韓国のアウトドアショップに潜入調査!セレクト、スタイル共にワクワク感だらけ!
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    2023.12.09

    韓国のアウトドアショップに潜入調査!セレクト、スタイル共にワクワク感だらけ!

    日本のみならず、今や台湾、中国、韓国など、アジアは今アウトドアブームです。「アウトドアブームの感覚値はその国のショップに行けば分かる!」ということで、その中でも成熟期ともいわれている韓国のアウトドアショップを調査してきました。
    結論からいってしまうと、何時間滞在しても飽きないようなショップ、そしてアイテムがたくさんあり、自分のお財布が空になる危険性を感じました…。詳細は100%長谷部的視点でレポートしたいと思います。

    韓国のアウトドアショップエリアを散策してみた

    今回訪れたアウトドアショップのひとつは、飲食店街を抜け、衣料品、イベントテントなどの縫製職人や金型類がたくさん販売されている独特なクラフトマン街にありました。近隣の方いわく、少しずつそういった職人系職業の廃業が増えてきているため、近辺にアウトドア系のお店が少しずつできてきているそうです。

    このエリアに最初にできはじめたアウトドア系のお店は登山系だそうで、たしかに老舗ともいうべき登山用品店がたくさんありました。この辺の雰囲気間は、どことなく台湾のアウトドア、登山系ショップエリアとも共通点を感じます。

    ものづくり好きとしては、街自体がワクワクする空気感。

    何に使うかわからないけど、なんか欲しくなる金型たち。

    登山用具店は、まさに質実剛健。店内はかなりニッチな登攀器具まで売られていました。

    店内潜入!韓国ブランドのバックパックも

    ワクワクを抑えきれず、さっそく店内に潜入です。お店の方はとても優しくいろいろ教えて、店内デザインは清潔感とガレージ感のハイブリッドでアウトドア好きの初心者から玄人までを満足させてくれそうな空気感が漂っています。店内散策を早速開始!長谷部的視点で報告していきます。

    ジャパンブランドのセレクトが豊富

    使い勝手がよいプラ系シェラカップやチタン製のクッカーやマグなど「便利系・精密軽量系ギア」に関しては、ジャパンブランドの取り扱いが多数ありました。また、一部バーナーなどの火器系も、ジャパンブランドの商品を取り扱っています。価格は輸入品なのでさすがに日本で購入するよりも少し高めの設定です。

    ヘビーデューティ系とUL系パック

    いわゆるブッシュクラフト系、ソロキャンプ系に便利なヘビーデューティ系のパックとウルトラライト(UL)系のパックが主力商品。パックに関してはアメリカブランドが豊富でした。

    「ハイクorキャンプ」といった、使用用途が明確でとても選びやすいセレクトで、お店の方も「野趣あるアウトドア遊び」と「最先端UL系アウトドア遊び」の人気が高いらしく、それらの視点で選ぶことをオススメしていました。もちろん往年のバックパックスタイルの販売もあり、この辺はオールラウンド的な位置づけでオススメしているようでした。まだ数は少ないですが、韓国ブランドのバックパックもあります。チェックしてみると作りもしっかりしていて申し分ないアイテムでした。

    オールラウンド系パック。内部へのアクセスのしやすさが工夫されているものが多かった。

    ライト・ランタンは日本以上に種類が豊富

    日本でも韓国ブランドのライトを装備している人が増えていますが、実際の韓国でも、ライト・ランタンに強さと遊び心を感じました。定番の四角型LEDはもちろん、それらを使いこなすための三脚などのパーツも豊富。OD缶を使ったスタンド型のガスランタンも目を引きました。

    僕も思わず手を伸ばしたくなりますが、日本で検査を受けていないものもあるため残念ながら我慢…。いろいろ日本にも入ってきて欲しいアイテムがあるジャンルでした。

    自国のブランドも勢いがあり、使い勝手もよさそう

    無造作に陳列されたカトラリー、クッキング用品はソロ系に最適なものも。

    先ほどのライト・ランタンもそうでしたが、まだ日本であまり見られない韓国ブランドのアイテムもたくさんありました。特に個人的に触手が動いたのはカトラリー類で、チタンカトラリーはミリタリー系の形状を活かしたデザインで見た目もかっこよく、さらにクッカーの隙間にもスプーンの先が入る形状だったりと、クラフトマンシップを感じます。

    欲しい!…けど、さすがチタン系といった価格感。大量買いをしたかったのですが1本1,000円近くて手が出せず。

    また、ポーチ系などの小物も豊富で、ついつい使いたくなるアイテムが店舗にはたくさんありました。日本同様ガレージブランド系が増えてきているそうで、このへんの小物も韓国では今後ものすごく楽しみなジャンルではないかと思います。

    今回調査をしてみて、韓国ブランドアイテムのクオリティーやデザイン性、使い勝手の良さを感じただけでなく、商品ラインアップから韓国内のアウトドアスタイルを少し垣間見ることができました。個人的に取り入れたいアイテムも豊富で、まさに韓国はアウトドア天国かもしれません。次回はもう少しゆっくり巡ってアイテムをたくさん入手しようと思います。

    私が書きました!
    アウトドアプロデューサー/ネイチャーインタープリター
    長谷部雅一
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    1977年4月5日生まれ。株式会社ビーコン代表取締役。家族がいるのにもかかわらず、ソロキャンプ、ソロ登山、ソロ旅などなど、お一人様遊びをこよなく愛する風来坊。仕事の範囲は広く、アウトドアに関するプロジェクトの企画・コーディネート・運営の他、研修講師、ネイチャーインタープリター、場作りの仕掛け人も務める。著書『ネイチャーエデュケーション』(ミクニ出版)、『ブッシュクラフト読本 自然を愉しむ基本スキルとノウハウ』(メイツ出版)など多数。その他雑誌連載、テレビやラジオなど、アウトドア、幼児教育を主として多数のメディアにて活躍中。

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