みんなが大好きなチーズをたっぷり使ったキャンプ飯レシピ特集。丸ごとチーズを使ってお手軽に作れるチーズフォンデュのレシピ、チーズと相性バツグンのベーコンを合わせたレシピ、がっつり食べ応えのあるチーズ飯レシピをご紹介します。
キャンプで食べたい!チーズフォンデュのレシピ
【1】キャンプでも焦げ付かない!丸ごとカマンベールのチーズフォンデュ
青森生まれ、東京育ちの36歳。地図好きがこうじて世界の郷土料理を出すお店を営む。その後、飲食店のレシピ開発や広告のスタイリング、料理教室などに携わる。『こどもDIY部』で子ども向けの教えない料理教室“タベルノクラス”を開催している。
なんとなくご馳走のイメージのあるチーズフォンデュですが、ヨーロッパでは家庭料理のひとつ。日本でいえばお鍋のような存在です。いろとりどりな具材が並び、華やかな見た目の日本のものに比べ、ヨーロッパではパンやジャガイモだけの素朴なものをよく見かけました。意外で美味しかったのがピクルス!チーズにピクルスの酸味がぴったり。おすすめです。
諸説ありますが、農民が古くなったチーズを溶かし、固くなったパンをつけて食べたのがはじまりだとか。古くなったものを美味しく食べる工夫から出来た料理なんですね。
キャンプでも人気のカマンベールを使ったチーズフォンデュですが、お鍋やホイルにこびりつくと洗い物が大変!牛乳を少し入れるだけで、焦げ付きをおさえられます。それでは作り方です!
材料
カマンベールチーズ ひとつ
牛乳 50~100ccくらい
チーズにつけたいもの好きなだけ
・ソーセージや好きな野菜
・ピクルス
・パンなど
作り方
野菜やパンを一口大にカットする。火の通りにくいものは、先に火を通しておきましょう。ブロッコリーは大さじ1の水と一緒に蒸し焼きにすると美味しいですよ!
【ポイント】
カマンベールチーズを入れたシェラカップに牛乳を注ぐ。チーズの表面が顔を出す程度。
チーズが溶けるまで、蓋をして蒸し焼きにします。
チーズが溶けたら召し上がれ!
牛乳を入れることで、底が焦げにくくなるので洗い物も楽ちんです。大人だけの場合は、白ワインでも美味しいですよ!シェラカップは熱くなるので気を付けてくださいね。
▼参考記事
キャンプでも焦げ付かない!スキレットで「丸ごとカマンベールのチーズフォンデュ」
【2】カレーチーズフォンデュ
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は料理教室の運営や飲食店へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライター としても活動中。2児の母でもあり、子供と海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
材料(3人前)
ピザ用チーズ 100g
牛乳 200cc
カレールー 2かけ
今回は甘口のカレールーにしましたが、お好みで辛いカレールーに変更しても良いです。ピザ用チーズは、モッツァレラチーズや、ブルーチーズ、白カビチーズなどを少量プラスして入れてもリッチな味わいになりますよ。
具材の事前準備
ソースに絡める食材は野菜やソーセージ、パン類などお好みのものを用意してください。今回は人参、ズッキーニ、じゃがいも、ソーセージ、エリンギを用意しました。パンや、ブロッコリー、かぼちゃやミニトマトなどもオススメです。焼いた鶏肉をソースに付けて食べても、豪華な仕上がりになりますよ。
火の入りにくい食材は、あらかじめ茹でておくと現地での作業が少なく、便利です。
カットした食材は、タッパーなどに入れてクーラーボックスに入れ、キャンプ場へ持っていくと良いです。茹でた野菜は、袋に入れて持ち運ぶと、形が崩れてしまう場合があるので注意しましょう。
作り方
アルミ鍋に牛乳、ピザ用チーズ、カレールーを入れて火にかけます。
アルミ鍋を火にかけながら、隣で野菜などの具材にも火を入れます。途中、チーズが焦げ付かないように、スプーンなどでよくかき混ぜながら加熱してください。
チーズとカレールーがよく混ざって、ソース状になったらカレーチーズソースの完成です。隣で焼いた具材に、ソースをたっぷりつけながら召し上がってください。
▼参考記事
直火OKの100均アルミ鍋!カレーチーズフォンデュを作ろう!
