」という食べ方があるのをご存じですか?
焼きたての鰹のタタキを温かいうちに切り分ける「焼き切り」にし、塩で味わう高知ならではの食べ方です。私もかつて高知旅行で体験し、あまりの美味しさに感動した覚えがあります。
炭で炙ったり、スモークしたり、コンロで焼いたり…方法はいろいろありますが、せっかくなら外で豪快に炙って、香りのよい「藁焼き」にチャレンジしてみましょう。
藁なんてどこにあるの?と思われるかもしれませんが、ホームセンターへ行けば高確率で売っています。
そして、実は藁以上に頭を悩ませたのが「鰹」の調達。スーパーで鰹のタタキはよく見かけるのですが、刺身が意外と売っていない!特にこのレシピでは刺身の柵ごとほしかったので少し苦労しました。
もちろん普通に売っているお店もありますが、もし見つけられなかった場合は「鰹のタタキをさらに炙る」という裏技(?)もあります。この方法でも「藁の香りをまとった温かいタタキを食す」という醍醐味は味わえますよ!
材料
鰹の柵
塩
お好みの薬味
必要な道具
焚き火台(または代わりになるもの)
串
藁
軍手
作り方
さて、必要なものが揃ったら早速タタキ作りに入りましょう。(大きな火を扱うので、キャンプ場やバーベキュー場など広くて安全な場所で行ってくださいね!)
【1】まずは購入した鰹に串を刺します。

油断すると抜け落ちるので注意!
最低でも3本、さらに安定させたい方は5本ほど使うと安心です。網に乗せて焼いてもいいのですが、表裏を返しながら焼くことを考えると串の方が圧倒的に便利。大きく火が上がるので、できるだけ長くてしっかりしたものを選びましょう。
【2】ここからは時間との戦いです!藁はすぐに燃え尽きてしまうので、火を着けたら一気に炙ります。

火の勢いがすごくてちょっと怯みます。
【3】強火でサッと炙り、表面に焼き色がついたらOKです。

焦げ具合はお好みで。
【4】余熱で中まで火が通るのを防ぐため、通常のタタキはここで一旦、氷水に入れて冷やします。
【5】このレシでは温かいままいただく「焼き切り」スタイルなので、すぐ切り分けてしまいましょう。購入した藁の半分を使い切ると、火の通り具合はこんな感じでした。

切り方も本場高知にならって分厚く!
ちゃんと「鰹のタタキ」の断面になっていて感動です!
【6】そして薬味は、にんにく、ねぎ、かいわれ大根を用意。この他にオニオンスライスやミョウガ、大葉あたりも相性バッチリですね。
鰹をなるべく温かいうちに食べたいので、炙る前に薬味の準備は済ませておきましょう。

タタキにとって薬味は重要な要素。
【7】切り分けた鰹に薬味をたっぷり乗せれば…完成です!

これは…完璧と言っていいのでは?
あとは、塩をふっていただきましょう。塩は少しだけ粒の荒いものにすると、存在感があっていいですね。
にんにくと塩がガツンと効いた塩タタキは、ビールや冷酒とも相性最高!藁焼きで汗だくになった身体には、ご褒美のような組み合わせです。
▼参考記事
そばの実たっぷりのそば味噌焼き

そばの実がたっぷり入った焼き味噌に焼き海苔を添えて。
香ばしい味噌とサクサク食感のそばの実がアクセントの「そば味噌焼き」で粋なキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。
そば味噌は、味噌にそばの実、酒、みりん、砂糖、唐辛子などを加えて作る「嘗(なめ)味噌」です。
江戸時代、「嘗味噌」は、そば好きでせっかちな江戸っ子が、そばの茹で上がりを待つ間、蕎麦前(蕎麦を食べる前)に酒のつまみとして食べられていた一品です。ここではアウトドア仕様にして、秋に旬をむかえたそばの実を、嘗味噌に混ぜ込んで食感も楽しい「そば味噌焼き」にしてみました。
下準備
そばの実をていねいに炒ります。

