みんながそろって過ごせる週末は、家族で作る料理に挑戦してみませんか?ホットプレートや卓上揚げ鍋を使った、家族全員が参加できる料理のレシピを紹介します。メニューがネタ切れしたときに、参考にしてみましょう。
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家族全員での料理はメリットだらけ!
家族で作る料理は、おいしいだけではなく子育てにもメリットがあります。料理を通して、子どもたちはどのようなことを学ぶのでしょうか?
子どもの食育に役立つ
料理は五感の全てを刺激する経験です。視覚はもちろん、食材の感触、焼けるときの音やにおい、何がどんな味をしているのか、食事を通してダイレクトな知識を得られます。
野菜やお肉が食卓に上がるまでの過程を知ることで、「混ぜて焼いたらどうなるのかな?」「ご飯を作るのって大変なんだな」と、好奇心・感謝の気持ちも育まれるでしょう。
何よりも、わいわいと話しながら手を動かすので、家族のコミュニケーションが活発になります。平日はなかなかゆっくり話ができないという家庭にも、家族での料理はおすすめです。
晩ご飯に合うホットプレートレシピ4選
BE-PAL編集部のキャンプ料理好きスタッフに教えてもらった、ホットプレート1枚でできる晩ご飯にぴったりなレシピを紹介します。全て4人分の材料となるため、鉄板のサイズや人数に合わせて量を調整しましょう。
包まないオムライス
材料(4人分)
- ご飯 600g(約2合)
- 卵 6個
- 牛乳 大さじ3
- ウインナー 10本
- タマネギ 1個
- ピーマン 5個
- ケチャップ 大さじ6
- 塩コショウ 好みの量
- バター 30g
作り方
- タマネギをみじん切り、ピーマンとウインナーを食べやすい大きさに切る
- ボウルで卵を溶き、牛乳・塩コショウを混ぜておく
- ホットプレートに油(分量外)を引いて1を炒め、火が通ったらケチャップと塩コショウで味付けする
- 3にご飯を入れて炒めながらよく混ぜて、中央に丸く寄せておく
- ホットプレートの空いた部分にバターを溶かし、2を流し入れる
- 卵を軽く混ぜながら加熱し、半熟状態になったらケチャップライスの上にのせて、でき上がり
野菜にケチャップを入れた後、よく炒めるのがポイントです。ケチャップをよく加熱すると、酸味が飛んでまろやかな甘さになります。
ニンジン・アスパラガス・シメジなど、野菜やきのこをたくさん入れてもよいでしょう。また、乳幼児や高齢者が食べる場合は、卵にしっかり火を通した方が安心です。
ビーフライス
材料(4人分)
- ご飯 600g(約2合)
- 牛切り落とし肉 400g
- コーンの缶詰 1缶
- 焼肉のタレ 適量
- ニンニク 2片
- 小ネギ 5本
- バター 20g
- 粗挽き黒コショウ 少々
作り方
- 牛切り落とし肉を焼肉のタレに20分ほど漬けておく
- コーンは水を切り、小ネギは小口切りにしておく
- ホットプレートを熱して油(分量外)を引き、140℃で薄くスライスしたニンニクに焼き色が付くまで炒める
- ニンニクを取り出したら、200〜250℃にして中央にご飯を、周りに1の牛肉を敷き詰める
