焼き芋を作る方法は様々ありますが、結局どの方法が一番美味しく焼けるのか気になりませんか?
今回は焚き火、ダッチオーブンで石焼き、オーブンレンジ、電子レンジの4つのパターンで実際に焼き芋を作り、比べてみました。
焼き時間にかかった時間や、焼き方のコツについてもご紹介したいします。
キャンプでほくほくの焼き芋を作る方法
ほくほくの焼き芋の作り方
焚き火で焼き芋を作る【焼き時間15~20分】
まずは、キャンプでよく行なわれる焚き火で焼き芋を作る方法です。コツとともに、作り方を紹介します。
直火、熾火の温度は?
まず、焚き火は炎が落ち着いたタイミング、「熾火」の状態にしておきます。
焚き火は炎が燃え上がっているときは約800度C以上になっているので、その状態の直火で焼いてしまうと焼き芋も外側だけ焦げてしまうことが多いです。
炎が落ち着いて熾火の状態になると600〜700度C程度になるので、焼き芋をするのに適した温度になります。
新聞紙とアルミホイルで包む
さつまいもは直焼きせず、新聞紙に包んでから焼いていきます。
新聞紙に包んだら一旦水に浸して、新聞紙をしっかりと濡らします。
濡らしが不足しているとお芋が焦げてしまいやすくなるので、注意しましょう。
アルミホイルでさつまいもを包めば準備は完了です。
焼くときのコツ
同じ場所に置いたままにせず、場所を移動したり、上下を返したりして色々な面を焼きましょう。
串を通し、火が通って入れば完成
取り出したさつまいもは、熱が冷めるまで1〜2分待ちます。軍手を使って、新聞紙とアルミホイルを取り除きます。
串を刺して、スッと中まで刺せたら焼き上がりです。
ほくほくに焼きあがったさつまいもは、格別です!
焚き火で作る方法の焼き時間は、15~20分でした。
ダッチオーブンで石焼き芋を作る【焼き時間30~40分】
続いては、ダッチオーブンで石焼き芋を作る方法です。
下準備
ダッチオーブンで焼き芋を作る場合、さつまいもを直接鍋底に置くと焦げやすいので、石焼き芋用の石を敷きます。
石を置いたら、その上に洗ったさつまいもを置きます。
焼くときのコツ
焚き火の火を起こし、火力が安定したら鍋を置きます。
炭火で焼くときも同様のスタイルで焼きましょう。
20分ほど加熱したら、蓋を開けて上下を返すのが上手く焼くコツです。これを行なうと均等に焼きあがります。
ダッチオーブンで石焼き芋を作るのは焚き火よりも焦げにくく、火力調整も難しくないので焼き芋初心者の方にもおすすめです。
時間をかけてじっくり焼く分、さつまいもの甘みをより感じる仕上がりになります。平均の焼き時間は、30~40分ほどでしょう。
おうちで焼き芋を作るには
野外で焚き火はできないけれど、おうちでも美味しい焼き芋を楽しみたい方は、オーブンレンジを使用する焼き方をご紹介します。
ここからは、おうちで焼き芋を作る方法を2種類紹介します。
おうちでの焼き芋の作り方
オーブンで焼き芋を作る【焼き時間50~60分】
オーブンで焼き芋を作る方法は非常に簡単です。
洗ったさつまいもを、網を乗せた天板に並べて適切な温度設定と時間で焼くだけです。
温度設定と焼き時間
オーブンで焼き芋を作る場合は、160度Cに設定したオーブンで50〜60分焼きましょう。
コツは低めの温度でゆっくり焼くことです。
オーブンに入れてスイッチを押せば焼きあがるので、途中で上下を返す手間もなく誰でも簡単に作ることができます。
電子レンジで焼き芋を作る【焼き時間12~15分】
電子レンジで焼き芋を作るには、まずさつまいもを洗い、水で濡らして絞ったクッキングペーパーで全体を包みます。
そのさつまいもを電子レンジで使用可能な袋(フリーザーバッグなど)に入れて密封します。さつまいもをラップで包んでから袋に入れてもよいでしょう。
そして、適切なW(ワット)数と時間で加熱すればできあがりです。
W数と焼き時間
電子レンジで焼き芋を作る際は、600Wで2分加熱した後、加熱ムラが出やすいので、途中で上下を返しましょう。その後、200Wで10〜13分加熱します。
上記の加熱で柔らかくなりにくかった場合は、串が刺さるまで200Wの加熱時間を追加しましょう。
電子レンジで加熱して作る焼き芋は袋で包んで加熱する特性上、しっとりとした焼き上がりです。
しっとり系の焼き芋がお好きな方におすすめの作り方です。
一番美味しい焼き芋の焼き方は?結果発表!
今回紹介した作り方の中で、筆者が一番甘みを強く感じたのは、焚き火で焼いたさつまいもでした。
皮の香ばしさと、ほくほく感も美味しさのポイントでした。
もちろん好みは人それぞれだと思いますし、完成までの手間も考慮されると思います。
自分にピッタリの作り方をぜひ見つけてみてください!
“どうして焚き火で焼いたお芋は美味しいのか”
結果は予想通り、焚き火で焼いたさつまいもが一番、というものでした。
“どうして焚き火で焼いたお芋は美味しいのか”は、多くの人が感じる疑問ですよね。
もちろん石焼き芋やオーブンレンジで加熱したさつまいもも、甘みが引き立って美味しかったですが、一番のポイントは“香ばしさ”かな、と筆者は思いました。
焚き火で焼いた香ばしさを、味と一緒に感じられると旨味がよりアップする印象でした。
焼き芋で使うアイテムも活用して楽しもう
石焼き芋用の石を入れてダッチオーブンで作る方法は焦げる失敗も少なく、一番安心して作れる方法でした。
はじめての方は「ダッチオーブン」と「石焼き用の石」を用意して、キャンプの焼き芋に臨むのもいいですね。
同時に焚き火も楽しめるので、一石二鳥の焼き方です。
ちなみに熱い焼き芋を掴むための「火ばさみ」や「軍手」も忘れずに準備しましょう。
火傷に気をつけて、ほくほくの美味しい焼き芋を楽しんでみてください。