バロウバッグ#3の魅力は?2つのモデルとおすすめの寝袋を紹介
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    寝袋・枕

    2023.12.31

    バロウバッグ#3の魅力は?2つのモデルとおすすめの寝袋を紹介

    モンベルの『バロウバッグ#3』は、化繊綿エクセロフトを搭載した高機能の寝袋です。より詳しい特徴を知りたい人に向けて、バロウバッグの種類や二つのモデル、その他おすすめの寝袋を紹介します。3シーズン用の寝袋を探している人は、ぜひチェックしましょう。

    モンベルのバロウバッグ#3の特徴とは?

    モンベルのバロウバッグは、全部で7種類あります。シリーズの特徴や#3の位置付けなどを解説します。

    化繊綿「エクセロフト」を搭載した寝袋

    バロウバッグシリーズの大きな特徴は、中綿に化繊綿である『エクセロフト』を採用していることです。エクセロフトとは太さの異なる三つのポリエステル繊維を混紡することで、高い保温性と耐久性を発揮する素材です。

    最も太い糸は曲げや圧縮に強く、寝袋の形状を保つ役割を果たします。最も細い糸は繊維内のすき間を埋めることで、温かい空気を逃がしません。中間に位置する中太繊維は、両者のサポート役を担います。

    これらの性能により、2,000回以上洗濯機にかけても80%以上のかさ高をキープする耐久性を誇ります。

    中綿の性能を引き出すシームレス構造

    エクセロフトが能力を発揮するためには、寝袋の構造も重要です。バロウバッグは縫い目のないシームレス構造を採用することで、エクセロフトの性能を高い水準で引き出します。

    一般的な縫い目のある寝袋では、縫い目の部分にある中綿はつぶされる格好となります。つぶれた部分は『綿切れ』を起こし、そこから放熱が起こったりコールドスポットが生まれてしまったりするのです。

    そこでバロウバッグでは、縫い目を極限まで減らすことで中綿の切れを防ぎ、保温性を高いレベルで引き上げています。

    バロウバッグは全部で7種類

    バロウバッグは#3やアルパインモデルを含め、対応温度によって全部で以下の7種類に分けられます。

    • EXP.
    • #0
    • #1
    • #2
    • #3
    • #5
    • #7

    数字が小さくなるほど、低い気温に対応していることを表します。EXP.や#0・#1は氷点下の厳しい環境でも使えるモデルです。

    #3は比較的温暖な環境、3シーズンでの使用に向いています。一方で#7は夏の低山や自転車やバイクのツーリングでの使用に適しており、自分が使用する環境によって選べるのが特徴です。

    なお#1から#7までの各モデルには、それぞれ軽量性を重視したアルパインモデルも発売されています。

    バロウバッグ#3のモデルとインナーシーツ

    バロウバッグ#3の通常モデルとアルパインモデル、インナーシーツの特徴を解説します。バロウバッグの購入を検討している人はぜひチェックしましょう。

    シームレス バロウバッグ #3

    バロウバッグ#3は、快適温度5℃と春から秋にかけての3シーズンで使えるモデルです。重量は約933gと軽量性が魅力です。

    エクセロフトが高い保温性を発揮し、肌寒い日でもしっかりと体を温めてくれます。ジッパーを広げることで、同モデルとの連結が可能です。ジッパーの位置は右と左どちらも選べるため、連結を想定している人は左右開きを一つずつ購入しましょう。

    形状は体にフィットするマミー型であるものの、生地と糸ゴムが最大124%伸びることで、就寝中に体を動かすときの窮屈さを軽減しています。ストレッチ性はありつつも、空気が往来するすき間は残さずしっかりと保温性を保ってくれます。

    • 商品名:モンベル「シームレス バロウバッグ #3」
    • 公式サイト:商品はこちら

    シームレス アルパイン バロウバッグ #3

    アルパイン バロウバッグ#3は、バロウバッグ#3の性能はほとんどそのままに、重量約898gとさらなる軽量化に成功したモデルです。トレッキングなど長時間の荷物の持ち運びが伴うシーンにおすすめです。

    バロウバッグ#3との相違点として、連結可能と明記されていない点が挙げられます。また生地の伸縮性も最大114%ですが、それでも一般的な寝袋と比べると高い水準であり、快適性は損なわれません。