【3】チーズフォンデュのアヒージョ
ライターとして活動中。ギアの優れた機能美に惹かれてすっかりアウトドアに夢中に。キャンプでも日常でも活かせるアウトドア用品の使い方を日々模索しています。
スペインの伝統料理、アヒージョ。オリーブオイルで具材を煮るだけのお手軽な作業工程と、お酒にぴったりな味わいから、キャンプでも人気のメニューです。
今回はそんなアヒージョのアレンジレシピとして、チーズフォンデュのアヒージョをご紹介します。カマンベールチーズを丸ごと1個使い、チーズフォンデュも楽しめます。
作り方はとても簡単なので、ぜひお試しあれ。
材料
カマンベールチーズ(ホールタイプ) 1個
にんにく(チューブでも可) 3個
鷹の爪 1本
お好みの具材 (今回はむきエビ100gとピーマン1個)
オリーブオイル 適量(詳細は下記)
塩コショウ 適量
粉末パセリ 少々
食パンかバゲット 好きなだけ
作り方
1.具材を切る
まずは下準備として、アヒージョに入れる具材をカットします。にんにくはみじん切り、鷹の爪は輪切りか手で細かくちぎっておきましょう。鷹の爪の種は基本的には使いませんが、辛いのが好きな方はとっておいて後でオリーブオイルに入れてもいいでしょう。
アヒージョの具材は今回、むきエビとピーマンを使いますが、こちらはどのような食材を使っても問題ありません。
むきエビはホタテやイカ、タコといったシーフードで代用できますし、市販のシーフードミックスをそのまま使うのもOK。野菜はブロッコリー、ニンジン、プチトマトもおすすめです。
本レシピの主役はあくまでカマンベールチーズですので、「チーズフォンデュにしたい」と考えるお好みの材料を、自由にお選びください。
2.カマンベールチーズの下ごしらえ
次はカマンベールチーズの処理をおこないます。今回使用するカマンベールチーズは、カットされていないホールタイプです。カットされているタイプですと、この料理は作れないので要注意です。
カマンベールチーズの包装を外したら、上面部の白い皮を剥がします。薄皮を削ぐように包丁を入れていくと、比較的スムーズに取れますよ。
白い皮が取れて、中身のチーズが見えれば作業は完了です。余った白い皮は、後でオリーブオイルに入れると無駄になりません。
3.オリーブオイルで具材を煮る
材料の準備を終えたら、アヒージョを作っていきます。小さいフライパンかスキレットに、オリーブオイルを注ぎます。分量は、カマンベールチーズの4分の1から3分の1が浸る程度が目安です。
次にみじん切りのにんにくと鷹の爪を入れ、弱火にかけます。オイルが泡立ち、にんにくの香りがしてきたら中火にし、具材を入れましょう。カマンベールチーズを中央に置き、その他の材料はカマンベールチーズを囲うイメージです。
カマンベールチーズは、先ほど皮を剥がした面が上にくるようにしましょう。下にしてしまうと、オイルにチーズが溶けだしてしまい料理そのものが台無しになってしまいます。
食パンやバゲットを一緒に食べるのであれば、このタイミングで焚き火で焙ったりしてトーストするといいでしょう。
また、テーブルに熱い容器を置くための敷板を用意するのもお忘れなく。
4.完成
カマンベールチーズを串や箸でつついて、トロリとしていれば出来上がり。容器ごと敷板の上に乗せて、彩りにパセリを散らせば完成です。
カマンベールチーズはトロトロでありながら、側面に残した皮のおかげでオイルに溶けだすことなく、フォンデュできる状態です。
アヒージョにした具材、チーズ、オイルをすべてパンに乗せて食べると、この上なく贅沢なおつまみになりますよ。
▼参考記事
キャンプのごちそう!「チーズフォンデュのアヒージョ」って簡単で超旨いよ
チーズフォンデュにオススメの道具
スキレット
スキレットとは、鋳造(ちゅうぞう)という方式で作られた、鉄製のフライパン。
持ち手まで全てが、鉄で作られているのが特徴です。
厚い鉄で作られているため、焚き火や炭火のような高温の熱源でも、食材を焦がすことなく、美味しく調理することができます。
▼参考記事
キャンプ初心者必見!スキレットを長く使うための簡単お手入れ方法を紹介!