- ご飯の上にコーン・小ネギ・バター・3のニンニクを乗せて、肉に火が通ったら黒コショウをふる
牛肉をたっぷり入れるので、がっつり食べたい人も食べ盛りの子どもも大満足です。ご飯の下にモヤシを敷いてもおいしくなります。ニンニクは、140℃程度の弱火でじっくりと加熱し、香りを油に移すのがポイントです。
コショウは1〜2歳頃から食べられますが、独特の辛みが苦手な子も多いでしょう。子どもがいるときは、お皿に取り分けてから黒コショウをするのがおすすめです。
野菜の肉巻き串
材料(4人分)
- ご飯 300g(約1合)
- 豚バラ薄切り肉 適量
- アスパラガス 8本
- ズッキーニ 1本
- プチトマト 12個
- 塩コショウ 適宜
作り方
- アスパラガスは根元を切り落とし、根元側の皮が硬い部分をピーラーで剥いてラップに包み、電子レンジ500Wで約1分30秒加熱する
- ズッキーニは端を切り落とし、長さを半分にしてから4等分にする
- プチトマトはヘタを取って水洗いし、ご飯はピンポン玉大に丸めておく
- 具材が見えなくなるように、野菜やご飯に肉を引っ張るようにしてきつく巻き付け串に刺す
- 塩コショウをやや多めにふり、ホットプレートで焼いたらでき上がり
しょっぱい肉と野菜のジューシーさが口いっぱいに広がる、野菜嫌いの克服にもおすすめのメニューです。プチトマトやご飯に肉を巻くのは難しいので、大人がサポートしてあげましょう。
肉巻きおにぎりは、しょうゆ・みりん・酒を各大さじ1と砂糖小さじ1をレンチンした、照り焼き風の甘辛タレで味付けするのもおすすめです。
チーズタッカルビ
材料(4人分)
- 鶏もも肉 2枚
- キャベツ 半玉
- タマネギ 1/2個
- ジャガイモ 2個
- ピザ用チーズ 200g
- ごま油 大さじ1
漬けダレ
- 砂糖 大さじ2
- みそ 大さじ2
- しょうゆ 大さじ1
- 鶏ガラスープの素 大さじ1
- トマトケチャップ 大さじ3
- すりおろしニンニク 小さじ2
- すりおろしショウガ 小さじ2
作り方
- 鶏肉を食べやすい大きさに切り、全部合わせた漬けダレに10分ほど漬けておく
- キャベツをざく切りに、ジャガイモは1cm程度の薄切りにし、タマネギは薄くスライスする
- ホットプレートにごま油を引き、1を漬けダレごと、さらに2を入れて、フタをして弱火で10分蒸し焼きにする(ジャガイモに火が通っているか要確認)
- 全体を混ぜ合わせてから具を真ん中で分けて左右に寄せ、空いた部分にチーズを入れて溶かしたらでき上がり
熱々のチーズがとろりと伸びて、甘辛い鶏肉に絡みます。コチュジャンの代わりにみそを使っているので、子どもでもおいしく食べられるでしょう。
辛みがなくてもの足りないときは、取り分けてから一味唐辛子をかけるとパンチの効いた味になります。
ひと手間省ける豪快レシピ2選
ダイナミックな料理は、大人にも子どもにも受けが抜群です。編集部のキャンプ料理好きスタッフに教えてもらった、ホットプレートを使った豪快レシピを紹介します。子どもに人気なだけでなく、手間も省けてよいこと尽くしですよ!
