「パタゴニア」が支援する環境団体についての映画を集めた『Granted Film Festival (グランテッド・フィルム・フェスティバル)』が、7月1日(土)よりスタート。パタゴニア京都ストアでの上映会を皮切りに、約1ヶ月かけて全国25箇所にて上映ツアーを行ないます。
今年初めての開催となる『グランテッド・フィルム・フェスティバル』の注目作品は、日本を舞台にした2作品。山口県上関の原発計画をテーマにした物語『シー・オブ・ミラクルズ(奇跡の海)』と、長崎県の石木ダム建設問題を取り上げた『プロテクターズ・オブ・ファイアフライ・リバー(ほたるの川のまもりびと/パタゴニア特別限定版)』です。
上映ツアーのスケジュール詳細、予約方法は、こちらご覧ください。
要予約・無料です。
『Granted Film Festival』上映作品
【作品1】 ハーべスティング・リバティ(自由の収穫)
監督:ダン・マロイ (パタゴニア サーフィン・アンバサダー)
アメリカ
アパラチアの片田舎で、アメリカの土壌で産業用ヘンプの栽培を合法化するために連邦議会と戦う一人の退役軍人を描いた作品。彼の取り組みは、単一の作物にかぎらず、その土地らしさを回復し、家族経営の農家に存続の危機に瀕した生活様式を維持することを目指しています。
【作品2】 ザ・レフュージ(保護区)
監督:カーリル・ハドソン/アレックス・ジャブロンスキー
アメリカ/カナダ
アラスカおよびカナダ北部のグウィッチン族は何百世代にもわたり、その生活の糧を北極圏保護区を移動するカリブーに頼ってきました。その彼らの伝統文化がいま、石油掘削と気候変動の脅威にさらされています。グウィッチン族の2人の女性は彼らの聖地と未来を守るため何十年ものあいだ戦いつづけています。
【作品3】 シー・オブ・ミラクルズ(奇跡の海)
監督:ダン・マロイ(パタゴニア サーフィン・アンバサダー)
日本
パタゴニアの助成先の高島美登里氏をはじめ地元の人びとは、上関原発計画で危機にさらされている生物多様性の豊かな「奇跡の海」を守り、100年後の子供たちにつなぐ活動をしています。『シー・オブ・ミラクルズ(奇跡の海)』で 何が危機にさらされているのかをご覧ください。
【特別作品】 プロテクターズ・オブ・ファイアフライ・リバー
(ほたるの川のまもりびと/パタゴニア特別限定版)
監督:山田英治 (映画監督/脚本家/クリエイティブディレクター/CMプランナー)
日本
長崎県東彼杵郡川棚町川原地区の住民は、川棚川の支流石木川を囲むように、先祖から引き継ぐこの地で自然とともに生活を営んできました。いま、ダム建設によって、その生活が奪われる危機にあります。川原地区の13世帯の住民は計画が持ち上がってから半世紀ものあいだ、計画の見直しをもとめ、ふるさとの自然と暮らしを守る活動がつづいています。
■グランテッド・フィルム・フェスティバル
http://www.patagonia.jp/jp-granted-film-festival.html