そばの実は、木べらなどを使ってていねいに炒ります。
熱したスキレットにそばの実を入れ、表面が茶色く色づくまで弱火でじっくりと焦がさないように炒ります。そばの実から、ぱちぱちとはじける音がしてきたら、できあがり間近の合図。そばの実が黄金色になったら火を止め、スキレットから取り出して粗熱を取ります。

左側が炒ったそばの実、右側が生のそばの実。まとめて炒っておくと、すぐに色んな料理に使えるので便利です。
サクサクの食感と香ばしさがクセになります。
材料(作りやすい分量):そば味噌
そばの実(炒ったもの) 100g
味噌(好みのもの) 100g
酒 大さじ2
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ2
七味唐辛子(好みで) 適宜
作り方:そば味噌
【1】シェラカップに酒とみりんを入れてアルコールを飛ばします。
【2】煮切った酒とみりんの中に、味噌を入れ混ぜ合わせます。
【3】【2】に砂糖を加え、弱火で練り上げます。だんだんとひとかたまりなってきます。好みのかたさまで練り上げます。

合わせた味噌をしっかりと練ります。
【4】【3】に、そばの実と七味唐辛子を入れ、まんべんなく混ぜ合わせたらできあがりです。ごはんのおともに、焼きおにぎりなどにしても。

炒ったそばの実をたっぷり加えます。お好みで長ネギや、みょうがなど薬味を加えてもOKです。
作り方:焼き味噌
【1】適量のそば味噌を木しゃもじや溶けない材質のヘラなどに塗りつけます。
【2】味噌に焦げ目がつくまで香ばしく炙れば、焼き味噌のできあがりです。

木しゃもじを使う場合は、火加減は弱めでじっくり炙るのがおすすめです。写真は分かりやすく火力強めで撮影しています。
▼参考記事
王道スモア

みんな大好きスモアの作り方をおさらい!
アウトドア大国、アメリカでキャンプファイヤーをすれば必ず食べると言っても過言ではないスモア(S’more)。マシュマロを火で炙り、少し焦げ目が付いたらグラハムクラッカーに載せて、チョコを挟んだ激甘スイーツです。
キャンプやBBQにピッタリの王道レシピと、お家でも楽しめるアレンジレシピをご紹介します。
材料

マシュマロは串に刺すので小さすぎないものを。
グラハムクラッカー
マシュマロ
チョコレート
チョコレートはお好みのもので良いですが、本場では基本はハーシーチョコレートだそうです。
必要な道具

ハーシー社のスモア専用串、伸縮可能で使いやすい!
必要な道具は串のみ。長めの竹串で十分ですが、スモア大好きアメリカでは専用の串も売っています。先が二股になっているので、マシュマロ以外にもソーセージを刺して焼いたり、ちょっとしたフライ返しとしても応用ができます。
作り方
【1】材料をお好みのサイズに割ります。
【2】マシュマロを串に刺したら準備完了!チョコとマシュマロを欲張ってたくさん使うと、食べる時に溶けて大変なことになるのでご注意ください。

グラハムクラッカーはサンドするので2枚必要です。

溶けた時に火の中に落ちてしまうので、深めに刺すのがコツ。
【3】それでは火で炙っていきましょう!赤い炎で焼いても良いのですが、煤でマシュマロが黒くなってしまうので、オススメの火のコンディションは炎が収まった後。20~30秒くらい遠火でゆっくり炙るのがコツです。中が溶けて串からスッと抜けるくらいが焼き上がりの目安。

遠火でこまめに回しながら全体的に焦げ目をつけます。
【4】グラハムクラッカーの上にチョコを置き、そこに溶けたマシュマロを乗せ、もう1枚のグラハムクラッカーでサンドしたら完成!

