キャンプの夜にホットワインがイイ理由
ホットワインは体を芯から温めてくれるため、冬のキャンプにおすすめの飲み物です。
ヨーロッパの国々では、寒い季節には欠かせない飲み物としても親しまれています。
一緒に合わせるスパイスや甘みによって、味の変化が楽しめるのも特徴です。作り方はみなさんが想像しているよりも簡単だと思うので、ぜひ挑戦してみてください。
体を温める効果
ワインには、血の巡りを良くして体を温める効果があります。
スパイスと組み合わせ、温かい状態で飲むホットワインは、更に体を温める力がアップするので、寒い季節に好まれる飲み物です。
簡単に作れる
特別なキャンプ道具がなくても作れるホットワイン。
少ない食材でも本格的な仕上がりになるのも嬉しいポイントです。
キャンプには最適な飲み物だと言えるでしょう。
用意するワインは「赤」
今回紹介するホットワインでは、赤ワインを使います。
重めと軽め、どっちが良いか?
赤ワインの重め(フルボディ)と軽め(ライトボディ)、どっちが良いかは特にありません。好みに合わせて選べば良いでしょう。
適度な渋みと、深い味が好みの方はフルボディがおすすめです。癖のあるスパイスとの相性も良いです。
あっさりとした味わいが好きな方は、ライトボディを選んでみましょう。甘みをプラスして飲みたい方はライトボディがおすすめです。
ホットワインにおすすめのスパイスと効能
生姜
加熱した生姜は、体を温める効果が抜群なので冬のお料理にも重宝される食材の一つです。
皮ごと使うことで効果がアップするので、皮は剥かずに使用しましょう。
手軽に持ち運びたい方は、乾燥したパウダーの生姜を用意しても良いでしょう。
シナモン
シナモンも、血行促進効果がある体を温めるスパイスです。
お菓子やパン、料理など幅広く使えるスパイスなので、いつものお料理に一味加えたい時にも活用できます。
ホットワインに入れる際は、スティック状のシナモンがおすすめです。パウダーを利用すると香りが強く出すぎてしまうので、気を付けましょう。
八角
八角もシナモンと同様、パウダーではなくホール状の商品を用意することをおすすめします。
香りが独特な八角ですが、渋めのワインやオレンジなどの柑橘系との相性が良いのが特徴です。
お腹を温めてくれる効果もあるので、こちらも寒い季節にはぴったりのスパイスです。
ホットワインに甘みをプラスするには?
砂糖
まずひとつ目は、砂糖。
すっきりとした甘さに仕上がる白砂糖でも良いですが、きび糖や甜菜糖を利用するとコクがアップするのでおすすめです。
メープルシロップ
華やかな香りが特徴のメープルシロップもおすすめ。
フルーツやジャムを入れた際に合わせると、香りが引き立ちます。
はちみつ
手軽に甘味をプラスでき、赤ワインとの相性も良いのがはちみつです。
溶けやすいので、カップの中に注いで甘味の調整をしたい時にも活躍します。
柑橘系の果物
オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類はワインと相性が良く、サングリアとして作る際にも使われます。
皮をむいたみかんをカットして入れると、爽やかな酸味と甘味が加えられますよ。
みんながやってるホットワインの裏技
「美味しいホットワインを作りたいけど、手軽にできる裏技みたいなものはないのかな……」と考えてしまう方もいらっしゃることでしょう。
ここでは、ホットワインを美味しく作るための裏技を紹介します。
オレンジジュースを使う
フルーツを入れると美味しくなるホットワインですが、フレッシュのフルーツを用意することが難しい場合もありますよね。
そのような場合は、パックのジュースを使用すると手軽に本格的なホットワインを作ることができます。
ジャムを使う
りんご、いちご、マーマレードなど、お好みのジャムを入れることで、味に奥行きのあるホットワインに仕上がります。
おいしい飲み方のコツは「少し寝かせる」こと
スパイスを入れたホットワインの味を馴染ませるには、一晩寝かせるのもおすすめです。
少し多めに作って、数回に分けて楽しむのも良いですね。
BE-PAL編集部おすすめの簡単ホットワインレシピ
材料
- 赤ワイン 400ml
- オレンジジュース 200ml
- シナモンスティック 1本
- 生姜スライス 10gほど
- はちみつ 大さじ1
- りんごジャム 大さじ2
ジャムはお好みの種類に変更し、味の変化を楽んでも良いですね。ベリー系や、マーマレードもおすすめです。
作り方
作り方は非常に簡単。
まず、全ての食材を鍋に入れて中火で加熱します。
そして、沸騰する直前に火を止めれば、ひとまずは完成です。
お好みで、寝かせる時間をおいて、飲む前に再び温めてからカップに注いで飲みましょう。
キャンプでホットワインを作る時の道具とコツ
鍋があればOK
特別なホットワイン用の調理用具は必要ありません。
一般的なキャンプで用意する火と鍋さえあれば作れるのも、ホットワイン作りの嬉しいポイントですね。
火加減のコツ
簡単に作れるホットワインですが、注意したいのが火加減。
沸騰してしまうとアルコール成分が飛んでしまうので、沸騰直前に止めるか、中火でゆっくり加熱するようにしましょう。
アルコールを飛ばして飲みたい方は、1〜3分ほど沸騰させると良いでしょう。
キャンプで簡単に作れて、身体も温まって美味しいホットワイン。冬キャンプのお供に、ぜひご活用ください。