定番からの進化や新シリーズの追加など、既存のアイデアを応用したモデルがたくさん発売。とくにローカットシューズには新製品が多いぞ!
2024年はどのシューズが注目株になる?アウトドアライターが大胆予測!
私が選びました! ライター 高橋庄太郎
夏は北海道、冬は沖縄での野営が大好き。得意な分野は"人力で運べる"登山向けの道具で、著書に『トレッキング実践学』(ADDIX)等。
優れたローカットに加えミッドカットにも注目作が!
アウトドアギアの軽量化の波は、シューズにも及んでいる。素材や構造の工夫による軽量性の追求に加え、ハイ/ミッドカット以上にローカットの新製品が増えているのも、大きな意味ではシューズの軽量化の流れのひとつだと僕は考えている。
実際、ユニークなシューズを選択すると、その大半はローカット。常に斬新なモデルを作り出してくるホカやゼロシューズのみならず、ローバーやキャラバンのような老舗からも優れたローカットが生まれているのが興味深い。自由な発想で生まれるデザイン性も魅力的だ。
とはいえ、今回いちばんの注目は、ミッドカットの新作。僕も長年履いてきたキーンの「ターギー」にとうとう「Ⅳ」が加わるのだ! 歩きやすさやフィット力の高さは定番の「Ⅱ」「Ⅲ」以上で、これは人気が出そう。
第1位・人気シリーズからついに「Ⅳ」が登場!
キーン/ターギーⅣ ミッドウォータープルーフ
¥24,200
同ブランドを代表する「ターギー」シリーズの最新版として「Ⅳ」が追加。アッパーの素材の工夫でフィット感はますます向上し、ラグが深くて滑りにくいアウトソールがとても好印象だ。
問い合わせ先:キーン・ジャパン TEL:03(6804)2715
第2位・老舗ブランドから生まれた新シリーズ
ローバー/シートックス
¥26,400
100年の歴史を誇る登山靴メーカーが開発したトレランシューズ。これは片足250gの最軽量モデルで、反発力が高いプレートやグリップ力に富むアウトソールの力ですばやく行動できる。
問い合わせ先:イワタニ・プリムス TEL:03(6667)0680
第3位・手を出しやすいお値段もうれしい
キャラバン/C1_DL LOW
¥16,830
同社の「C1_02S」は日本を代表する登山靴だが、これはその流れを汲む"軽量ローカット"タイプ。より柔らかな履き心地で気軽な山歩きにぴったりだ。こちらは3月発売予定。
問い合わせ先:キャラバン TEL:03(3944)2331
第4位・足裏のプレートで歩行力を高める
ホカ/スカイラインフロート X
¥27,500
反発性の高い特殊なプレートがミッドソールに入っているだけではなく、かかとのボリュームも相当なもので、弾むような履き心地。通気性のよいアッパーは暑い時期に向く。
問い合わせ先:デッカーズジャパン TEL:0120-710-844
第5位・シンプルを極め、傷みにくいルックス
ゼロシューズ/リッジウェイ メッシュ ロー
¥16,800(予価)
シューズの前後で高さの差がなく、素足のような歩行感。つま先付近は広く、指先感覚も生かせる。アッパーにはステッチがなく、縫い糸が切れて壊れる心配はない。
問い合わせ先:ケンコー社 TEL:06(6374)2788
ここからは…全国14のショップスタッフに聞いた、アウトドアシューズの2023年ランキング!
第1位・スカルパ/ZGトレックGTX
¥35,200
2019年の発売から人気になったモデル。包み込むようなフィット感とレザー主体のアッパーの耐久性が優秀だ。
問い合わせ先:ロストアロー www.lostarrow.co.jp
日帰り登山からテント泊まで◎。安定感を求める人にもマッチします。(アウトドアショップ・ベースキャンプ)
第2位・スポルティバ/トラバース X5 ロー GTX
¥30,600
第3位・サロモン/Xウルトラ4 MID ゴアテックス
¥24,200
第4位・キャラバン/C1-02S
¥20,900
第5位・メレル/モアブ 3 シンセティック ミッド ゴアテックス
¥20,900
(BE-PAL 2024年1月号より)