シェラカップ
シェラカップとは、細いハンドルがついた金属製カップのこと。「シエラクラブ」というアメリカの自然保護団体が、会員証として作った小型のカップが発祥です。耐熱性があるシェラカップは、料理をしたり、焚き火にかけてお湯を沸かしてコーヒーを飲んだりと、多用途に活用できるメリットがあります。
容量は300ml程度で、ソロキャンプでの一人分の調理に最適。大型のサイズや深型のものは、クッカーに分類されることがほとんどです。
フライパンとして使う場合、焦げやすいので注意しましょう。とくにチーズなど焦げ付きやすい素材の調理には、アルミホイルを敷くのもおすすめ。
▼参考記事
シェラカップのおすすめは?マルチに活躍する万能アイテム
100均の使い捨てアルミ鍋
アルミ鍋は、コンビニやスーパーなどで販売されている鍋焼きうどんで使われていることが多いですが、キャンプ料理でも大活躍。キャンプの際には、焦げやすいものを調理するときや、水では洗い流しにくい食材を使った料理、荷物を軽くしたいときなどに便利です。
100均でも、コンパクトなサイズから、大容量のものまで、様々な種類のアルミ鍋が販売されているので、お好みのサイズや形のものを見つけて、ぜひ使ってみてください。
▼参考記事
直火OKの100均アルミ鍋!カレーチーズフォンデュを作ろう!
相性バツグン!チーズ×ベーコンのレシピ
【1】マルゲリータ風ホットサンド
学生時代運動経験ゼロ・病気で精神病院に入院するも筋トレとお料理で立ち直り、現在は料理研究家・パーソナルトレーナーとして活動中。企業やメディアへのレシピ提供を行う傍ら、ボディメイクコンテストにも出場。父方の実家は港町、母方の実家は山に囲まれていて、幼少期には海や山道を走り回っていた。自然の中で本を読むのが趣味だが、最近は料理研究家活動が忙しく、1人でキャンプめしを作って気を紛らわしている。
ピザソースととろけるチーズ、バジルの葉でマルゲリータ風のホットサンドに。
ハーフベーコンとスライスのブラックオリーブを利用するので、作るのも簡単です。
材料(1人分)
食パン 2枚
ピザソース 大さじ2
とろけるチーズ 2枚
ハーフベーコン 2枚
ブラックオリーブ 適量
バジルの葉 3枚
作り方
まずは食パンの片面にピザソースを塗りましょう。
ホットサンドメーカーに食パン、チーズ、ハーフベーコン、バジルの葉、ブラックオリーブの順に乗せて……
チーズとパンで挟みましょう。
ホットサンドメーカーを閉じたら、片面1分半ずつ焼きます。好みの焼き加減になるよう、時間は調節してくださいね。
いい感じにこんがり焼けました!あとは切って盛り付けるだけ。断面が想像どおりになっているかが楽しみです!
