2024年大注目の高性能スリーピングバッグをランキング形式でご紹介!
テント泊での“快眠”は、寝袋にかかっているといっても過言ではない。2024年は、独自の進化を遂げている化繊仕様のモデルに注目! 圧倒的なコスパの高さと扱いやすさから、買い足し用にもぴったりだ。
私が選びました!
ライター 山本修二
オートキャンプでメインに使う寝袋としては、ナンガのオーロラライト、モンベルのシームレスダウンハガーといった羽毛の高機能モデルが人気を継続。
その一方で、キャンプスタイルの多様化により、使用する快適温度が異なるモデル、車中泊専用、UL系のソロ旅用など、買い足し需要が増える。
そこで買い足し用としてもメイン用としても魅力的な、3シーズン使えて2万円前後とコスパが高い化繊の中綿を採用したモデルを1~2位に。いずれも独自の素材や細部の作り込みで高い保温性を実現している。保管に気を使わないので、車中泊用に車載しておくのも便利だ。
そのほか、ナンガのスクエアフットのようにマミー型で首元が温かいうえ足元が広く、リラックスした寝心地と保温性を両立したモデルもヒットの予感!
第1位・ダウンに迫る快適な寝心地
スナグパック/ソフティーエリート3 レフトジップ
¥24,200
内側には肌触りが良い生地、外側には防風性・撥水性に優れた生地を採用。中綿の素材は、濡れても保温性を保ちやすい。重量は1.6㎏で、快適使用温度は−5度C。
問い合わせ先:ビッグウイング TEL:06(6167)3005
体格に合わせて、ジッパーで幅を2段階に調整できる。
足もとを折り返してフックで留められるので、小柄な人もぴったりサイズで使える。
胸元には、スマホやライト類を入れるのに便利なポケットも。
最小で長さ26×径22㎝に圧縮できる収納袋付き。
第2位・高い保温性とコスパを両立
イスカ/アルファライト 700X
¥19,800
マイクロライトという軽量な中綿を瓦状に配置。冷えやすい首回りや足元は保温材を強化し、最低使用温度−6度Cを実現した。
問い合わせ先:イスカ TEL:0721(25)4562
ショルダーウォーマーが、温まった空気の流出を防ぐ。
ファスナー内側にあるドラフトチューブで、冷気が入るのをシャットアウトできる。
睡眠時の足の形に沿った逆台形構造で、足もとまでゆったり。
収納ベルトで全長の調整が可能。保温性を高められる。
第3位・ムラコから初のシュラフが登場
ムラコ/ポーラー 750
¥68,200
国際認証を受けたグレーグースダウンを750g使用。ずれの少ないボックスキルト機構など、細部まで丁寧に作られている。快適温度−3度C。
問い合わせ先:シンワ muraco事業部 TEL:04(2997)9468
トレーサビリティの審査を通して保証する、RDS認証ダウンを採用。
左胸の内側には、便利なチェストポケット付き。
首をぐるっと囲むように配置されたネックバッフル。
第4位・首元ポカポカ、足元はラクラク
ナンガ/オーロラ スクエアフット600
¥55,000
アウターにはナンガが誇る防水透湿素材、オーロラライトを使用。足元をボックス型にすることで、リラックスした快適な寝心地に。
問い合わせ先:ナンガ TEL:0749(55)1016
第5位・暖かさと携帯性を備える
モンベル/シームレス ダウンハガー800 #1
¥51,150
ダウンが偏りにくい独自のスパイダーバッフルシステムを採用。保温性、伸縮性、軽さ、コンパクトさなど、欲しい機能を凝縮。
問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス TEL:06(6536)5740
各モデルの収納サイズは……
1~5位(右から左へ)の収納サイズを比較。スナグパックとムラコは、コンプレッションバッグでさらに圧縮できる。
ここからは…全国14のショップスタッフに聞いた2023年のベストヒットランキング!
第1位・スノーピーク/SSシングル
¥6,600
キャンプデビュー用として買いやすい価格が人気。布団感覚で眠れる春夏用で、2枚を連結することもできる。中綿はポリエステル。
問い合わせ先:スノーピーク TEL:0120-010-660
初めてのキャンプにぴったりなシュラフ。収納ケースに入れればクッションに!(石井スポーツヨドバシ横浜店)
第2位・イスカ/エアドライト290
¥33,900
第3位・シートゥサミット/スパークSpⅡ
¥53,570
第4位コールマン/マルチレイヤースリーピングバッグ
¥15,950
第5位ナンガ/オーロラライト350DX
¥41,800
※構成/山本修二 撮影/小倉雄一郎
(BE-PAL 2024年1月号より)