ぎょうざらず
材料(4人分)
- 餃子の皮 60枚
- 豚ひき肉 300g
- ニラ 1束
- 小ネギ 1/2束
- キャベツ 1/2個
- ごま油 小さじ1
- 水 200cc
下味
- すりおろしニンニク 大さじ1
- すりおろしショウガ 大さじ1
- 塩 小さじ1
- しょうゆ 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
作り方
- ニラ・小ネギ・キャベツをみじん切りにして塩(分量外)をふり、20分ほどたったら水気を切る
- 豚ひき肉に下味の材料を全て入れて、粘りが出るまでしっかり混ぜ合わせる
- 2に1を入れて混ぜる
- ホットプレートにごま油を引き、餃子の皮をできるだけ重ならないように敷き詰める
- 4の上に3で作ったタネを広げ、さらに上に餃子の皮をかぶせるように並べる
- ホットプレートに水を足し、フタをして弱火で約5分蒸し焼きにする
- フタを取ってからしばらく加熱し、水分が飛んで皮がカリカリになったらでき上がり
食べるときはヘラなどを使って、好きな分だけ切り分けます。包む必要がないので、すぐに焼いて食べたいときに便利です。
ジャンボハンバーグ
材料(4人分)
- 合いびき肉 500g
- タマネギ 1個
- パン粉 2/3カップ
- 牛乳 1/4カップ
- 卵 1個
- 塩 小さじ1
- コショウ 少々
作り方
- タマネギをみじん切りにしてしんなりするまで炒め、粗熱を取っておく
- 合いびき肉に1とパン粉・牛乳・卵と調味料を入れて、粘りが出るまで混ぜる
- ホットプレートにサラダ油(分量外)を引き、2を真ん中に置いて厚さ約1cmになるまで丸く広げる
- フタをして焼く音が聞こえるまで200℃で加熱した後、180℃で約10分間蒸し焼きにする
- 竹串などを刺して透明な肉汁が出てきたらでき上がり
ハンバーグを1個ずつ形成せずに、一気に焼けるので時短になります。フライパン調理と違って、最後まで温かいまま食べられるのもホットプレートならではの魅力です。
プチトマト・ナス・ピーマン・シメジなど、付け合わせの野菜やきのこも一緒に焼くと彩りがよくなるでしょう。
子どもも作れる簡単レシピ2選
子どもにとって、最初から最後まで自分の手で作ったご飯は、特別おいしく感じるものです。子ども自身が考えながら調理できる、編集部おすすめのレシピを二つ紹介します。
手のひらサイズのピザ
材料
- 餃子の皮 10枚
- 薄切りベーコン 40g
- プチトマト 5個
- ピーマン 1個
- ピザ用チーズ 適宜
- ケチャップ 大さじ2
- すりおろしニンニク 1片
- マヨネーズ 小さじ1
- クレイジーソルト 少々
- コショウ 少々
作り方
- ベーコンは1cm幅に切り、ピーマンは輪切り、プチトマトは半分に切っておく
- ケチャップ・ニンニク・マヨネーズ・クレイジーソルト・コショウを混ぜてピザソースを作る
- 餃子の皮にピザソースを塗り、1とピザ用チーズを乗せる
- ホットプレートに薄くオリーブオイル(分量外)を引き、ピザを並べ、フタをして加熱する
- チーズが溶けたらでき上がり
餃子の皮で作るため、ピザ生地よりも多くの枚数を食べられます。具の組み合わせが楽しいメニューなので、卵のタルタルや残りもののポテトサラダなど、さまざまなものを用意するとよいでしょう。
焼肉手巻きずし
材料(4人分)
- 焼肉用の肉 200g
- 酢飯 600g(約2合)
- 焼き海苔 適宜
- きゅうり 1本
- かいわれ大根 適宜
- 卵焼き 卵3個分
- 焼肉のタレ 適量
作り方
- きゅうりと卵焼きは薄切りや細切りに、かいわれ大根は洗ってから根元を切っておく
- ホットプレートに油(分量外)を引き、おのおの好きな肉を焼く
- 焼き海苔に酢飯と焼肉や好きな具を乗せて、焼肉のタレで食べる
焼き海苔と酢飯の代わりに、サニーレタスにタレに漬けた焼肉を巻くのもおすすめです。小さめの肉とレタスを用意してあげると、食の細い子どもも何度も手巻きにチャレンジできるでしょう。
卓上フライヤーを使ったレシピ2選