ピザソースの赤色、チーズの黄色、バジルの緑色で色鮮やかに。ベーコンのピンクが柔らかな雰囲気を醸し出す一方で、ブラックオリーブがホットサンドの“ツラ”をキュッと引き締めてくれています。
ピザソースとチーズのコクに、ベーコンとブラックオリーブの塩気がアクセントになって食べごたえ十分。そして、バジルのおかげで後味さわやか。
▼参考記事
ジャンクフード派?ヘルシーフード派?キャンプにおすすめのホットサンドレシピ2選
【2】切り餅のお好み焼き
行く先のあてもないバックパッキング、ソロキャンプ、登山が大好物です。とはいえフラフラは出来ず、最近は子供とのキャンプと自宅に並べたギアを眺めての想像の旅に夢中です。千葉の最南端在住。田舎暮らし満喫中。
切り餅を使ったアレンジレシピとして、餅ピザは定番化していると思いますが、餅を使ったお好み焼きも手軽でうまいレシピ。
短時間で調理できる手間を省いた作り方をご紹介します。
材料
切り餅 2個
卵 1個
キャベツ 適量
薬味ねぎ 適量
チーズ 適量
ベーコン 適量
鰹節 適量
お好み焼きソース 適量
マヨネーズ 適量
切り餅と卵以外の材料に関しては、少なくても多くても問題ありません。調理しながら調整してくださいね。
作り方
1.食材をカットし卵を溶いておく
薬味ねぎは小口切りに、キャベツやベーコンは一口大にカットしましょう。
切り餅は3等分に薄くスライスし、薄くスライスしたものをさらに半分にカットします。
つまり、1つの切り餅から6つのスライス餅が切り出されるということです。
卵は溶き卵にしておきましょう。
2.フライパンに食材を並べる
フライパンに薄く油を敷き、スライス餅を並べます。
その上にキャベツ、ベーコンをのせ、溶き卵をまんべんなく回しかけましょう。さらに上からチーズを散らします。
3.蓋をして蒸し焼きにする
蓋をして具材を蒸し焼きにしましょう。蒸し焼きにすることで、お好み焼きをひっくり返す面倒な作業が不要になります。
中火にかけ、蓋をして5分ほどで調理は完了です。
今回は食材にベーコンを使いましたが、豚バラ肉やエビ、イカなどを使った場合、同じ方法では火が通らないことがあります。火が通りにくい食材を使用する場合は、必ずひっくり返して両面を焼くようにしてくださいね。
4.できあがり
ソースとマヨネーズをかけ、薬味ネギと鰹節をトッピングして完成です。
餅とお好み焼きの具材やソースは相性抜群!チーズと餅が絡み合って、うまくないわけがありません!
食材をカットして焼くだけでできる簡単料理です。スキレットとも相性がいい料理ですよ。ぜひキャンプでお試しくださいね。
▼参考記事
お餅の食べ方、マンネリ化してない?絶対にうまい切り餅のキャンプ飯レシピ2選
ボリューム満点!チーズを使った主食レシピ
【1】オイルサーディンとそら豆のカルボナーラ
学生時代運動経験ゼロ・病気で精神病院に入院するも筋トレとお料理で立ち直り、現在は料理研究家・パーソナルトレーナーとして活動中。企業やメディアへのレシピ提供を行う傍ら、ボディメイクコンテストにも出場。父方の実家は港町、母方の実家は山に囲まれていて、幼少期には海や山道を走り回っていた。自然の中で本を読むのが趣味だが、最近は料理研究家活動が忙しく、1人でキャンプ飯を作って気を紛らわしている。
材料(1人分)
パスタ麺 80g
水 1L
塩 小さじ2
オイルサーディン 60g
卵 2個
そら豆(さやつき) 2本(正味量30g)
有塩バター 10g
ピザ用チーズ 20g
★トッピング
粉チーズ 適量
粗挽き黒こしょう 適量
調味料は有塩バターとピザ用チーズのみ。生クリームや牛乳を使わずに、濃厚な口当たりに仕上げます。
なお、そら豆の「正味量」は、さやから出した時の豆の量を指しています。
作り方
まずはクッカーに水、塩を入れて湯を沸かし、パスタ麺を加えてパッケージ表記の時間よりも1分短く茹でましょう。
パスタ麺を茹でている間に、そら豆をさやから取り出します。さやから出したそら豆は鮮度が落ちていくので、できるだけ調理の直前に取り出すのがおすすめです。
また、薄皮をむいて食べることも多いですが、じつは薄皮には食物繊維が豊富。食品ロスを減らすことにもつながるので、今回はそのまま調理します。
続けて、2つの卵をそれぞれ黄身と白身に分けましょう。黄身の場合、1つはパスタ麺に混ぜ、もう1つはトッピングとして使用します。白身は別に利用するのでとっておきましょう。
パスタ麺の茹で上がり時間の2分ほど前になったら、クッカーにそら豆を加え、一緒に茹でます。
パスタ麺もそら豆も、茹でたら水気は切らず、茹で汁ごと置いておきましょう。
フライパンに有塩バターを熱したら……。
パスタ麺、そら豆、さらにオイルサーディンを加えて、なじむまで軽く混ぜ炒めましょう。
茹で汁を切らずに炒めることで、バターとオイルサーディンの油がパスタ麺に絡みやすくなります。
そして、茹で汁はこのあと使うので、捨ててしまわないように!