王道スモアの完成!
チョコとマシュマロの相性は言うまでもありませんが、そこにグラハムクラッカーの香ばしさが重なって絶妙なハーモニー!マシュマロの予熱でチョコが溶けて、食べるうちに手や口の周りがベトベトになること必至ですが、それもアウトドアスーツの醍醐味です。
▼参考記事
ラムクラウン・シャンデリアロースト

骨ごとに切り分けていただく。このロゼの色合いは垂唾もの。ラムの美味しさを引き出すには塩で焼くのがいちばん。ハーブも加えて香り高く!
ラムラックを4枚つなげた、豪快な逸品料理です。仲間と焚き火を囲みつつ、食べたい分だけ切り分けましょう。キャンプの夜が盛り上がること必至です!
材料
ラムラック 4枚
塩 大さじ4
黒コショウ 大さじ2
タイム(粉末) 大さじ1
作り方
【1】ラム肉の下処理をします。外側の余分な脂身を外し、スジをナイフで取ります。骨は周りの肉やスジを落とし、好みの長さまで引き出します。
【2】内側の骨と骨の間に薄く切れ目を入れたら、塊同士を銅線でつなげます。
【3】骨の上部も銅線や麻ひもでつないで結び、丸く形を整えます。
【4】内側に十字に枝を渡して補強したら、つなぎ目の銅線にS字フックを掛け、クサリに通してトライポッドに吊るします。
【5】塩、黒コショウ、タイムを合わせたものを全体にすり込み、焚き火にかけます。
【6】強火で炙って外側に焼き目がついたら、あとはじっくり遠火で炙ります。1時間ほど経ったら上下逆さにし、炎と煙をあてて仕上げます。
ポイント
【1】ラムは脂身が多いので、余分な脂を切り落としましょう。油煙が上がるのも防げます。切り取った部位はスープや煮込みに使用できます。
【2】抗菌効果のある銅線で、ラムラックを縫い合わせます。骨同士は緩まないように巻き結びでつなげましょう。
【3】風向きの利用と、強火弱火の使い分けが肝心。最初は炎を高く上げ、クラウンの内側を焼き上げます。焼き目がついたら弱火にシフトし、じっくりと。風向きに合わせて焚き火を移動し、熱風を当てます。
▼参考記事
キャンプに持っていきたいガストーチ(バーナー)。メリットと注意点を解説
炙り料理を楽しむ際に便利なガストーチ。ガストーチのメリットと使う際の注意点をおさらいしましょう。

筆者私物のガストーチです。
ガストーチは、キャンプでは欠かせない火起こしを誰でも簡単におこなうことができるだけでなく、キャンプ飯の炙り料理にも活用することができます。
あらためて、ガストーチを使うメリットと注意点を説明していきます。
メリットと注意点
ガストーチを使うメリット
着火剤を使って火を起こすときは、着火剤にライターやマッチなどで火をつけ、その上に焚き付けや炭や薪をおき、火を大きくしていきます。
その際、着火剤が湿っていて火がつきにくかったり、焚き付けや炭や薪に火がつく前に着火剤がなくなってしまったりして、火起こしに失敗してしまうこともよくあります。
しかし、ガストーチを使えば、トーチ先端部から出る火をしばらくのあいだ炭や薪に当てておくだけで、火を起こすことができます。
炭や薪がオレンジ色になるまで火を当て、風を送り込めば着火は完了です。
キャンプにおいて、準備をいかに早く済ませられるかは、キャンプをどれだけ満喫できるかに大きな影響を与えます。
その点で、キャンプで重要な火起こしをすばやくおこなうことができるガストーチは、初心者の方にとって必須アイテムと言えるでしょう。

ガスボンベにガストーチを取り付ける接合部分です。
また、ガストーチを使えば、着火剤やライターやマッチを買う必要がありません。
着火剤は高いものではありませんが、保管が少し面倒です。
筆者は、着火剤を使っていたときに、着火剤を湿気の多い場所においていたため、使い物にならなくなってしまったことがありました。
ガストーチなら、燃料はガスボンベひとつ。点火装置付きのガストーチであれば、ダイヤルを回してガスを出し、点火ボタンを押せば、簡単に火をつけることができます。
ライターやマッチなどを使って火をつけるひと手間を省くことができるのも、ガストーチの魅力のひとつです。