揚げるレシピで活躍するのが、卓上フライヤーです。やけどの恐れがあるため、揚げる工程は大人が行うとよいでしょう。編集部おすすめの卓上フライヤーを使ったレシピを紹介します。
串揚げ
材料
- ロースハム 300g
- シイタケ 4個
- ナガイモ 4cm
- タマネギ 1/2個
- オクラ 4本
- レンコン 1本
- ブロッコリー 1/2株
- 市販の天ぷら粉 適宜
作り方
- ハムと野菜を串に刺しやすい形に切っておく
- 天ぷら粉をボウルに入れて、分量通りの水で粉が少し残る程度に混ぜ、カップに移しておく
- 竹串に好きな具を刺して天ぷら粉にくぐらせ、170℃に熱したサラダ油(分量外)で揚げる
野菜をたっぷり用意すれば満足度も高く、栄養バランスも取れます。天ぷら粉を付けるときは、プラスチックカップや縦長のコップが便利です。
オイルフォンデュ
材料
- 牛ヒレ肉 300g
- むきエビ 4尾
- ブロッコリー 1/2株
- カリフラワー 1/2株
- パプリカ 1個
- マッシュルーム 8個
作り方
- 肉と野菜を串に刺しやすい大きさに切っておく
- ブロッコリーとカリフラワーをゆで、少し硬めの状態でザルに上げて、キッチンペーパーで水気をよく切る
- エビは背ワタ処理をし、片栗粉(分量外)をまぶしておく
- 好きな具を竹串に刺しておく
- オリーブオイル(分量外)を170℃に加熱し、4を揚げてでき上がり
衣を付けないためカロリーオフできて、手間もかかりません。塩のみのシンプルな味付けだけではなく、レモン・バジル・ナッツなどでソースのバリエーションを持たせてみましょう。
デザートにおすすめ!スイーツレシピ2選
のんびりと過ごす休日の午後には、家族でスイーツ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。ホットプレートで作れる、編集部おすすめのスイーツレシピを紹介します。
スフレパンケーキ
材料(4人分)
- 薄力粉 60g
- きび砂糖 40g
- 卵 L4個
- ベーキングパウダー 4g
- 牛乳 40g
作り方
- 薄力粉をふるっておく
- 卵を卵黄と卵白に分け、ボウルで卵黄と1とベーキングパウダー・牛乳をよく混ぜる
- 別のボウルで卵白にきび砂糖を加えて、ツノが立つまでしっかりと混ぜる
- 2と3を、メレンゲをつぶさないようにふんわりと混ぜる
- 140℃で熱したホットプレートにサラダ油(分量外)を引き、生地を数回に分けて高さを出しながら乗せる
- 空いている部分にお湯を入れた小さめの耐熱皿を置き、フタをして焼く
- 底に焼き目が付いたら、ヘラを使って優しくひっくり返して同じように焼き、側面も焼けたらでき上がり
メレンゲ作りが、パンケーキをふんわりさせるポイントです。トッピングに粉砂糖や生クリーム、イチゴ・ブルーベリーなどのフルーツを乗せると、見た目も華やかになります。
キャラメルポップコーン
材料
- ポップコーンの素 50g
- サラダ油 大さじ1
- グラニュー糖 300g
- 水 大さじ4
- 生クリーム 300cc
作り方
- ホットプレートを180℃に熱して油を引き、ポップコーンの素を入れる
- はじける音がしなくなったら、いったんポップコーンを取り出しておく
- 油を拭き取ったホットプレートにグラニュー糖と水を入れ、混ぜながら加熱する
- キャラメル色に近くなったら火を止めて、生クリームを数回に分けて入れ混ぜる
- 2をホットプレートに戻し、4をよく絡めてでき上がり
パンパンとはじける音に、子どもは大興奮です。半分はホットプレートの外で塩味にして、甘辛両方の味を作るのも楽しいでしょう。
まとめ
家族で作る料理は、団らんの時間をより温かいものにしてくれるでしょう。子どもの年齢が上がるほど、難しいレシピにも参加できるようになるため、レパートリーがどんどん広がっていきます。
また、家族全員が料理に参加することは、子どもの食育にもよいとされています。テーブルでの料理を毎週末のイベントにすれば、いつまでも笑い声の絶えない家庭になりそうです。
焼きそば・お好み焼きといった定番料理に飽きたら、ホットプレートや卓上フライヤーを使って、少し変わったレシピに挑戦してみてはいかがでしょうか。