全体がなじんだら、一度火を止めてピザ用チーズを加えます。このままだとコテコテになって混ざりにくいですが……。
とっておいた茹で汁を加えます。茹で汁を加えることでピザ用チーズが混ぜやすく、滑らかな口当たりに仕上がります。
弱火で加熱し、様子を見ながら茹で汁を加え、チーズが溶けるまで混ぜ炒めましょう。
チーズが溶けたら火を止め、卵黄を加えます。卵黄は加熱し過ぎるとボロボロと固まってしまうので、必ず火を止めてから加えて、余熱で調理するようにしましょう。
卵黄がなじんだら、カルボナーラの調理は完了。
お皿にカルボナーラを盛り付けて卵黄を添え、粉チーズ、粗挽き黒こしょうを散らしたら完成! オイルサーディンのうま味、そら豆のホクホク感、チーズと卵黄のコクで、濃厚な味わいに仕上がっています。
少ない調味料でも、季節の野菜とこってりした味わいを同時に楽しめる、贅沢な一皿を作ることができました。
ちなみに、余った白身は茹で汁に加えて、顆粒コンソメ、粗挽き黒こしょうと合わせてスープに。
さっぱりとした味わいですが、そら豆のうま味に粗挽き黒こしょうのパンチが効いており、キャンプ飯らしい1杯に仕上がりました。食品を無駄にしない工夫は、キャンプ飯を作る上で大切なポイントです。
▼参考記事
濃厚っ!うまっ!オイルサーディンとそら豆の「絶品カルボナーラ」レシピ
【2】辛さと魚介の旨味がやみつき「海鮮辛焼きそば」
埼玉県の田舎在住。保育施設に勤務後、企業へのレシピ提供のほか、料理動画制作・飲食店のメニュー開発に携わる。キャンプ飯を作りたくてキャンプ道具を大人買い。以来キャンプにハマり中。手軽だけどちょっと豪華な、見た目も楽しいキャンプ飯をご紹介します!
辛ラーメンは、本来、麺をスープで煮込んで調理するラーメンです。しかし、このアレンジレシピでは、辛ラーメンを魚介入りの焼きそばに変身させます。
その名も、「海鮮辛焼きそば」。水分量を調整することで、あとひく辛さがクセになる、ピリ辛焼きそばができますよ。もちろん、あの辛ラーメンの麺のもっちり感はそのままです。
また、材料の少なさもポイント。アウトドアでも、包丁なしで手軽に料理を楽しめます!