この部分を回してガスを出します。その後、黄色い四角の点火スイッチを押せば火がつきます。
ガストーチの価格
ガストーチは、ものにもよりますが、1,000円から2,000円前後で購入することができます。値段だけを考えると、着火剤とライターを買って火を起こした方が安く済みます。
しかし、着火剤を使ってもうまく火がつかないことや、湿気で着火剤がダメになってしまう可能性などを考えると、ガストーチはかなりお手頃な価格だと思います。
ガストーチを使用する上での注意点
ガストーチは非常に便利なものですが、使い方には注意が必要です。
火をつけるときに、はじめはつきにくいこともありますが、その際ガスボンベを取り付けたままガストーチの先を覗くなどは絶対にしないようにしましょう。
また、ガストーチはボタンひとつで簡単に火がついてしまいます。
使用しないときは、必ずガスボンベをガストーチから外しておくようにしましょう。
▼参考記事
ガストーチ(バーナー)で炙る!家でも外でも楽しめる炙り料理
ここではガストーチを使ったレシピを紹介します。キャンプ場ではもちろん、ホームパーティなど幅広いシーンで喜ばれること間違いなし!
ガストーチ(バーナー)で炙る絶品料理レシピ
白菜ベーコン×炙りチーズのミルフィーユ

白菜とベーコンのミルフィーユ。
料理が苦手でも作れるやみつきおかずレシピをご紹介します。キャンプはもちろん、自宅で作っても美味しいですよ。
材料(2~3人分)
ベーコン 70g(8切れ)
白菜 1/4個
とろけるチーズ
マジックソルト
顆粒だし1袋(8g)
水 300ml
作り方
【1】カットした白菜の上にベーコンを乗せます。
【2】白菜とベーコンに、マジックソルトで下味を付けます。
【3】具材を食べやすい大きさにカットします。
【4】メスティンにカットした具材を並べて、顆粒だしを振りかけます。
【5】水を300ml入れます。
【6】火にかけます。メスティンの持ち手部分に火が当たらないように気を付けましょう。
【7】蓋をして、中火で10分ほど煮込みます。
【8】チーズを乗せて、ガストーチで炙れば白菜とベーコンのミルフィーユの完成です。
▼参考記事
ツナとアボカドのグラタン風

ツナとアボカドのグラタン風
ツナとアボガドを使ってメスティンに入れるだけの簡単レシピをご紹介します。仕上げにガストーチで炙って焦げ目を作るのが香ばしさを引き出すポイントです。
材料(2~3人分)
アボカド 3個
ツナ缶 2缶
牛乳
小麦粉
塩こしょう
作り方
【1】アボカドを食べやすい大きさにカットします。
【2】アボカドをメスティンに入れます。
【3】小麦粉(大さじ3)と牛乳(1カップ)を、混ぜ合わせます。
その後、塩こしょうも混ぜておきます。
【4】ホワイトソースの完成です。ダマにならないよう、よく混ぜ合わせます。
【5】メスティンにツナを入れます。ツナ缶の油は取り除いておきます。
【6】メスティンに、先程混ぜ合わせたホワイトソースを入れます。
ここで塩こしょうを入れて味付けをします。
【7】15~20分煮込みながら、塩こしょうで味の調整を行います。
【8】表面をガストーチで炙り焦げ目を付けたら、ツナとアボカドのグラタン風の完成です。
▼参考記事
秋ナスミートグラタン

オーブン要らずの簡単レシピ!
オーブンを使わない、キャンプでもおすすめの料理「秋ナスのミートグラタン」のレシピを紹介します!
家庭では、オーブンやトースターなどで焼いてチーズを焦がしますが、キャンプではガストーチが活躍します。そして、スキレットで作ることで食材に早く火が通るので、ナスの旨味をギュッと閉じこめ逃しません。みずみずしくて淡白な味の秋ナスと、肉と焦がしチーズの濃厚さが絶妙にマッチする逸品です。
材料(3〜4人分)