    ソロ登山や、より軽量性を重視するシーンには、アルパインモデルがおすすめです。

    • 商品名:モンベル「シームレス アルパイン バロウバッグ #3」
    • 公式サイト:商品はこちら

    シームレス アルパイン バロウバッグ サーマルシーツ

    モンベルの寝袋用のインナーシーツです。バロウバッグと同じくエクセロフトが封入されており、バロウバッグと組み合わせてさらなる保温性を発揮できます。シーツ単体でも使える使い勝手のよさも魅力です。

    インナーとして使うと、寝袋の使用可能温度を約5℃下げられます。バロウバッグ#3を冬に使いたいときは、サーマルシーツを併用すれば快適温度を約0℃にできます。

    重量は約542gと軽量なので、持ち運びの負担にはなりません。収納袋は中身を詰めることで、枕として使用可能です。

    • 商品名:モンベル「シームレス アルパイン バロウバッグ サーマルシーツ」
    • 公式サイト:商品はこちら

    3~4シーズン対応のおすすめの寝袋

    バロウバッグ#3と同じく、3シーズン用の寝袋を探している人におすすめのモデルを二つ紹介します。バロウバッグ#3と比較しながら見ていきましょう。

    イスカ「エアドライト 290」

    フィルパワー(FP)750の高品質ダウンを搭載した寝袋です。快適温度は2℃と初秋まで使えるほか、足元部分を先端に傾斜させ、人体の構造にフィットした作りになっています。

    また、人体の形状に合わせた設計にすることで、空気が立体的に体を包み込む3D構造を採用し、保温効果を高めています。平均重量約560gと軽量なのもポイントです。トレッキングで持ち運ぶときも負担にならないでしょう。

    イスカ
    エアドライト 290

    羽毛量:290g(90/10 750FP 撥水ダウン) サイズ:‎210 x 78 x 12.5 cm 重量:560 g


    ナンガ「AURORA LIGHT 350 DX」

    快適使用温度5℃・下限温度0℃とバロウバッグと同じスペックを持つ寝袋です。ナンガが独自開発した『AURORALIGHT』生地を採用しており、耐水性と軽量性が両立する高い性能を携えています。

    テント内の結露や雨に濡れる心配も少なく、快適に寝られるでしょう。重量は約730gと軽量で、荷物を減らしたい人におすすめです。

    周りの環境に左右されずに就寝したい人は、ぜひ手に取ってみましょう。

    ナンガ
    AURORA LIGHT 350 DX

    収納サイズ:φ13×25cm  総重量:730g


    寝心地重視のおすすめ寝袋

    自宅のような寝心地を重視するなら、マミー型ではなく封筒型の寝袋がおすすめです。モンベルの封筒型のおすすめモデルを二つ紹介します。

    モンベル「ダウンファミリーバッグ #1」

    フィルパワー440のダウンを封入した寝袋です。快適温度は-3℃からと冬でも使える保温性が魅力です。ジッパーを全開にすることで、大きなブランケットとしても使用できます。

    さらに同じモデルを二つ連結して、一つの大きな布団のようにも使えるなど、汎用性が高くなっています。重量は約1,714gと少々重めですが、自宅のような寝心地を重視する人にはおすすめです。

    収納袋は開口部が大きく、さらにベルトで圧縮できるためコンパクトに収納できます。

    • 商品名:モンベル「ダウンファミリーバッグ #1」
    • 公式サイト:商品はこちら

    モンベル「ダウン スリーピングラップ #5」

    フィルパワー800の高い保温性を誇る寝袋です。重量はわずか約346gと驚異の軽量性を誇り、キャンプからトレッキングまでさまざまなシーンで活躍します。

    通常時はブランケットとして使えますが、スリーピングパッドに巻き付けることで寝袋やインナーシーツとしても使えます。収納袋付きで、いざというときに素早く取り出せる勝手のよさが魅力です。

    寝袋の保温性強化に、一つ持っておきたいアイテムといえるでしょう。

      • 商品名:モンベル「ダウン スリーピングラップ #5」
      • 公式サイト:商品はこちら

    まとめ

    モンベルのバロウバッグ#3は独自の化繊綿エクセロフトを搭載しており、高い保温性と軽量性を誇ります。縫い目のないシームレスな構造が素材の長所を引き出しており、寒い日でも快適に寝られるでしょう。

    バロウバッグは使用シーンによって七つの種類に分かれており、自分のキャンプスタイルに合わせて選べるのも魅力の一つです。バロウバッグ#3はシーズンを通して使える汎用性の高いモデルのため、長きにわたって活躍するでしょう。

    化繊綿の保温力を生かし、心地よい眠りを「シームレスバロウバッグ」|モンベル 

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