焼きそばを炒めるときに、スキレットを使うことで、まるで鉄板焼きにしたようなカラッとした仕上がりになります。見た目もおしゃれに仕上がるのが嬉しいですね。
材料(1人分)
辛ラーメン 1袋
シーフードミックス(解凍したもの) 50g
中濃ソース 大さじ1.5
水 150cc
プロセスチーズ 20g
シーフードミックスは、いか・えび・あさりなどが入っているものがおすすめです。
必須ではありませんが、手元にあれば青のりをトッピングすると、より焼きそばらしくなります。
作り方
1.スキレットにお湯を沸かす
水150ccをスキレットに入れ、お湯を沸かします。
火加減の強い焚き火で調理する場合は、早めにお湯が蒸発してしまいます。心配な場合、やや多めに200ml程度の水を入れると良いでしょう。
スキレットの焦げ付きが気になる方は、事前に油(分量外)をスキレットに塗っておきましょう。
2.辛ラーメンの麺を加える
辛ラーメンの麺のみ、お湯の中に加えます。
麺を加えたときに、お湯が麺の高さの1/3程度になるぐらいが理想です。もし、お湯が足りない場合は、上から水を足してください。
麺を入れたら、一度麺をひっくり返して、両面に水分を軽く浸しましょう。
3.麺を蒸し焼きにし、ほぐす
アルミホイルを上からかぶせて、麺を中火で蒸し焼きにします。水分がなくなったタイミングで、アルミホイルを外しましょう。
アルミホイルを外して、水分がなくなっていたら、麺を箸でよくほぐします。
4.シーフードミックスを加えて中火で炒める
解凍したシーフードミックス50gを加えたら、中火で1分ほど炒めます。シーフードの水分を飛ばし、全体がカラッと乾いてくるまで炒め続けましょう。
5.かやくと粉末スープ、ソースで味つけをする
シーフードミックスに火が通ったら、味つけをします。粉末スープとかやくを、それぞれ1/3~1/4袋ほど加え、よく混ぜましょう。中濃ソースを大さじ1.5加え、麺に絡ませながら炒めます。
水分がないため、粉末スープを入れすぎると非常に辛くなります。一気に全部入れてしまわないよう、注意してください。
6.チーズを溶かしたら、完成
麺を炒め終わったら、プロセスチーズ20gをトッピングします。チーズを加えることで、辛さが和らぎ、まろやかな味わいになります。
チーズがとろけたら、海鮮辛焼きそばの完成です!もし持っていれば、お好みで、青のりをふってください。
あまった粉末スープはチゲなどにして楽しんで
使わなかった分の粉末スープやかやくは、チゲスープにアレンジできます。
作り方は、きのこや卵を煮込んだものに、粉末スープを加えるだけ!肌寒くなる夜のおともや、夜食にぴったりです。辛さで体が温まりますよ。
▼参考記事
辛ラーメンの焼きそば?新感覚キャンプ飯「海鮮辛焼きそば」のレシピ
【3】ホットサンドメーカーで作る、絶品本格ふわとろフレンチトースト
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は料理教室の運営や飲食店へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライターとしても活動中。2児の母でもあり、子どもと海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
キャンプの朝ごはんといえば、ホットサンドを作る方も多いのではないでしょうか?表面にできるこんがりとした焼き目が、キャンプ飯の雰囲気を感じさせてくれますよね。
今回ご紹介するのは、焼き上がったホットサンドを切った瞬間に、中からとろとろのチーズが溢れ出す絶品フレンチトーストのレシピです。ベランダにテーブルを出して楽しむベランピングにもオススメのメニューです。
材料(1~2人前)
食パン(6枚切り) 2枚
はちみつ 大さじ1
卵 1個
牛乳 150cc
塩胡椒 少量
ハム 2枚
バター 少量
ピザ用チーズ 50gほど
はちみつがない場合は、メープルシロップや、砂糖に変更しても良いです。
作り方
ボウルに、はちみつ、卵を割り入れて泡立て器でよく混ぜます。
牛乳、塩胡椒を入れてさらに混ぜます。
バットなどにパンを置き、作った卵液を流し込みます。