市販のミートソースにさらにひき肉を足します!
ナス 3個
玉ねぎ 1個
合いびき肉 300g
ミートソース 1パック
チーズ 100g
チューブのにんにく 3cm
アウトドアスパイスほりにし(塩コショウなどで可) 適量
赤ワイン 30mlぐらい
オリーブオイル適量
作り方

ナスはお好きな切り方でOK。
【1】ナスを半月切り、玉ねぎをみじん切りにします。(ナスを切ってすぐに熱を加える場合は、アク抜きしなくても大丈夫です。特に、このレシピのようにミートソースで煮込む場合は、変色やえぐみも気にならないのでアク抜き不要です。)

スキレットを使って作っていきます。サイズは8インチです。
【2】スキレットを熱して、オリーブオイルとチューブのにんにくを入れます。(中火)
普通のフライパンでも作れますが、熱伝導の良いスキレットの方がナスの旨味を逃しません。

玉ねぎを焦がさないように注意してください。
【3】玉ねぎと合いびき肉を炒めて、アウトドアスパイスほりにしを振ります。(塩コショウでも可)

ナスを投入!
【4】ナスを炒めます。

市販のミートソースが便利。
【5】ミートソースを入れます。

フタがない場合はアルミホイルをかぶせてもOK。
【6】赤ワインを入れ、フタをして10分ほど煮込みます。(弱火)

チーズ投入!
【7】チーズを入れて、溶ける程度に煮込みます。(2〜3分ほど)

ガストーチ登場!
【8】ガストーチでチーズを炙って焦がしたら完成です!
▼参考記事
ポテトグラタン

スキレット×ガストーチのキャンプ飯!
スキレットとガストーチで、キャンプでも手軽にアツアツのグラタンを作ることができます。たっぷりのチーズを振りかけて、ガストーチでお好みの焦げ具合に仕上げたグラタンは最高ですよ。ソロキャンプの方にも、ファミリーキャンプの方にも、ぜひお試しいただきたいキャンプ飯です。
材料(2人前)
ソーセージ 2本
じゃがいも 小2個
玉ねぎ 小1個
ほうれん草 1/2袋
バター 20g
薄力粉 大さじ2
豆乳 200cc
ピザ用チーズ 大さじ3
塩胡椒 少々
ホワイトソースにコクを出すために豆乳を使っています。豆乳は持ち運びに便利な、パック豆乳がオススメです。豆乳が苦手な方は、牛乳と少量の生クリームに材料を変更しても、美味しく作れます。
作り方

じゃがいもは薄切りにすることで、火の入りが早くなります。
【1】ソーセージは食べやすい大きさに切ります。玉ねぎ、じゃがいもは皮をむいて薄切りにします。
加熱時間を短く仕上げるために重要なのが、じゃがいもの厚さです。3mm程の薄切りにすることで、スキレットでも短時間で火が入ります。

10分ほど水にさらすと、アク抜きになります。
【2】ほうれん草はザク切りにし、水にさらします。

スキレットは購入したら、使用する前にシーズニングを行いましょう。
【3】スキレットを温め、バターを入れて溶かします。

バターが焦げる前に、野菜を入れましょう。
【4】ソーセージと、玉ねぎを入れて炒めます。

弱火で炒めると玉ねぎが焦げにくいです。
【5】玉ねぎがしんなりするまで炒めます。

薄力粉は、ダマになりやすいのでこのタイミングで入れましょう。
【6】薄力粉を入れて全体を混ぜます。バターと薄力粉を混ぜることで、ホワイトソースの素が出来上がります。

鍋底に食材がくっつかないのは、しっかりシーズニングできている証拠です。

薄切りのじゃがいもを使うことで、スキレットでも美味しいポテトグラタンが出来上がります。
【7】粉っぽさがなくなったら、豆乳、水(200cc)を入れて全体を混ぜます。じゃがいもを入れてサッと、かき混ぜます。

蓋がない場合は、アルミホイルで代用しましょう。
【8】弱火で蓋をしながら火を入れます。

とろみがついてホワイトソースが出来上がってきました。
【9】蓋を開けて何度か混ぜながら、とろみがつくまで煮詰めます。丁度良いとろみがついて、じゃがいもが柔らかくなったら、塩胡椒で味を整えます。濃いめの味付けが好きな方は、コンソメなどを入れても美味しいです。

ほうれん草は仕上げに入れると、色良く仕上がりますよ。
【10】ほうれん草を入れて、全体をかき混ぜます。

このままでもシチューのような仕上がりで、美味しく食べられます!

こんがり均等に焦げ目をつけます。
【11】ピザ用チーズを振りかけたら、ガストーチで炙って焦げ目をつけて完成です。
ガストーチを使うときは、一気に近づけすぎないように気をつけましょう。遠火で全体を少しずつ焦がしていくと、丁度良いキツネ色の美味しそうな焦げ目がつきますよ。
▼参考記事
キャンプ・ナチョス

自分好みの炙り加減をみつけて。
キャンプにぴったりの「ナチョス」。チーズがとろーり、食べごろになったナチョスを軽く炙ってみたら、美味しい・楽しい!日本では、チリコンカンで作るナチョスが一般的ですが、トマトや玉ねぎ、アボカドといったシンプルな食材で作るナチョスのレシピを紹介します。
材料

加熱するときにアルミホイルを蓋として使いますので、アルミホイルも忘れずに。蓋がある鍋を使用する場合は不要です。
トルティーヤチップス 適量
玉ねぎ 1/2個
プチトマト 10粒程度
アボカド 1/2個
ブラックオリーブ(好みで) 10粒程度
ハラペーニョ(あれば) 1本分
とろけるチーズ(好みのもので) 適量
塩 少々
ブラックペッパー 少々
オリーブオイル 適量
タバスコ(好みで)

市販のトルティーヤチップスは無塩、塩が添加されているものがあります。トルティーヤチップスの味をみて、味付けは加減してください。
下準備
【1】玉ねぎはみじん切りにします。
【2】プチトマトは半分、または1/4にカットします。
【3】ブラックオリーブは輪切りにします。
【4】ハラペーニョは輪切りにします。
【5】アボカドは半分にカットし、さいの目に包丁をいれ、スプーンなどを使って実を取り出します。アボカドの実は空気に触れると変色するので焼く直前にカットするか、酢やレモン果汁をかけて酸化を防いでおきましょう。
作り方
【1】ボウルにみじん切りにした玉ねぎ、カットしたプチトマトを入れ、塩、ブラックペッパーで味をしてオリーブオイルで和えておきます。

玉ねぎ、プチトマトはたっぷり入れると美味しいです。
【2】大きめの平たいフライパン(ここではパエリア鍋)にまんべんなくトルティーヤチップスを敷き詰めて火をつけ、トルティーヤチップスを焼きます。

この時点でトルティーヤチップス全体が熱くなるまで焼きます。
【3】その上に、とろけるチーズ、【1】、さいの目に切ったアボカド、ブラックオリーブをバランスよくのせます。