卵液をパンが全て吸い込むまで、2~3時間ほど待ちます。暑い季節の漬け込み時間は、冷蔵庫などに入れましょう。
ホットサンドメーカーに、バターを薄く塗ります。
フライ返しなどを使って、パンをホットサンドメーカーにのせます。
パンの上に、ハム、チーズをのせます。チーズがパンからはみ出さないように気をつけましょう。
漬け込んだもう一つのパンを上からのせます。
ごく弱火でゆっくりと焼きます。ホットサンドメーカーはしっかり挟み込むためのフックなどが付いていますが、今回はパンにボリュームがあるためフックをせずに焼きます。
両面きつね色に焼き目が付くまで、ホットサンドメーカーの上下を裏返しながら焼きます。このとき、フックをしていないため、パンの位置がずれやすいので気をつけてください。
ホットサンドメーカーがない場合は、フライパンで作ることもできますが、裏返す作業が少し難しくなります。
パンの端の部分と、表面の焼き目はカリッと仕上がり、中はふんわりとした食感が楽しめるフレンチトーストの完成です。ホットサンドメーカーならではの斜めの焼き目もとても綺麗です。
▼参考記事
ベランピングにもオススメ!ふわとろフレンチトースト風ホットサンド
【4】冷やご飯とBBQ残り食材で作るスープリゾット
宮城県仙台市在住の料理家。フードコーディネーターや、学校講師など下積み時代を東京で過ごし、飲食業界に携わること20年以上。現在は料理教室の運営や飲食店へのメニュー提案などをする傍ら、レシピライター としても活動中。2児の母でもあり、子供と海や川、山などアウトドアへ出かけるのが日課。
キャンプの夜にたくさん炊いて残った冷やご飯を、レンジもない野外で美味しく料理するには、どうしたら良いでしょうか?チャーハンやおにぎりにしようと思っても、冷たくなってしまったご飯では、調理するのが難しいですよね。もちろん、炊き立てを美味しいうちに食べ切れれば良いのですが、余った時の活用法も覚えておくと重宝しますよ。
今回ご紹介するスープリゾットは、冷やご飯や、BBQなどで切り過ぎてしまった、残り野菜などを使って作ることができます。身体を温めてくれて、寒い朝に食べたくなるあったかメニューです。ワンバーナーで作れるので、撤収前などの限られた時間の中でも簡単に作ることができます。
材料(4人前)
冷やご飯 200g程
じゃがいも 小2個
玉ねぎ 0.5個
しめじ 1/3株
パプリカ 1/4個
ソーセージ 2本
人参 スライス3枚程
ピザ用チーズ 大さじ2
ブイヨン 小さじ1
塩胡椒 少々
オリーブオイル 小さじ1
お好みで卵 1個
野菜は、基本的に残り物で大丈夫なので、他のものに変更しても良いです。ソーセージなどのメインになる食材があると、味がまとまりやすいのでオススメです。卵は入れなくても美味しくできますが、好きな方は数を増やしても良いです。
作り方
しめじ、玉ねぎ、パプリカ、人参、ソーセージ、じゃがいもをカットします。
鍋を温めて、オリーブオイル、ソーセージを入れて加熱します。ソーセージを先に炒めることで、香ばしさがアップします。
切った野菜を全て入れて炒めます。緑色の野菜や、食感を残したい食材がある場合は、ご飯を入れるタイミングで入れた方が良いのでとっておきましょう。
水(600cc)、ブイヨンを入れて野菜を入れて、野菜が柔らかくなるまで弱火で煮込みます。途中、水分が足らなくなってきたら、水をその都度足しながら煮ます。
野菜が柔らかくなったら、冷やご飯を入れます。
ピザ用チーズを入れて、蓋をします。蓋をすることで、チーズがとろけます。蓋がない場合は、アルミホイルを被せて蓋の代わりにして下さい。
チーズが溶けてきたら、塩胡椒で味を整えて完成です。
お好みで卵を中心に割り入れて、蓋をします。こちらも、ピザ用チーズの時と同様で蓋がない場合は、アルミホイルを被せて代用して下さい。
蓋をしながら加熱し、表面に白い膜が張ったら、卵入りスープリゾットの完成です。
卵を割ると、トロトロの卵が出てきます!
割った卵は、トロトロのスープリゾットと絡めて召し上がって下さい。優しい味わいで、子供から大人まで美味しく食べられます。チーズをとろぉり伸びる様に仕上げたい方は、ピザ用チーズを、モッツァレラチーズに変更すると良いです。