まんべんなくかけます。
【4】さらにとろけるチーズをのせて、ハラペーニョの輪切りをトッピングします。

チーズもまんべんなくかけます。
【5】アルミホイルで蓋をして3分ほど焼きます。

アルミホイルで蓋をして、弱中火でチーズが溶けるまで焼きます。
【6】好みの加減に焼けたらできあがりです。
▼参考記事
手作りピザ

ドンキの「はちみつミックスナッツDX」でピザを作ります。
日本最大級のディスカウントストアとして、SNSなどでもファンの多い「ドン・キホーテ」。
ドン・キホーテのPB(ピープルブランド)商品の中から「はちみつミックスナッツDX」を使った、秋のキャンプスイーツにおすすめのピザレシピをご紹介します。
はちみつの甘みとナッツの香りを生かすため、チーズはすっきりとした風味のモッツァレラ・カマンベールを使用しました。ピザ生地は強力粉のみで作り、もちもちとした食感に仕上げます。
なお、こちらのレシピにははちみつを使用しているので、1歳未満の乳幼児は召し上がらないようご注意ください。
材料(約20cm生地1枚分)
モッツァレラチーズ 1個(100g)
カマンベールチーズ 1個(90g)
ピザ用チーズ 適量
オリーブオイル 適量
粗挽き黒こしょう 少々
はちみつミックスナッツDX たっぷり
★ピザ生地材料
強力粉 130g
砂糖 小さじ1
ドライイースト 小さじ1/2
塩 小さじ1/2
ぬるま湯 80ml
オリーブオイル 大さじ1/2
作り方

先に粉を混ぜておきます。
【1】まずはピザ生地作り。ボウルに強力粉、砂糖、ドライイーストを加えてよく混ぜます。

薄力粉を混ぜるときは割合が重要。
ちなみに、生地には薄力粉を混ぜて作ってもOKですが、薄力粉は強力粉に比べてタンパク質が少ないために弾力や保水性が弱く、生地がベチャッとしてしまいがち。
そのため、もっちり仕上げたいときは「強力粉:薄力粉=5:1」、サクッと仕上げたいときは「強力粉:薄力粉=1:1」の割合を目安に、粉を混ぜて作ってみてくださいね。

さらに塩、ぬるま湯、オリーブオイルを加えます。
【2】混ぜた粉に、さらに塩、ぬるま湯、オリーブオイルを加えて……

混ぜている内にまとまってきます。
ひとまとまりになるまで混ぜます。

手でこねこねしていきます。
【3】まとまった生地を台などに出して、さらに表面にツヤが出てくるまで手でこねていきましょう。

生地を発酵させましょう。
【4】丸く形を整えたらボウルに戻し入れ、ふんわりとラップをして常温で1時間~1時間半ほど置いて発酵させます。

2倍ほどに膨らんでいればOK。
写真のように、生地が2倍ほどになっていればOK。

打ち粉をして生地を伸ばします。
【5】台に強力粉で打ち粉をしたら生地を取り出し、生地にも打ち粉をし、ガスを抜いて丸く伸ばします。強力粉だけだと意外と弾力があるので、しっかり力を込めて伸ばしていきましょう。
もちろん、めん棒などを利用してもOKです。

直径約20cmのスキレットにあわせました。
このレシピでは直径約20cmのスキレットで焼くので、それよりも一回り小さめに形を整えました。

穴を開けておくと膨らむのを防げます。
【6】具材を乗せる前にフォークでピケ(穴を開ける作業)をしておきます。こうしておくと火が通りやすくなり、また生地が膨らんでしまうのも防げます。

モッツァレラは薄切りに。
【7】生地が完成したら、手早く具材の準備。モッツァレラチーズは薄切りにして……

カマンベールは6等分に。
カマンベールチーズは6等分にします。

生地にチーズを乗せていきます。
【8】先ほどの生地にモッツァレラとカマンベールを乗せて……

隙間をピザ用チーズで埋めます。
その隙間を埋めるようにして、ピザ用チーズをちらしましょう。

弱火で焼いていきます。
【9】スキレットにオリーブオイルを加えて熱したら、弱火にしてフタをし、生地に火が通るまで焼いていきます。フタが無い場合は、アルミホイルで代用しましょう。

ガストーチで程よく炙ります。
【10】フタを取ったら、表面を軽くガストーチで炙ります。

いい感じに焼き色が付きました。
【11】程よく焼き色が付いたところで、火から下ろしましょう。

背徳感あふれる見た目に。
【12】食卓に出したら粗挽き黒こしょうをちらし、はちみつミックスナッツDXをたっぷりかけて完成!とろ~りチーズとはちみつが相まって、なんとも背徳感のあふれるビジュアルに仕上がりました。

濃密な味わいが楽しめます。
▼参考記事
炙りしめ鯖の桜棒寿司

ラップで簡単炙りしめ鯖の桜棒寿司!
お花見気分を盛り上げる、春におすすめの華やかなキャンプレシピをご紹介します。特別な道具がなくとも、ラップひとつで簡単に作れるので、ぜひお試しください。
材料(2人前)
しめ鯖 1枚
白米 1合分
桜の花の塩漬け 15g
大葉 5枚
白いりごま 大さじ1
すし酢 大さじ2
しめ鯖は、クーラーボックスで保冷できるタイプのものを選ぶといいでしょう。鯖の味付けは、昆布締めのものや、野菜が入ったものも販売されていますが、シンプルな味付けのほうが酢飯との相性がいいです。
作り方
【1】桜の花の塩漬けは、塩抜きをするために30分ほど水にさらします。

桜の花がひとつあるだけで、春らしいキャンプ飯を作ることができますよ。
【2】しめ鯖を炙るために、バットに取り出します。

高温で焼くので、安全を確保した場所で準備しましょう。
【3】ガストーチで、鯖の表面を軽く焼きます。ガストーチを近付けすぎると、こげ色が強くなってしまうので、火の当たり具合に気を付けましょう。

焼きすぎると、身に火が入りすぎてしまうので注意しましょう。
【4】全体にうっすら焦げ目がつくまで焼きましょう。

炙る際は魚の脂がはねやすいので、注意しましょう。
【5】米を研いだら1合分の水を入れ、絞った桜の塩漬けを入れます。

桜の花は香り付けとして、全体に散らしましょう。
【6】蓋を閉めたら、沸騰するまで強火で加熱します。湯気が出てきたら、弱火にして10〜15分加熱します。

加熱している間は、蓋を開けないように気を付けましょう。
【7】時間が経ったら蓋を開け、水分が表面に浮いていないか確認しましょう。

蓋を開けると、桜の香りが漂います。
【8】白いりごまを入れて全体をかき混ぜたら、再び蓋をして10分ほど蒸らします。

鍋底に水分が溜まっていた場合は、数分加熱時間を増やしましょう。
【9】粗熱が取れたら、大葉の千切り、すし酢を入れてよく混ぜます。

ご飯を潰すことなく、切るように混ぜると美味しい酢飯に仕上がりますよ。
【10】ラップを大きめに広げ、混ぜた酢飯を置きます。ラップを使って包むようにしながら押して、形を整えます。

鯖のサイズになるように、ラップでご飯のサイズを整えましょう。
【11】長方形に整えた酢飯の上に、炙ったしめ鯖を置きます。

しめ鯖は、炙った皮面を上にすると、見た目が綺麗に仕上がります。
【12】ラップで包み、両サイドをねじるようにして形を整えます。

キャンディの形のようにしっかり包むようにすると、酢飯の形が安定しやすいです。
【13】ラップの上から、食べやすい大きさに切ります。切る際に、下に押してしまうと酢飯が潰れて切りにくいので、ノコギリのように大きく前後に包丁を動かしましょう。

ラップの切れ端が食べる部分に入らないように気を付けましょう。
【14】形が崩れないように気を付けながら、ラップを取り除きます。お好みで、仕上げに桜の花の塩漬けを絞って飾り付けをしたら完成です。

春気分を満喫できる、桜の花のしめ鯖寿司です!
炙ったしめ鯖の香ばしさと、桜の花の香りの酢飯が楽しめる、春らしいメニューです。手軽に作れて、冷めても美味しく食べられるので、慌ただしいキャンプ撤収時のお昼ご飯にもおすすめです。
▼参考記事
炙り料理でいつものキャンプ飯がワンランクアップ!
キャンプでおすすめの炙り料理のレシピを紹介しました。作ってみたいメニューは見つかったでしょうか。
いつものキャンプ飯をワンランクアップさせたい人や、バリエーションを増やしたい人は、ぜひ挑戦してみてくださいね!